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 「笠勝利」さんのコメント一覧 登録数(43件)rss
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[001]バート・レイノルズ
 2018年9月6日82歳笠勝利2018-09-07
 
初めて東京で観た映画「ロンゲスト・ヤード」。歌舞伎町にあった名画座ミラノで、ダン・オーガスト警部が主演と言うくらいの予備知識しかなったものの、あまりの面白さとカッコ・・・
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初めて東京で観た映画「ロンゲスト・ヤード」。歌舞伎町にあった名画座ミラノで、ダン・オーガスト警部が主演と言うくらいの予備知識しかなったものの、あまりの面白さとカッコ良さに感動する。模擬試験の結果はともかく、バート・レイノルズとロバート・オルドリッチ監督を強く認識する記念すべき上京となった。大好きな「サイレント・ムービー」のゲスト出演や「トランザム7000」「ラフ・カット」「キャノンボール」を経て、演出も務めた「シャーキーズ・マシーン」がまた素晴らしい。B級アクションではあるものの、見事なほど一級のエンターテインメントに仕上がっている。レイチェル・ウォードは美しく、ヘンリー・シルヴァは怪演無比だった。「シティヒート」ではクリント・イーストウッドと夢の共演。「ブギーナイツ」も印象深かったが、個人的には「ドリヴン」がラストとなって、チト寂しい。合掌。
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[002]SUNNY 強い気持ち・強い愛
 ぼくたちの失敗笠勝利2018-09-07
 
広瀬すずのキレぶりが凄い。笑える。宮崎あおいや二階堂ふみを彷彿させる山本舞香の存在感。ラストの池田エライザもいい。オリジナルの韓国映画は未見でリメイクするほどの作品・・・
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広瀬すずのキレぶりが凄い。笑える。宮崎あおいや二階堂ふみを彷彿させる山本舞香の存在感。ラストの池田エライザもいい。オリジナルの韓国映画は未見でリメイクするほどの作品だったかは不明だが、90年代後半の日本に舞台を移して描くことが大きな目的だったのだろう。『あの頃』を懐かしむには音楽以外になじみがなくて困った。ストーリーも、なあ…。森田童子に合掌。
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[003]グリース
 ポマードのお友達笠勝利2018-08-24
 
能天気な内容でも、古き良き時代の心地良さに満ち溢れたミュージカル作品。 公開から40年を経ても記憶にしっかり刻まれている名曲の数々がたまらない。特にジャージー・ボーイ・・・
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能天気な内容でも、古き良き時代の心地良さに満ち溢れたミュージカル作品。 公開から40年を経ても記憶にしっかり刻まれている名曲の数々がたまらない。特にジャージー・ボーイのフランキー・ヴァリが歌うタイトル・ソング最高。冒頭の「慕情」には笑った。浮き沈みの多い人生を歩むトラボルタが本作では眩しいほどに輝いている。「カントリー・ロード」「そよ風の誘惑」「ジョリーン」に「オリビアを聴きながら」も好きだったニュートン=ジョン。「ザナドゥ」も観に行ったが、併映の「ある日どこかで」にえらく感動したっけ。そう言えば二人が再共演した「セカンド・チャンス」も歌は良かった。30台半ばで高校生役を演じたストッカード・チャニングは「スーパーカー・フェラーリ/青春の暴走」が秀逸。ディディ・コーンは恋するデビー「マイ・ソング」でヒロインを務め、ダイナ・マノフは短い出演ながら「普通の人々」で強い印象を残した。 『あの頃』観ていた映画の顔なじみ。懐かしさに胸がつまる。
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[004]センセイ君主
 君の牛丼をたべたい笠勝利2018-08-20
 
壊れても可憐!浜辺美波。膵臓の監督と再びタッグを組んで全く異世界のキャラクターを演じている。これを観たいとは思わないが、縦横無尽のキレぶりにはただただ頭が下がるばか・・・
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壊れても可憐!浜辺美波。膵臓の監督と再びタッグを組んで全く異世界のキャラクターを演じている。これを観たいとは思わないが、縦横無尽のキレぶりにはただただ頭が下がるばかり。凄い。それにしても…なぁ。矢本川栄のうまさが際立ち、膵臓つながりか、北川景子のゲスト出演に苦笑。ろ、ロッキーってさ。
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[005]恋は雨上がりのように
 天使の誘惑笠勝利2018-07-04
 
