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 「ロッテントマト」さんのコメント一覧 登録数(2件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]ヒース・レジャー
 死は当然の報いロッテントマト2008-01-24
 
ブロークバックマウンテンという汚らしい映画は道徳に反していました。 神によって禁じられた同性愛を肯定し、
  
 
[002]マトリックス
 誰だって、自分が特別な誰かだと思いたいロッテントマト2007-12-30
 
きみはうだつのあがらぬプログラマである。昼間は大手ソフトウェア会社で、上司に嫌みを言われながらひたすらつまらぬ仕事をこなしている。きみを解放してくれるのは夜、ネット・・・
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きみはうだつのあがらぬプログラマである。昼間は大手ソフトウェア会社で、上司に嫌みを言われながらひたすらつまらぬ仕事をこなしている。きみを解放してくれるのは夜、ネットにつながったときだけだ。ネットでは、きみは別人になれる。日夜ネットを駆けめぐり、かつて伝説を残した天才ハッカーのゆくえを探るとき、きみはまちがいなくネットの王者だ。だが、それも夜が明けるまでのこと。この夜が明けなければいいのに、何度そう思ったことか知れない。だが、ある夜福音が訪れる。ネットの彼方からメッセージが送られてくるのだ。目覚めよ。本当の自分を取り戻せ。きみは世界を救う救世主なのだ……  誰だって、退屈な日常を破ってほしいと思っている。誰だって、自分が特別な「誰か」だと思いたい。それはスポーツマンでもなく、パワー・エリートでもなく、社会の隅でキーボードを叩くしか能のない人間にとってはとりわけ切実な願いだ。かつて華々しく登場したとき、サイバーパンクはまちがいなくそういう人間にとっての希望だった。ネットで人格を拡張すれば、退屈な自分から逃れられるかもしれない。だが、結局のところ救いはなかった。それがネオ=キアヌ・リーヴスの現状である。結局、救いは天の声として降ってくるしかないのだ(未来から猫型ロボットが訪れ、天から鬼娘が降ってくるように)。ネオは新たな自分に目覚め、薬を一服呑んで現実の本当の姿を知る。今は1999年ではない。みなが現実と思っているものは現実ではない。それはマトリックス、コンピュータ・ネットワークの中に浮かぶ幻影なのだ。マトリックスはいかようにも変えることができる。ルールさえ知れば、プログラムを書き換えるなどたやすい。ネオは(きみは)マトリックスの中を自由自在に飛びまわるだろう。つまり、現実を書き換え、真の王者となれるのだ。 『マトリックス』はきわめてシンプルな願望充足物語である。ネットに浸かり、クラブでEを決め、わずかばかりの現実逃避を引き延ばしている者のための(実際、ネオは「若いうちでないと現実変化には対応できない」と警告される。これが「ドント・トラスト・オバー30」のバリエーションでなくてなんだろう)。だが、願いが単純であればあるだけ、それはたやすく悪夢にすり替わる。マトリックスを思いどおりに操れるようになったネオの願いはただひとつ「銃を。銃をたくさんくれ」、そしてサングラスに黒のロングコートという姿でネオはマシンガンを乱射するのだ。  もちろん、この映像はすでにおなじみのものである。1999年4月、コロラド州の高校ではトレンチコートに身をつつんだ高校生が同級生に向かって銃を乱射し、30人以上を死傷させたばかりだ。動機はさまざまに取りざたされているが、ひとつだけはまちがいない。“トレンチコート・マフィア”と名乗った犯人たちにとっては、怯える同級生たちに向かって引き金を引きしぼる瞬間こそが最高だった。それは退屈きわまりない日常を打ちやぶり、誰でもない自分を「誰か」にしてくれる瞬間だったのだ。映画が子供に影響を与えることはない。芸術は人生を模倣しない。だがときに人生と映画は同じ方向を向く。
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