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[001]秋日和
 4家族の話洋三2005-08-22
 
ニューヨークのIFC Center で見ましたが、これは、実はかなり良くできた作品なんじゃないかなって、思いました。あまり一般的な評価はほどほどみたいだけど。いままで見た小津・・・
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ニューヨークのIFC Center で見ましたが、これは、実はかなり良くできた作品なんじゃないかなって、思いました。あまり一般的な評価はほどほどみたいだけど。いままで見た小津作品は1家族が中心で、この作品みたいに4家族が出て来るっていうのは、各キャラクタに言わせている台詞が旧作品と同じでも、やっぱり、4家族にまたがって言わせると、なんか、深みが出る気がする。総合小説っていえば良いのか、社会性が増すっていうか。 それと娘と親との別れってテーマも、自分は男なので、男親の娘との別れって、まぁ、そんなもんかって思ってたけど、母と娘の別れって、なんか感傷的。 こういっては失礼だが、黒澤はカラーになってから、だめだったけど、小津はカラー以降でも、逆に時代性(若い世代)についていってるし、カラーへの対応も、独自の渋さを出したり(松竹アグファカラーって、たぶん特注の映画フィルムだったのでしょうか? 普通なら、単なる「アグファカラー」ですもんね)、つまりカラーに対しては、これで行くんだっていう、はっきりした理解があったんだろうし、いずれにせよ、あの年齢で才能が枯渇していないっていうのは、さすが。たぶん、彼は非常に教養が豊富だったんじゃないかな。 それと、自分の趣味が茶の湯と作陶なので、あの食器や着物のセンス、とくに大柄の浴衣のセンスとか、同時代の魯山人や白州正子や唐九郎や北原正秋とかの、文人サロンのモダンと伝統をうまく組み合わせていた雰囲気を思い起こします。 台詞の掛け合いや妙味でも、よくできてると思う。 個々のシーンを取り出してみると、無駄なんだけど、最初から見ていると、以前のシーンからのつながりとかが、台詞にもあって、実は無駄があまりない脚本だと思う。 それと、小津の東京情緒とか文人サロン的な嗜好は台詞にあって、これは東京の人じゃないと、意味が分からないという台詞もあってりして、サロン的な調子は否定できないと思います。 やっぱり、東京の情緒というものも、テイストととしてはあるんじゃないでしょうか。 麦秋も枯淡として良かったけど、これは、若大将世代ともうまく合っている。 ちなみに小料理屋での伊万里の徳利は素敵でした。
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