眉月じゅん原作の人気コミックは未読。うだつの上がらない45歳バツイチのおじさんに、キリッと眉目秀麗な17歳の女子高生が恋をする。『なぜ!?』がまとわりつくが、そのキッカケ・・・
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眉月じゅん原作の人気コミックは未読。うだつの上がらない45歳バツイチのおじさんに、キリッと眉目秀麗な17歳の女子高生が恋をする。『なぜ!?』がまとわりつくが、そのキッカケがいまひとつわからない。怪我で好きな陸上から遠ざかった一時の気の迷いではなさそう。恋の意味さえ知らずにいたからだろうか。ところが、ヒロインが雨の中で告白をしてからは二人とその周辺が俄然面白くなる。小説家に未練を捨てきれない男と目標を失って漂う少女の再生が控えめに綴られて、ラストまで心地良い。小松菜奈の存在感は圧倒的。可愛い女の子に迫られてアタフタする大泉洋も自然で悪くない。朝ドラで見た若手俳優たちも好演。二階堂ふみを彷彿する目力の女の子は誰だ。続きが観たい。
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[006]50回目のファーストキス
 新しい朝これからの僕笠勝利2018-07-04
 
祝・興行収入10億円突破。ハワイ観光もできる。中盤までは、ふざけ過ぎ、と言うか、作り手の思惑に全くついて行けず、笑えないし、やるせなく疲れる。それでも後半になると、山・・・
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祝・興行収入10億円突破。ハワイ観光もできる。中盤までは、ふざけ過ぎ、と言うか、作り手の思惑に全くついて行けず、笑えないし、やるせなく疲れる。それでも後半になると、山田・長澤コンビの好演にも支えられ、きちんと盛り上がるから不思議だ。特にラストのサプライズはうまい。ドリュー・バリモア主演のオリジナル作品はどうなのだろう。
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[007]グレイテスト・ショーマン
 地上最大のショウ笠勝利2018-03-15
 
冒頭から引き込まれて、アッと言う間の105分。パワフルで心に響く楽曲の数々が見事なダンス・パフォーマンスと相まって極上のミュージカルに仕上がっている。面白かった。楽し・・・
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冒頭から引き込まれて、アッと言う間の105分。パワフルで心に響く楽曲の数々が見事なダンス・パフォーマンスと相まって極上のミュージカルに仕上がっている。面白かった。楽しかった。ヒュー・ジャックマンが素晴らしい。ミシェル・ウィリアムズにびっくり。ゼンデイヤって何者だ。実在の人物をモデルにしているとは言え、物語とその展開にはデジャヴを覚えた。「シェイプ・オブ・ウォーター」もそうだったが、『今』の衣をまとった古き良きハリウッド映画の印象。誰かを誘ってまた観たくなる。全米興行が粘り腰の好成績と言うのも宜なるかな。でも白樺の役は可哀そうだよ。
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[008]リバーズ・エッジ
 第68回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞笠勝利2018-03-01
 
物語をおよそ四半世紀前に設定しているのは原作を忠実に映画化してのことだろうが、未読ゆえにか何が何だかさっぱり。それでも二階堂ふみの体当たり演技には脱帽する。また、う・・・
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物語をおよそ四半世紀前に設定しているのは原作を忠実に映画化してのことだろうが、未読ゆえにか何が何だかさっぱり。それでも二階堂ふみの体当たり演技には脱帽する。また、うまいとは言えないがモデルの女の子は印象深い。TVCM のダサさには笑った。
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[009]巫女っちゃけん。
 宮地嶽神社笠勝利2018-02-08
 
