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 「黒津 明二郎」さんのコメント一覧 登録数(562件)rss
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[001]白熱
 秀作黒津 明二郎2016-05-28
 
犯罪ノワールだが、当時の流行だった異常心理とセミドキュメントの要素が大きい。キャグニーの怪演も確かに見ものだが、全体的にはドライなタッチでさっさと進んでいく感じだ。・・・
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犯罪ノワールだが、当時の流行だった異常心理とセミドキュメントの要素が大きい。キャグニーの怪演も確かに見ものだが、全体的にはドライなタッチでさっさと進んでいく感じだ。ダレ場がないのはいいが、もう少しキャラ描写を強くしたほうが良かったかも・・・
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[002]モホークの太鼓
 佳作黒津 明二郎2016-04-23
 
極めてオーソドックスな開拓時代の西部劇。 フォード監督の作品ではあるが、そつの無い演出ながら、高級グラビア印刷みたいなテクニカラー映像以外は取り立てて見るべきものは・・・
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極めてオーソドックスな開拓時代の西部劇。 フォード監督の作品ではあるが、そつの無い演出ながら、高級グラビア印刷みたいなテクニカラー映像以外は取り立てて見るべきものはない。アメリカの開拓魂を高らかに歌い、キリスト教を信じ、インディアンは悪者といった塩梅で、1939年水準の作劇だ。 演技陣。フォンダとコルベールは型どおりに演じてる。DWグリフィスの常連だったメエマーシュがクライマックスの砦シーンでエキストラ出演している。
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[003]ブレックファスト・クラブ
 駄作黒津 明二郎2016-03-26
 
学校の図書室にほぼ限定した、会話主体の青春ドラマ。 設定自体は悪くないし、前半はそれなりに見せるが、後半のご都合主義的な展開に白けてしまった。やっぱり、それぞれ価値・・・
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学校の図書室にほぼ限定した、会話主体の青春ドラマ。 設定自体は悪くないし、前半はそれなりに見せるが、後半のご都合主義的な展開に白けてしまった。やっぱり、それぞれ価値観の違う彼らが、半日であんなに仲良くなるのは不自然だろう。 演技陣。ネルソンが終始、話を引っ張り儲け役。シーディーの不思議ちゃんキャラも印象に残った。
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[004]第七の封印
 佳作黒津 明二郎2016-02-13
 
ベルイマンらしい神の不在についての考察が主題の芸術映画。 フィッシェルの硬質なモノクロ映像はいいし、舞台調が気になるものの虚実を織り交ぜた演出術も成功しているが、ラ・・・
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ベルイマンらしい神の不在についての考察が主題の芸術映画。 フィッシェルの硬質なモノクロ映像はいいし、舞台調が気になるものの虚実を織り交ぜた演出術も成功しているが、ラストの展開はイマイチわからなかった。登場人物も、もう少し絞ったほうがよりテーマが見えてくるのではないか? 演技陣。シドーも悪くないが、ビョルンストランドやポッペそして死神役のエーケロートが好演。
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[005]巨人と玩具
 佳作黒津 明二郎2016-01-23
 
菓子業界の熾烈な宣伝合戦を通して、消費社会を戯画的に批判したドラマ。 白坂のある意味才気走りすぎたシナリオを、そのままスピーディーにイメージショット満載で演出した増・・・
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菓子業界の熾烈な宣伝合戦を通して、消費社会を戯画的に批判したドラマ。 白坂のある意味才気走りすぎたシナリオを、そのままスピーディーにイメージショット満載で演出した増村だが、もう少し丁寧にやれば良かったであろう。確かにこの題材には合うのだろうが、即物的というか断片的すぎて深まらないのだ。 それでも、当時の風俗描写は見ごたえがあり、傷痍軍人の物乞いをさりげなく写したり、下町の貧しい生活描写など、テーマは現代にも通じるがこの辺りは隔世の感がある。美術や音楽も印象に残った。 演技陣。川口は普通だが、野添のキュートな魅力、高松のドライな感じがいいし、伊藤や信や山茶花ら名バイプレーヤーもしっかり固める。
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[006]サンダーボルト
 まあまあ黒津 明二郎2016-01-09
 
