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 「4531731」さんのコメント一覧 登録数(990件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]鉄男 THE BULLET MAN
 ひっぱってる45317312018-04-29
 
89年の鉄男から「死霊のはらわた」の影響はうかがえたが、今回も決行引っ張ってる。いきなりあの子守唄が出てきた瞬間は笑った。外国の人が主人公だったが、「死霊のはらわた・・・
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89年の鉄男から「死霊のはらわた」の影響はうかがえたが、今回も決行引っ張ってる。いきなりあの子守唄が出てきた瞬間は笑った。外国の人が主人公だったが、「死霊のはらわた」が好きなら、どうせならブルース・キャンベル呼んでほしかったねえ。 ひさしぶりに89年の鉄男を見て、もっと塚本作品を見ようと「悪夢探偵」を見、すぐその次に2009年鉄男を見たのだが、塚本は、2009鉄男でも「悪夢探偵」と同じこと言ってて一貫してる。しかし、鉄男はやっぱりコントラスト強めの白黒画面で見たかったな。金属の質感が弱い。石森章太郎へのオマージュか?
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[002]審判
 できそこない対すぐれたもの45317312018-04-20
 
出来損ないが支配する世の中では優れていることが罪となる。チンパンジーの場合、子どもをいじめるような個体は集団から無視されます。で、反省すればいいが、改善されない場合・・・
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出来損ないが支配する世の中では優れていることが罪となる。チンパンジーの場合、子どもをいじめるような個体は集団から無視されます。で、反省すればいいが、改善されない場合、群れを追放されて野垂れ死にします。こうしてできそこないが死ぬことで進化の法則は守られ、それぞれの種は維持されてきました。 しかし、人類に限り、このできそこないの淘汰が機能しなくなりました。人類の出来損ないは知能によって淘汰を免れることを覚えたのだ。自然の摂理として弱い者が多く生まれることを理解したできそこないは、大勢の弱者を脅してエセ宗教に入信させ、ウソをつくことを強制する。「優れた者は悪であり、できそこないの方が優れている」とウソをつかせるのだ。 つまり、数で圧倒する形で優れた者を逆に淘汰することを覚えた。これが所謂悪の始まりです。カフカもウェルズも優れているため、できそこない(宗教)による淘汰を知っていた。それが「審判」を映画化する動機となった。劇中、ゴッホの絵画も出てくるが、ゴッホもそうだった。神父の命令で大勢のカトリック教徒がゴッホを悪者扱いして自殺に追い込んだ。 出来損ないの宗教は優れた者の力を無効化するために、常に精神病の汚名を着せました。ルソー、夏目漱石も同様だ。hide、ねこぢる、最近では鶴見済や適菜収もやられている。 優れた者を殺すのは良くないが、悪を殺せば正義の味方となる。ということでできそこないの宗教は優れている者に悪の汚名を着せてから排除してきました。魔女狩り(ドミニコ会)、生類憐みの令(新義真言宗)、治安維持法(浄土真宗)などがそうです。これだけにとどまらず、世界にはこのような例は枚挙に暇が無い。詳しくはHPで。
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[003]天空の城ラピュタ
 英語版45317312018-04-12
 
日本語は飽きたのでアメリカ版DVDで見ていますが新鮮です。英語版ではムスカの声をマークハミルがやっています。スターウォーズのルーク役といった方がわかりやすいかもしれ・・・
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日本語は飽きたのでアメリカ版DVDで見ていますが新鮮です。英語版ではムスカの声をマークハミルがやっています。スターウォーズのルーク役といった方がわかりやすいかもしれんが、結構いい味出してる。悪辣で迫力もある。 映画自体は何度見たかわからないほど好き。音楽も良い。押井守の本で巨神兵やラピュタの破壊兵器の描写はあんの英明がやったと知ってそうなんだ、と。駿じゃなかったんだ、と。全部駿ひとりでやってると思ったら力借りてるんですね。
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[004]テックス・エイヴリー
 テックスエイヴァリー45317312018-04-12
 
子ども時代はお世話になった。ドルーピーの生みの親。TVで毎年やってたトムとジェリーの3話中、真ん中のアニメはおおかたテックスエイヴァリーが監督したものだ。今見ても笑え・・・
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子ども時代はお世話になった。ドルーピーの生みの親。TVで毎年やってたトムとジェリーの3話中、真ん中のアニメはおおかたテックスエイヴァリーが監督したものだ。今見ても笑える。 どんなに一生懸命ドルーピーを殺そうとしても殺せず、逆に自分がひどい目にあっているブルドッグが最高w とにかく想像力とアイディアに溢れている。そのためか、本国アメリカでさえDVD化されていない。DVD化されない口実として暴力的だからとされている。アメリカではトムとジェリーでさえ暴力的と評されることがあるが、おかしな話だ。確かにデ●●●●は暴力はないかもしれないが、非人間的だし、感動を押し付けているトコが冷たい。だいたいアニメの中の暴力と現実を混同する子供なんかいないだろう。結局、卓越した想像力は資本主義の敵なわけだ。 イギリスでも日本でもDVD化はない。TVも再放送しなくなったな。 ただ、テックスエイヴァリーのアニメ全集DVDがフランスで出ていた。5枚組で今でも楽しんでいる。人類の文化遺産に指定すべき。
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[005]どうぶつ宝島
 全部ある45317312018-04-12
 