巫女姿に騙されているわけではない、と思うが、広瀬アリスが素晴らしい。本作ではともすると邪魔になるはずの美形ぶりが全く気にならない存在感。微妙な博多弁がまた可愛い。「・・・
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巫女姿に騙されているわけではない、と思うが、広瀬アリスが素晴らしい。本作ではともすると邪魔になるはずの美形ぶりが全く気にならない存在感。微妙な博多弁がまた可愛い。「サンダーバード」のブレインズを彷彿させるおでこの少年も味がある。舞台となる神社の全面協力も楽しかった。それだけに、話の行方や詰めが曖昧模糊として何かもったいない印象。残念だな。
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[010]祈りの幕が下りる時
 マザコン明治座剣道時代笠勝利2018-01-31
 
原作よりは面白かった。TVドラマも前作も未見だが、阿部寛の加賀恭一郎が適役に感じたせいだろうか。松嶋菜々子も悪くない。それでも全ての事件に消化不良のような印象が拭え・・・
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原作よりは面白かった。TVドラマも前作も未見だが、阿部寛の加賀恭一郎が適役に感じたせいだろうか。松嶋菜々子も悪くない。それでも全ての事件に消化不良のような印象が拭えず、極めつけの真相は無理やり過ぎる。映像化でもスルーできなかった。CG処理を施した若年メイクも薄気味悪い。博美の少女時代を演じた桜田ひよりには泣かされた。そして…さらば、新参者。
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[011]散歩する侵略者
 狙われた街より愛をこめて笠勝利2017-11-13
 
冒頭の不穏な導入にはゾクゾクしたが、如何せん原作となった前川知大演出の舞台が素晴らし過ぎて、黒沢清監督をしてもハードルが高かった印象。2時間余り観客の集中力を途切れ・・・
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冒頭の不穏な導入にはゾクゾクしたが、如何せん原作となった前川知大演出の舞台が素晴らし過ぎて、黒沢清監督をしてもハードルが高かった印象。2時間余り観客の集中力を途切れさせない一幕ものは、愛おしいラストに涙腺が緩む。だから本作で最後に加えられた説明エピソードは、スクリーンとステージの違いを意識したようなスケール感の強調や派手なアクション・シーン以上に蛇足に思えた。長澤まさみは好演。
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[012]奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
 ネコ特集笠勝利2017-10-05
 
エロティックで愛らしい水原希子にめまいを感じ、安藤サクラのテンションMAXの怪演に言葉を失った。凄い。それだけでも観る価値はあった。でもやっぱり猫より犬が好きだな。
  
 
[013]エル ELLE
 エラ、エル、エロ。笠勝利2017-09-11
 
「ロボコップ」「トータル・リコール」「氷の微笑」「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」「ブラックブック」、そして本作と、いつの間にか観ているポール・ヴァー・・・
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「ロボコップ」「トータル・リコール」「氷の微笑」「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」「ブラックブック」、そして本作と、いつの間にか観ているポール・ヴァーホーヴェン印。「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」では本人を拝顔もした。下品なオブラートに包んだエログロバイオレンスに、臭いものを匂うような感覚で惹かれているのかもしれない。やれやれ。それにしても「天国の門」が素晴らしかったイザベル・ユペールをこんなことにしちゃって…
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[014]ワンダーウーマン
 ツァハル教官笠勝利2017-09-08
 【ネタバレ注意】
「ワイルド・スピード EURO MISSION」で愛する人のためその身を犠牲にしたジゼルがワンダーウーマンとなって痛快に大暴れ。しかし、デイビッド・シューリスの軍神ア・・・
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「ワイルド・スピード EURO MISSION」で愛する人のためその身を犠牲にしたジゼルがワンダーウーマンとなって痛快に大暴れ。しかし、デイビッド・シューリスの軍神アレスは凶悪最強のイメージにほど遠く、地味過ぎて笑ってしまった。だから続編では是非ジェイソン・ステイサムに敵役をお願いしたい。 シャーリーズ・セロンにオスカーをもたらした「モンスター」から何と14年ぶり。出産や育児があったためだろうが、本作がパティ・ジェンキンス監督の長編映画2作目とは驚く。しかも問題作から娯楽作への変転。ハリウッドは懐が深いし、それに応える才能も凄い。
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[015]君の膵臓をたべたい
 筥崎宮前の巨大屋台笠勝利2017-08-21
 