金庫破りを企む男たちをペーソスとユーモアを交えたタッチで描いたニューシネマ風のドラマ。 イーストウッドのプロダクション制作で、監督以外のスタッフもイーストウッド組で・・・
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金庫破りを企む男たちをペーソスとユーモアを交えたタッチで描いたニューシネマ風のドラマ。 イーストウッドのプロダクション制作で、監督以外のスタッフもイーストウッド組で固められているが、かなりチミノに自由にやらせたようで、スリルあふれる犯罪アクションを期待すると肩透かしを食うことになる。特に、前半はロードムービー的にアメリカ中西部の自然美を生かした映像で、ラフに進行していく。70年代の地方の様子や充実したキャストで退屈はしないが・・・ 演技陣。ブリッジスは好演、ケネディとルイスのボンクラ悪党コンビもいい味を出している。
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[007]黒い十人の女
 佳作黒津 明二郎2015-12-26
 
浮気性のTVプロデューサーと周辺の女たちを、洗練されたブラックユーモアで包んで描いたドラマ。 夏十のシナリオはいいけど、例によって、監督はオフビートなタッチで緩い感・・・
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浮気性のTVプロデューサーと周辺の女たちを、洗練されたブラックユーモアで包んで描いたドラマ。 夏十のシナリオはいいけど、例によって、監督はオフビートなタッチで緩い感じで進めるので、思わせぶりで終わった憾みはあるが、草創期のTV局内部の描写やゲスト出演のクレージーキャッツや伊丹十三などそれなりに見どころはあった。 演技陣。だらしなくも憎めないキャラを飄々と演じる英二がいいし、女優は、まり子が印象に残るが富士子や恵子・玉緒・今日子たちも健闘。
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[008]野火
 佳作黒津 明二郎2015-12-12
 
フィリピンの戦場をさまよう敗残兵の過酷な道行きを描く戦争映画。 多少、シナリオの構成に難があるし、仰々しい音楽演出やナレーションの安易な使い方、そしてやはり国内で撮・・・
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フィリピンの戦場をさまよう敗残兵の過酷な道行きを描く戦争映画。 多少、シナリオの構成に難があるし、仰々しい音楽演出やナレーションの安易な使い方、そしてやはり国内で撮影したことによるロケーション効果の薄さなど減点されるが、小林のキャメラなどそれなりに見ごたえのある作品にはなっていよう。 演技陣。船越が抑えた演技ながら好演、ミッキーや稲葉もいい。
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[009]
 佳作黒津 明二郎2015-11-28
 
それぞれ腹にイチモツある人々が織りなすドラマを、ブラックユーモアを混ぜながらオフビート感覚で描く。 市川らしいトリッキーな演出、宮川のアンダートーンなキャメラ、下河・・・
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それぞれ腹にイチモツある人々が織りなすドラマを、ブラックユーモアを混ぜながらオフビート感覚で描く。 市川らしいトリッキーな演出、宮川のアンダートーンなキャメラ、下河原のしっかりとした美術とそれなりに魅せてくれるが、いまいちストーリー面でのメリハリが欲しかったか。 演技陣。中村・京は及第点、仲代のとぼけたクセのある芝居がいいし、叶や北林も好演だ。
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[010]エベレスト 3D
 佳作黒津 明二郎2015-11-20
 
実話を基にした、3Dの山岳映画だ。 とはいえ、撮影は2Dカメラで後工程で3D変換をしている、現在において主流の方式なわけだが、ノウハウも進んできたのか効果的な3D映像が・・・
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実話を基にした、3Dの山岳映画だ。 とはいえ、撮影は2Dカメラで後工程で3D変換をしている、現在において主流の方式なわけだが、ノウハウも進んできたのか効果的な3D映像が楽しめよう。 演出的には手堅くストーリーを進めていく感じで、取り立てて特筆すべきものではないが、エベレスト登山が一つの産業になってる実情が背景にあって興味深いし、何といっても紅一点の日本人女性の存在が印象に残る。もちろんセリフも少ない脇役だが、要所になるシーンではけっこう目立つ取り上げ方をしてくれ、同じ日本人として彼女の功績を称えたい。 演技陣。豪華キャストのアンサンブル映画だが、クラーク・ワトソン・ワーシントンが好演。
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[011]狩人の夜
 まあまあ黒津 明二郎2015-05-23
 