宮崎駿のすべてが詰まっている。後に映画になった作品の数々のアイディアが既にここに網羅されている。主人公とヒロインはコナンやラピュタに転用されているし、海賊のブタは紅・・・
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宮崎駿のすべてが詰まっている。後に映画になった作品の数々のアイディアが既にここに網羅されている。主人公とヒロインはコナンやラピュタに転用されているし、海賊のブタは紅の豚の元型だし、強いヒロインはナウシカみたいだし、主人公にくっついているネズミはジジみたいだし、悪徳な海賊ブタはリプカ(だっけ?)みたいだし、主人公と海賊ブタが切り立った崖の上で追跡劇を演じているのはカリオストロみたいだ。
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[006]この子を残して
 まじめな作品45317312018-03-22
 
ラストの方は原爆投下直後の描写に力が入っていて、核兵器の害を次世代に伝えるには良い資料足りうる。おばあさんのセリフにはシビれた。安倍に聞かせたい言葉だ。 十朱幸代、・・・
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ラストの方は原爆投下直後の描写に力が入っていて、核兵器の害を次世代に伝えるには良い資料足りうる。おばあさんのセリフにはシビれた。安倍に聞かせたい言葉だ。 十朱幸代、大竹しのぶ、麻丘めぐみが出ていたので女優のバトルが見られるかと思ったが、作品の核は原爆なのでそれは望むべくもなかった。ただひしみゆりこも出ていたらしいが、どこにいるかわからなかった。バストショットはほとんどないから無理もないが。こういうシンプルだがまじめな作品もたまにはいい。
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[007]少女椿
 前近代的ファンタジー45317312018-03-22
 
それまでは得体の知れない男が撮っていたと思っていたが、特典を見て監督は女性だとわかった。どうりでファンタジーぽく仕上がっている。実際の丸尾末広の漫画はエログロかげん・・・
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それまでは得体の知れない男が撮っていたと思っていたが、特典を見て監督は女性だとわかった。どうりでファンタジーぽく仕上がっている。実際の丸尾末広の漫画はエログロかげんがハンパなく、10代、20代のゲテもの好きや中年の変態にしかアピールしない。一般受けは非常に困難だ。 そこいくと漫画「少女椿」は確かに他と比べて幾分まともだったが、監督はカウンターカルチャー畑、アングラ趣味の人らしく、丸尾が描く懐古趣味に根ざした情景、前近代的な暗さを持つストーリー、いかがわしい美術センスに魅せられたのだろう。ゲイのシーンはきもい。ボーイズラブの趣味もあるんだろうなw
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[008]さすらい
 小津の啓示45317312018-03-17
 
アントニオーニは小津の啓示を受けている。「さすらい」は完全に小津の影響下にあるが、小津のモノの見方に感動したアントニオーニはこの試作品を製作した。 小津は世界史上初・・・
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アントニオーニは小津の啓示を受けている。「さすらい」は完全に小津の影響下にあるが、小津のモノの見方に感動したアントニオーニはこの試作品を製作した。 小津は世界史上初、「東京物語」で「消え行く家族の絆」を「母親の死」に重ね合わせている。アントニオーニはこの小津の視点、着想に戦慄した。この人類最先端の知性を自分のものにせずにいられなかった。 テーマとしては、さまざまな立場にいる人々の視点を扱っている。この場合、情報量過多に陥るきらいもあるが、そこはアントニオーニ。端的にこなしている。 幼い娘とガソリンスタンドの娘。あの2人の存在は非常に多くの示唆を含んでいる。時間軸を喪失した個人の体内で起きる記憶のパラドックスの描写である。
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[009]立喰師列伝
 よく眠れる45317312018-03-17
 
押井の映画は夢の外観を纏っているものが多く、ビューティフルドリーマーなんか「起きている時に見たい夢」のひとつなんだが、これが寝ながら見るとよく眠れる。立喰師列伝なん・・・
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押井の映画は夢の外観を纏っているものが多く、ビューティフルドリーマーなんか「起きている時に見たい夢」のひとつなんだが、これが寝ながら見るとよく眠れる。立喰師列伝なんかもまさにそれ。 シラけた目線で世の中斬ってる感じで特に意味なんかないです。シラけた目線が命。本気でシラけてる。特に意味なんかなくても見れるというのは押井のもつ語りのセンスだろうな。それひとつで成立してる。漱石やつげと同じ。2人は文章自体が面白いから中身が面白くなくても成立する感じがある。それと同じ。 それにしてもCGは大嫌いなんだけど、押井はCGを、CGでしかできない使い方してるから好きだね。他はCGじゃなくてもできるのにCG使って安く上げようとしてるのがやだ。
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[010]プロメテウス
 なかなか45317312018-03-17
 