原作の改変は観客を呼べるキャスティングを意識してのことだろう。微妙な印象が最後まで拭えなかったが、若い二人が好演していただけにもったいない。浜辺美波の存在感は嘘っぽ・・・
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原作の改変は観客を呼べるキャスティングを意識してのことだろう。微妙な印象が最後まで拭えなかったが、若い二人が好演していただけにもったいない。浜辺美波の存在感は嘘っぽいキャラクターを忘れさせる魅力にあふれていた。物語のキモになる男の子の涙はフライング気味だが、これはこれで悪くない。そして『美味しいラーメンとホルモンを食べる』ために「花山」を選んだのはお見事。シビレじゃなくシロだけどね。
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[016]すばらしき映画音楽たち
 モンティ・ノーマン笠勝利2017-08-10
 
「ファンタジア」でベートーヴェンの「田園」を、「ベニスに死す」でマーラーの5番を知った。「冒険者たち」はタイトルを見るだけでレティシアのテーマが思い浮かんで切ない。・・・
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「ファンタジア」でベートーヴェンの「田園」を、「ベニスに死す」でマーラーの5番を知った。「冒険者たち」はタイトルを見るだけでレティシアのテーマが思い浮かんで切ない。ドン・エリスのトランペットが鳥肌たつほどゾクゾクする「フレンチ・コネクション」。ジョルジュ・ドルリューの「アメリカの夜」はクレーンカメラ以上の高揚感にあふれる。「冬の華」ではクロード・チアリのギターが健さんの哀愁をさらに深めていた。音楽も担当したジョン・カーペンターの「ニューヨーク1997」はクールなリフレインが憎い。映画がどんどん好きになっていく時期に映画音楽はそれを間違いなく加速させた。本作はそんな懐かしくもある思いに寄り添って胸を熱くしてくれる。
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[017]デ・パルマ
 OBSESSION笠勝利2017-08-02
 
ブライアン・デ・パルマ監督が学生時代に制作した短編から12年公開の「パッション」まで全作品を語る。上映時間110分喋りっ放し。しかし、自作はもちろん、「めまい」「北北西・・・
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ブライアン・デ・パルマ監督が学生時代に制作した短編から12年公開の「パッション」まで全作品を語る。上映時間110分喋りっ放し。しかし、自作はもちろん、「めまい」「北北西に進路を取れ」「サイコ」に「フレンチ・コネクション」「タクシードライバー」、TV「スパイ大作戦」やブルース・スプリングスティーンのミュージック・ビデオなど、関わり深い作品のショットやスチールが随所に挿入されて飽きることがない。レイア姫のオーディションに臨むエイミー・アーヴィングの貴重な映像もある。 デ・パルマ映画と言えば、勝手に名付けた『リー三部作』が大好きだった。映画館で他の観客と一緒にのけぞった「キャリー」のラスト。「愛のメモリー」は卒論の冒頭に引用させてもらう。「フューリー」の音楽は重厚感あふれて風格さえ漂う素晴らしさだが、手掛けたジョン・ウィリアムズに名曲話題曲が多いせいかほとんど無視されて悔しい。蠱惑的でスタイリッシュ、時に下品でグロテスクな演出スタイルにゾッコンだった。そして「殺しのドレス」でノツクアウト。あの頃が何とも懐かしい。本作を観ればその新作への渇望が進むこと間違いないだろう。 四半世紀ほど前に銀座のレコード店で“BLOW OUT”のレーザーディスクを探していた大男。日本でのタイトルが「ミッドナイトクロス」であることを教えてあげたが、今思えばクエンティン・タランティーノだった。
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[018]22年目の告白-私が殺人犯です-
 22年目の黒白笠勝利2017-07-10
 【ネタバレ注意】
ひとつの秀逸なアイデアを軸に物語を紡いでみたら編み目を誤ってしまった、そんな印象。前半部こそテンポ良く展開するものの、中盤で主人公が種明かしを始めるあたりからご都合・・・
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ひとつの秀逸なアイデアを軸に物語を紡いでみたら編み目を誤ってしまった、そんな印象。前半部こそテンポ良く展開するものの、中盤で主人公が種明かしを始めるあたりからご都合主義が幅を利かせる。だから東京タワーや地図、婚約指輪といった布石が唐突で驚きは薄い。ネタバレを助長さえしてしまった。そもそもなせ22年前のその時だけ残虐な殺人が繰り返されたのだろう。露見を恐れて幾年月も犯行を留まることができたのならば、その動機を犯人の心的外傷にのみ委ねることは矛盾するように思えてならない。クライマックスの対決シーンも明らかに肩透かし。演出の責任でもあるだろうが、俳優陣の演技に巧拙の差が目立つ。夏帆はいいな。わずかな出演ながら「終の信託」や「恋人たち」での記憶が残る黒田大輔がちょっと瘦せていた。
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[019]セールスマン
 行商人の死笠勝利2017-06-27
 