映像的に凄いが、どうにも演出的にバランスを欠く寓話的サスペンス。 ロートンの監督デビュー作ということで、やはり気負った感じで色んなテーマを詰め込み気味で散漫である。・・・
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映像的に凄いが、どうにも演出的にバランスを欠く寓話的サスペンス。 ロートンの監督デビュー作ということで、やはり気負った感じで色んなテーマを詰め込み気味で散漫である。女は愚かだとか保守的なキリスト教訓話のような感じでイマイチ。1930年代の不況下の田舎町が舞台だが、ドイツ表現主義映画のようなセットとコルテスのキャメラが印象的だ。 演技陣。ミッチャム好演、ウィンタースとギッシュも悪くないが、子役二人がいい。
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[012]喜びも悲しみも幾歳月
 凡作黒津 明二郎2015-04-25
 
松竹得意のお涙頂戴の大作ドラマ。 木下には「日本の悲劇」あるいは本作の直後に公開した佐田・高峰と主演も同じコンビの「風前の灯」といった変化球の作品が凄いのだが、こち・・・
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松竹得意のお涙頂戴の大作ドラマ。 木下には「日本の悲劇」あるいは本作の直後に公開した佐田・高峰と主演も同じコンビの「風前の灯」といった変化球の作品が凄いのだが、こちらは勿論、王道の大衆路線が全開である。全編ことごとくストレートな作劇法で描くので、大味な感じである。灯台の白と海の青が印象的なイーストマンカラーを楽しみたい。 演技陣。佐田・高峰は普通、桂木が健闘。
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[013]悲しみよこんにちは
 まあまあ黒津 明二郎2015-04-11
 
サガンの繊細な原作を映画化するには、ちょっと場違いな監督たるプレミンジャーの小品ドラマ。 もちろん、彼が何本もの野心的な作品を手掛け、ソウルバスをタイトルデザインに・・・
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サガンの繊細な原作を映画化するには、ちょっと場違いな監督たるプレミンジャーの小品ドラマ。 もちろん、彼が何本もの野心的な作品を手掛け、ソウルバスをタイトルデザインに起用したその先進性は評価してしかるべきだが、いかんせんヒッチコックやキューブリックほどの演出術は持ち合わせていなかった。だからか、本作もどこか決定打に欠ける憾みがある。地中海のブルーが冴えるペリナルのテクニカラー撮影は素晴らしかったが。 今となっては、本作を見てゴダールが「勝手にしやがれ」にセバーグを起用したということに意義があるといっては酷かなあ・・・ 演技陣。セバーグはプロモーションビデオみたいに水着姿などその魅力をたっぷり堪能させてくれ、ニーブンやカーはその引き立て役だ。
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[014]ツリー・オブ・ライフ
 まあまあ黒津 明二郎2015-03-28
 
マリック流の映像術が炸裂する前衛的なアートシネマ。 ステディカムの流れるような移動ショット、アップや空を仰ぐローアングル、ジャンプカット、モノローグ、止めはナショナ・・・
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マリック流の映像術が炸裂する前衛的なアートシネマ。 ステディカムの流れるような移動ショット、アップや空を仰ぐローアングル、ジャンプカット、モノローグ、止めはナショナルジオグラフィックもかくやのCGを駆使した自然ドキュメンタリーチックなシークエンス(苦笑)・・・ここまでくると、マリック先生の独りよがりな宗教がかった自作の詩を聞かされているようなもんで、どうぞご勝手にという感じだ。 要するに、彼なりにこの世界のありようをキリスト教的に哲学したかったのだろう。とにかく、脈絡なく断片的に展開されるので、ストーリーを追うような作品ではない。ルベツキの超絶技巧極まるキャメラを味わいたい。 演技陣。ピットは微妙、ペンは普通、チャステインがいい。
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[015]ブロンコ・ビリー
 まあまあ黒津 明二郎2015-03-14
 
人情コメディとして、失われたアメリカを描くイーストウッド流ニューシネマの一品。 前半はコミカルな味わいが面白くて快調に進むが、後半に遺産相続の挿話が絡みだしてからは・・・
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人情コメディとして、失われたアメリカを描くイーストウッド流ニューシネマの一品。 前半はコミカルな味わいが面白くて快調に進むが、後半に遺産相続の挿話が絡みだしてからは失速し、そのまま散漫なラストを迎える。 演技陣。イーストウッドは地の演技だが健闘、ロックは微妙か、ボトムズは「地獄の黙示録」後日談のようなベトナム脱走兵役だが出番は多くなく、クローザースが儲け役で印象に残る。
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[016]バベットの晩餐会
 秀作黒津 明二郎2015-02-14
 