アスカー・ファルハディ監督は、伝統的な因習や価値観とグローバル化した現代のライフスタイルが交錯するイラン社会で、頑迷に通底する男性中心・女性抑圧の社会規範を本作でも・・・
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アスカー・ファルハディ監督は、伝統的な因習や価値観とグローバル化した現代のライフスタイルが交錯するイラン社会で、頑迷に通底する男性中心・女性抑圧の社会規範を本作でもあぶり出す。それが物語を闇へと導き、全編に緊張感と閉塞感がまとって息苦しい。恥をすすぎ、名誉を回復しようと躍起になる主人公だが、当の被害者たるその妻は置き去りにされている。そして予測しなかった悲劇。老人の死は家族への露見を恐れたことが誘因で間違いない。観る者までが被る屈辱のバーチャル。だから、結局最後まで顔を見せない女が自分と子供を路頭に迷わせた男たちへ遂げる復讐譚でもあるのだ。「別離」に続く傑作である。
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[020]怪物はささやく
 真実を話せ!笠勝利2017-06-20
 
早世した児童文学の偉才シヴォーン・ダウドの遺志を継いでパトリック・ネスが書き上げた原作がまず素晴らしい。映画化にあたってはネスが脚本も担当。しかもイラストレーターの・・・
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早世した児童文学の偉才シヴォーン・ダウドの遺志を継いでパトリック・ネスが書き上げた原作がまず素晴らしい。映画化にあたってはネスが脚本も担当。しかもイラストレーターのジム・ケイも参画して、原作がまとう独特の雰囲気を映像にもしっかり漂わせている。幼なじみのリリーのエピソードが削られたことで三つ目の物語がやや希薄になった印象が否めないが、逆に付け加えられた母さんの部屋でのラストが何とも泣かせる。フェリシティ・ジョーンズ、シガーニー・ウィーバー、そしてコナー役の男の子それぞれ好演。思い出すと目が潤む一本になってしまった。
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[021]逆行
 内陸国にある島からの逃避行笠勝利2017-04-10
 
鬱々としてやりきれない物語の展開。重量級の絶望感が味わえる。それでも映画館を出れば晴れやかな気分。うまいっ。
  
 
[022]パッセンジャー
 アンディ・ガルシアの髭笠勝利2017-03-27
 【ネタバレ注意】
結果オーライとご都合主義に救われる、サイテー男と被害女性のやるせない恋愛物語。SFは薄い衣でしかない。アーサー王とは逆に、二人の心を癒すためにローレンス・フィッシュ・・・
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結果オーライとご都合主義に救われる、サイテー男と被害女性のやるせない恋愛物語。SFは薄い衣でしかない。アーサー王とは逆に、二人の心を癒すためにローレンス・フィッシュバーンは目覚め、アヴァロンで永い眠りにつく。『訳』とはそう言うことだ。それにしても、ジェニファー・ローレンスは怒らせるといつでもかなり怖い。腹話術人形そっくりのマイケル・シーンには笑った。
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[023]キセキ -あの日のソビト-
 A5ランクの味はしない笠勝利2017-02-08
 
GReeeeNの音楽は好きだし、キャストも悪くない。渋谷の映画館は久々にいっぱいで、それがまた心地良かった。しかし、残念な作品。実話をベースにしているはずだが、全て・・・
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GReeeeNの音楽は好きだし、キャストも悪くない。渋谷の映画館は久々にいっぱいで、それがまた心地良かった。しかし、残念な作品。実話をベースにしているはずだが、全てがフィクションにしか感じられず閉口した。しかも起承はあっても転結のないエピソードをザックリ並べただけの印象。主人公の葛藤はきちんと解消されないまま物語は進み、家族の絆は見え透いた展開であっけなく取り戻される。だから、名曲「キセキ」が導くクライマックスも感動とは無縁だった。主演陣は頑張っているし、若い観客が多い映画だけに、もったいない。
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[024]マグニフィセント・セブン
 トランプのマジックには気をつけよう笠勝利2017-02-07
 
「七人の侍」の翻案「荒野の七人」をリメイク。ハードルは高かったはずだ。それだけに物語の行方は誰もが承知を前提にして、凄腕集めや村の協力、敵を迎え撃つ準備のくだりを極・・・
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「七人の侍」の翻案「荒野の七人」をリメイク。ハードルは高かったはずだ。それだけに物語の行方は誰もが承知を前提にして、凄腕集めや村の協力、敵を迎え撃つ準備のくだりを極力シュリンクし、多勢に無勢の逆転劇を一気に観せてくれる。だから133分がアッと言う間だった。しかも、主演のデンゼル・ワシントンこそ若干比重はあるものの、七人のキャラクターをバランス良く魅力的に描いてお見事。悪役やらせれば間違いなしのピーター・サースガードもさすがにうまい。久しぶりに頭を空にして楽しめた娯楽西部劇。エルマー・バースタインの懐かしきテーマ曲とウォルター・ミリッシュのクレジットがまた嬉しかった。「48時間」「コマンドー」「エイリアン2」など、初期の音楽はウェスタンチックだったジェームズ・ホーナーのご冥福をお祈りしたい。 それにしても、黒人がリーダーで、先住民族、メキシコ人、アイルランド移民にアジア人…さらに生存者を見ればなお、今なら大統領令で上映禁止にされていたかも。
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[025]アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
 2016年1月14日69歳笠勝利2017-01-13
 
早くも一周忌が訪れるアラン・リックマン。何より「ダイ・ハード」の冷酷で残忍な悪役ぶりが印象深い。甘く低い独特の声がまた魅力的だった。その姿を最後に見せる本作。貫禄十・・・
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早くも一周忌が訪れるアラン・リックマン。何より「ダイ・ハード」の冷酷で残忍な悪役ぶりが印象深い。甘く低い独特の声がまた魅力的だった。その姿を最後に見せる本作。貫禄十分の演技はさすがだ。しかしアナベル人形が…合掌。
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[026]人魚姫
 アジア歴代興行収入No.1笠勝利2017-01-12
 
14億人に迫る中国で大当たりしたからこそだろうか。何が面白くて観客が押しかけたのか理解に苦しむ。生け捕りではなく皆殺しにする意味も不明。むやみに残虐でグロテスクなシー・・・
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14億人に迫る中国で大当たりしたからこそだろうか。何が面白くて観客が押しかけたのか理解に苦しむ。生け捕りではなく皆殺しにする意味も不明。むやみに残虐でグロテスクなシーンもいただけない。でもまぁ、鑑賞後の食事は蛸とチキンと雲丹にした。
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[027]ドント・ブリーズ
 てんとう虫の惨場笠勝利2016-12-19
 