素朴な民話のようなタッチで描く、宗教とグルメがテーマの作品。 原作は、「愛と哀しみの果て」で有名なデンマークの国民的女流作家カレン・ブリクセンで、前半はナレーション・・・
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素朴な民話のようなタッチで描く、宗教とグルメがテーマの作品。 原作は、「愛と哀しみの果て」で有名なデンマークの国民的女流作家カレン・ブリクセンで、前半はナレーションを多用して忠実に映画化したようだ。海辺の荒涼とした荒れ地にひっそりと佇む小さな集落、藁葺きの小じんまりとした質素な家、純朴で敬虔な村人たち・・・ ここには、同じデンマークの名匠でキリストの信仰を描いてきたカールドライヤーのような、厳しく深刻な映像はない。シンプルで、洗い立ての木綿のようなテイストがいい。やはり後半の晩餐シークエンスが素晴らしいが、皿のぶつかる音やソースをかける音など効果音による演出も、さりげないが確実に食欲を誘うことだろう(笑) 演技陣。オードランをはじめ皆、抑えに徹した演技だが悪くない。
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[017]キャプテン・フィリップス
 傑作黒津 明二郎2015-01-17
 
ソマリア沖での実話を基にしているが社会背景は最小限に抑えた実録サスペンス。 今回も、グリーングラスお得意の手持ちキャメラワークとハイスピードな編集術が堪能できるが、・・・
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ソマリア沖での実話を基にしているが社会背景は最小限に抑えた実録サスペンス。 今回も、グリーングラスお得意の手持ちキャメラワークとハイスピードな編集術が堪能できるが、舞台がほぼ一か所で後半が救助艇内の密室劇なので過去作に比べそれほど目まぐるしくはない。確かにドキュメンタリータッチで迫真の展開が続き飽きさせないのだが、特にクライマックスはBGMをこれでもかと云わんほど鳴り響かせてテンションを上げるやり方は、今時の作法に則ったエンタメ志向でもあり実際それは成功してるといえようか。なお、元はロンハワードの企画だったらしいが、グリーングラスで正解だった。 演技陣。ハンクスの独り舞台だが大熱演、敵役のソマリアギャングたちの不敵な面構えもよろしい。
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[018]婚期
 凡作黒津 明二郎2014-12-27
 
東京の旧家を舞台に、気の利かない兄嫁を巡り兄妹たちが騒動を巻き起こすコミカルドラマ。 キャストも揃ってるし、水木の脚本・宮川の撮影・間野の美術とスタッフもいいのだが・・・
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東京の旧家を舞台に、気の利かない兄嫁を巡り兄妹たちが騒動を巻き起こすコミカルドラマ。 キャストも揃ってるし、水木の脚本・宮川の撮影・間野の美術とスタッフもいいのだが、どうにも吉村の演出が手抜きで困る。セリフが膨大なのはいいが、言いぱなっしに終わってるのだ。 演技陣。京・若尾・野添いずれも及第点で、高峰がおいしい姉御役で場をかっさらう。
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[019]浪花の恋の物語
 秀作黒津 明二郎2014-11-29
 
東映の総力を挙げて近松文楽に迫った文芸時代劇大作。 シナリオに溝口組の成沢を迎えて、内田監督は野心的に虚実の皮膜のあわいを描こうとしたのだろう。さすがに溝口の凄みの・・・
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東映の総力を挙げて近松文楽に迫った文芸時代劇大作。 シナリオに溝口組の成沢を迎えて、内田監督は野心的に虚実の皮膜のあわいを描こうとしたのだろう。さすがに溝口の凄みのある境地までにはいかないものの、広い中庭のある遊郭のセットが素晴らしい鈴木の美術とそれを流麗な移動撮影で捉える坪井のキャメラが良く、中々の味わいだ。 演技陣。中村と有馬のカップルは好演、片岡の狂言回しは儲け役で貫録十分で一番だし、田中以下の脇役もいい。
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[020]グランド・キャニオンの対決
 駄作黒津 明二郎2014-11-24
 
アリゾナの荒野を舞台にしたB級ミステリーアクション。 クレジットに大々的に謳われている通り、本作はグランドキャニオンの景観をカラーのシネスコで楽しんでもらおうという観・・・
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アリゾナの荒野を舞台にしたB級ミステリーアクション。 クレジットに大々的に謳われている通り、本作はグランドキャニオンの景観をカラーのシネスコで楽しんでもらおうという観光映画的な側面がある。だから、空撮によるパノラマショットが随所に出てくるわけだが、ストーリーの方は実にアバウトでどうでもいい代物であり、ガフィのキャメラこそ冴えるがキャストは二流で、これではシーゲル監督も演出のしようがなかろう。
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[021]浮草
 傑作黒津 明二郎2014-11-22
 
かつて小津が戦前に手掛けた「浮草物語」(1934)のセルフリメイクだ。 大映で南紀が舞台なので、セットは京都撮影所かと思うが実際は東京撮影所で撮られている。撮影の宮川を・・・
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かつて小津が戦前に手掛けた「浮草物語」(1934)のセルフリメイクだ。 大映で南紀が舞台なので、セットは京都撮影所かと思うが実際は東京撮影所で撮られている。撮影の宮川を始め一流のスタッフをそろえて、大映としても金をかけたのだろう土砂降りのシーンや重厚な舞台装置など松竹作品では見られない映像テイストになっている。なので、オリジナルと比べ華やかでいかにも芸術作品といった感じで、勿論オリジナルもよく出来てたが個人的にはこちらのほうが好きだ。 演技陣。中村の圧倒的な名人芸が炸裂するが、京や若尾や杉村も好演だし一座の面々もいい。
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[022]徳川家康
 凡作黒津 明二郎2014-11-08
 
東映としては「宮本武蔵」五部作のようにしたかったようだが、興行不振でこれ一作にとどまった正月映画の時代劇。伊藤大輔作品であるが、サイレント時代の名声はすでに遠い過去・・・
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東映としては「宮本武蔵」五部作のようにしたかったようだが、興行不振でこれ一作にとどまった正月映画の時代劇。伊藤大輔作品であるが、サイレント時代の名声はすでに遠い過去になり、底浅い演出に終始する。 演技陣。中村はさすがに迫力ある信長役を好演し、有馬も美しい家康の母を過不足なく演じるが、後半から登場の北大路は大した見せ場もなく終わる。
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[023]フォーリング・ダウン
 まあまあ黒津 明二郎2014-09-13
 
都会のストレスにプッツンしてしまった男の暴走を描いたドラマ。 設定は面白そうなのだが、序盤から怒りMAXで騒動を起こすのでどうにもついていけなかった。役者が揃ってるのは・・・
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都会のストレスにプッツンしてしまった男の暴走を描いたドラマ。 設定は面白そうなのだが、序盤から怒りMAXで騒動を起こすのでどうにもついていけなかった。役者が揃ってるのはいいが、各人に見せ場を用意しなければいけないのか余計なエピソードが多くて散漫だ。夏のLAを捉えたバートコウィアックのキャメラは良かった。それにしても、予算消化のための道路工事ってアメリカでもあるんですね。 演技陣。ダグラス・デュバル・ハーシーいずれも健闘、お騒がせ女優ウェルドもいいしフォレストの怪演も必見だ。
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[024]華氏451
 佳作黒津 明二郎2014-08-30
 
トリュフォーにとって唯一のSFドラマ。 構想4年の念願の企画を映画化したものだが、主演のオスカーとのトラブルなどがあって監督本人はあまり気に入ってはいないようだ。当初の・・・
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トリュフォーにとって唯一のSFドラマ。 構想4年の念願の企画を映画化したものだが、主演のオスカーとのトラブルなどがあって監督本人はあまり気に入ってはいないようだ。当初のキャストは、テレンススタンプ・ジェーンフォンダ・ジーンセバーグだったそう。ラストが弱いし全体的にチープな感じで雑なところもあるが、「未来世紀ブラジル」の元ネタとして見ればそこそこ面白いと思った。 演技陣。オスカーとジュリーは健闘、「小さな恋のメロディ」で有名なマークレスターがチョイ役で出てる。
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[025]十三人の刺客
 佳作黒津 明二郎2014-08-16
 
いわゆる明朗な東映時代劇のタッチとは一線を画する集団抗争もの。 前半は「切腹」に影響を受けたと思しきリアリズム調で進んでいき面白いが、後半は「七人の侍」ライクな展開・・・
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いわゆる明朗な東映時代劇のタッチとは一線を画する集団抗争もの。 前半は「切腹」に影響を受けたと思しきリアリズム調で進んでいき面白いが、後半は「七人の侍」ライクな展開となり狭い空間を舞台にしたチャンバラシーンとなるのだが、このあたりの処理がどうも乱雑で効果を上げてないし、ラストもイマイチである。ま、それでも一見の価値はあろう。 演技陣。片岡の余裕ある芝居と内田の苦悩する芝居がいい。
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[026]ブルー・マックス
 佳作黒津 明二郎2014-05-24
 