不快な緊張を底なしに強いる88分間。観終わっての疲労困憊が半端ない。正しい登場人物の不在が感情移入を右往左往させて不毛な結末しか見えず、逆流性食道炎のような嫌な苦みが・・・
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不快な緊張を底なしに強いる88分間。観終わっての疲労困憊が半端ない。正しい登場人物の不在が感情移入を右往左往させて不毛な結末しか見えず、逆流性食道炎のような嫌な苦みが後味となる。それにしてもアンブレイカブルなブラインドマンの凄さは圧倒的。続編もありそうだが、正直遠慮したい。
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[028]ホドロフスキーの虹泥棒
 天国の門に通じる虹笠勝利2016-12-06
 
「エル・トポ」で熱狂的な信奉者を生んだアレハンドロ・ホドロフスキー監督の驚愕大作。26年を経てようやくの日本公開、が頷ける。主人公が住まう地下下水道をはじめ、市場や遊・・・
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「エル・トポ」で熱狂的な信奉者を生んだアレハンドロ・ホドロフスキー監督の驚愕大作。26年を経てようやくの日本公開、が頷ける。主人公が住まう地下下水道をはじめ、市場や遊園地、駅舎といった大掛かりなセットと派手なモブ・シーン。そしてクライマックスの大洪水パニックが凄い。「アラビアのロレンス」では灼熱の砂漠で出会うピーター・オトゥールとオマー・シャリフをずぶ濡れにしてこれでもかの水責め地獄。ドラキュラ伯爵にして黄金銃を持つ男クリストファー・リーは短い出番ながら酒池肉林に溺れさせる。贅沢なキャストと製作費。しかし、退屈なほどストーリーが薄い。億万長者の相続人と目される男を養い続けた泥棒の5年間。それだけだ。その上に、難解で前衛的、衝撃的、不条理、神秘主義などと評されるそれまでのキャリアと一線を画して大衆性を目指したためか、何とも面映ゆい中途半端な印象が否めず、所々に『らしさ』を見せてもホドロフスキー映画としての醍醐味は雲散してしまった。当時は日本同様に米国での公開もなく欧州数ヶ国に留まったと聞く。プロデューサーは莫大な負債を抱えて震え上がったに違いない。それでも、全編出ずっぱりのドクトル・ジバゴは熱演で必見。
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[029]ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
 B・ウィリスでもW・ハートでもなく笠勝利2016-12-02
 
原作ファンにとってトム・クルーズのジャック・リーチャーは容姿容貌の乖離甚だしく、楽しめこそしたものの「アウトロー」は正直複雑な気分だった。ところがこの2作目を観るか・・・
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原作ファンにとってトム・クルーズのジャック・リーチャーは容姿容貌の乖離甚だしく、楽しめこそしたものの「アウトロー」は正直複雑な気分だった。ところがこの2作目を観るかぎり、トム・クルーズの原作に対する理解と愛情が並々ならないものだとわかる。既読の中ではシリーズ中最も不満に感じた凶悪で強力な敵役の不在。冷静沈着な主人公が時に情無用で冷酷な表情を見せるだけに、弱い者いじめではダメなのだ。だから『ザ・ハンター』と言うキャラクターの創造はその不備を見事に補って映画を一級のアクション・エンターテインメントに仕上げた。また、本編でターナー少佐に言わせたセリフ通り、サマンサとの絆に焦点を絞ったところも素晴らしい。それがトム・クルーズの笑顔となり、寂しさも伴う胸熱いラストを生んでいる。脚色の勝利を感じさせる秀作。
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[030]ジェーン
 名作西部劇に濁点笠勝利2016-11-15
 
監督や出演者の交代劇に翻弄されたナタリー・ポートマン主演・製作による西部劇。全編を鬱々としたムードが漂っているのはその影響もあるのだろうか。アクションの見せ所にもう・・・
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監督や出演者の交代劇に翻弄されたナタリー・ポートマン主演・製作による西部劇。全編を鬱々としたムードが漂っているのはその影響もあるのだろうか。アクションの見せ所にもう少しひねりや工夫があればもっと面白かったに違いない。それでもツボは抑えていて楽しめる。「高慢と偏見とゾンビ」のプロデュースにその名を連ねていたのには驚いたが、次作はジャクリーン・ケネディ。マチルダは精力的だ。
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