第一次世界大戦時の空中戦をたっぷり描いた戦争大作。 もちろんCGがない1966年の映画だから、本物のクラシックな複葉機や三葉機が飛び交う様はマニアなら必見であろう。ストー・・・
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第一次世界大戦時の空中戦をたっぷり描いた戦争大作。 もちろんCGがない1966年の映画だから、本物のクラシックな複葉機や三葉機が飛び交う様はマニアなら必見であろう。ストーリー面では、休憩つきの157分と長尺なので、主人公を英雄に仕立て上げようとする軍上層部や伯爵夫人との不倫など、色々と挿話を盛り込んではいるものの、ギラーミンの演出はあっさり味で物足りない。それでも戦場の描写やベルリンの市街地など金がかかってるのは容易にわかり、退屈はしないだろう。 演技陣。ペパードが野心をむき出しにしたピカレスクな主人公を熱演してるが、メイソンの老獪な将軍役がうまい。
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[027]刑事マディガン
 凡作黒津 明二郎2014-05-06
 
ニューヨークを舞台に硬軟織り交ぜて描いた刑事ドラマ。 シーゲルのタイトな演出で引っ張るが、1968年という制作年度を考えるとちょっとクラシカルなテイストがミスマッチな感・・・
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ニューヨークを舞台に硬軟織り交ぜて描いた刑事ドラマ。 シーゲルのタイトな演出で引っ張るが、1968年という制作年度を考えるとちょっとクラシカルなテイストがミスマッチな感じもしてしまう。この3年後に、同じNYを舞台にしたシャープな傑作「フレンチコネクション」が登場するわけで、見比べてみるのも面白い。 演技陣。ウィドマーク・フォンダのベテランだが手堅くこなしてはいるものの新鮮味はない。
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[028]ワイルド・アット・ハート
 まあまあ黒津 明二郎2014-04-26
 
リンチ流のシュールテイストで描くバイオレントラブストーリー。 物語の大枠は若いカップルの逃避行だが、リンチ作品である以上は勿論型どうりに進むわけもなく独特のオフビー・・・
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リンチ流のシュールテイストで描くバイオレントラブストーリー。 物語の大枠は若いカップルの逃避行だが、リンチ作品である以上は勿論型どうりに進むわけもなく独特のオフビートな展開が続く。役者もそろってるし雰囲気はいいのだが、どうも有機的に作用せずに不完全燃焼で終わったのが残念。 演技陣。ケイジとダーンは好演、デフォーやスタントンもいいが、やはりラッドの怪演が場をさらう。
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[029]秋刀魚の味
 秀作黒津 明二郎2014-04-13
 
唯一無比の世界を作り上げた小津の遺作となった人間ドラマ。 メインプロットは相も変わらずの娘の結婚話であるが、老教師のエピソードなど辛口テイストに仕上がっている。厚田・・・
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唯一無比の世界を作り上げた小津の遺作となった人間ドラマ。 メインプロットは相も変わらずの娘の結婚話であるが、老教師のエピソードなど辛口テイストに仕上がっている。厚田によるアグファカラーの映像はいよいよ渋みを増し、浜田の美術に浜村の編集術に斎藤のスコア・・・本作でその魅惑に満ち満ちた小津ワールドは幕を閉じるのだった。 演技陣。笠・佐田・岡田・中村・加東いずれも健闘だが、岩下はぎこちなさが残り微妙、あとは何といっても東野の味わい深い演技だろう。
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[030]お早よう
 傑作黒津 明二郎2014-03-30
 
平屋建ての新興住宅地を舞台にして子供たちの話を中心にシンプルに描いた小津の小品。 戦前サイレントの傑作「生まれてはみたけれど」のリメイク的な映画だが、メインプロット・・・
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平屋建ての新興住宅地を舞台にして子供たちの話を中心にシンプルに描いた小津の小品。 戦前サイレントの傑作「生まれてはみたけれど」のリメイク的な映画だが、メインプロットはTVを買ってもらえないということで、かなり矮小化されている。小津としても肩の力を抜いて作ったと思しいが、珍しく住宅地のロケセットを作るなど映像的には新鮮味がけっこうあろうか。近所のおばちゃんたちのサブプロットが一番面白かったが、カラー映画ならではの色彩的な遊びもいい。 演技陣。メインの子役は健闘、大人では三宅・久我・杉村・三好・長岡・殿山などが印象に残る。
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