おもしろかったが、やはりCGにはなじめない。CGの部分が90年代以前のように特撮ならどれほど感動したことか。あと、別に映画だからいいけど、人類の起源を宇宙に求めるのはな・・・
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おもしろかったが、やはりCGにはなじめない。CGの部分が90年代以前のように特撮ならどれほど感動したことか。あと、別に映画だからいいけど、人類の起源を宇宙に求めるのはなぜだろう? 代わりにオレが人類の歴史を暴く本を書いてみました。俺の考えだと人類とは冒険するサルです。一方で、人類の敵、諸悪の根源タナトスの歴史なんかも書いています。
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[011]羅生門
 何回も見ないとわからない45317312018-02-25
 
黒澤と橋本は日本の知性である。彼らは「映画の中でうそをつくこと」を始めた。また、それ以上に2人が発明した映画言語が世界中の才人に真似されている。魂を失った体のように・・・
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黒澤と橋本は日本の知性である。彼らは「映画の中でうそをつくこと」を始めた。また、それ以上に2人が発明した映画言語が世界中の才人に真似されている。魂を失った体のようにたたずむ、半壊した羅生門。三船が貴族と対峙した時にやたら蚊を気にする。これは「バートンフィンク」でジョエルコーエンにまねされている。また、志村喬がやたら「わからない」という。これは「サスペリア」や「ツイゴイネルワイゼン」でマネされている。 ところで、羅生門は難解なため、何回も鑑賞することが必要だが、そうするうちに心霊を発見してしまった。笑 ちょうど1時間10分経ったとき、三船の後ろに妙な人物がいるのがわかる。三船の背後は切り立った急勾配の崖であり、なぜか上のほうに木立にまぎれて人物が見切れる。顔はわからないが足だけは見えている。そして浴衣ぽいモノを着ている。スタッフだとすればそんなものは着ていないだろう。作品自体なぞが多いが、これもなぞだw
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[012]東京物語
 わたしずるいんです45317312018-02-25
 
このセリフは戦争遺族がいないと理解できない。つまり、原節子演じる女性は生活のために遺族年金がほしい。だから離婚しないのだ。そのうしろめたさがあって義理の両親に優しく・・・
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このセリフは戦争遺族がいないと理解できない。つまり、原節子演じる女性は生活のために遺族年金がほしい。だから離婚しないのだ。そのうしろめたさがあって義理の両親に優しくするし、東京に住む兄と姉を批判する義妹にも「大人にはそれぞれの生活があるから」と諭す。小津は、既に60年以上も前に、生活が家族を引き裂くことを指摘し、問題視している。当時は、高度経済成長の初期にあたる。豊かな物質生活を喜ぶ風潮にあって、非常に挑戦的な作品だ。
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[013]マルグリット・デュラスのアガタ
 詩人の恋文45317312018-02-18
 
女流詩人が誰かを兄と呼ぶとき、それは性的関係のない配偶者はあるいは禁断の恋人を指す。60代の詩人は少年に恋をしたのかもしれない。彼女が感じたのは年齢という大きな隔た・・・
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女流詩人が誰かを兄と呼ぶとき、それは性的関係のない配偶者はあるいは禁断の恋人を指す。60代の詩人は少年に恋をしたのかもしれない。彼女が感じたのは年齢という大きな隔たりである。初老の詩人は少年に禁忌を見たのだ。彼女が小年を見ることは、50年以上前。美少女であった少女期に目を向けることでもある。 性的関係がない夫婦を、兄と妹と捕らえる映画言語はエドガー・アラン・ポーが開発した。「アッシャー家の惨劇」を見ればわかるだろう。また、この映画言語を発展させたのが安倍公房と勅使河原のコンビで撮った「他人の顔」、ピーターウィアーの「ピクニックatハンギングロッウ」である。そして、俺が書いたコメントを見て感心した宮崎駿はそれを「コクリコ坂」で拝借している(気のせいだったらすまん)。 老人とは、「身体を失った魂」である。老いを迎えた女流詩人は属すべき身体を求めてさすらい、冬場の誰もいないリゾート地にたどり着いた。誰もいない建築物は、「魂を失った身体」である。
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[014]バルタザールどこへ行く
 滅び行くキリスト教45317312018-02-15
 
ブレッソンは、新しいものと古いものの対比、滅び行くモノにロバを重ね合わせて、世間を描破している。自動車をバルタザールと対比して滅び行く古い慣習を表現し、子羊たちに囲・・・
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ブレッソンは、新しいものと古いものの対比、滅び行くモノにロバを重ね合わせて、世間を描破している。自動車をバルタザールと対比して滅び行く古い慣習を表現し、子羊たちに囲まれて死に行くバルタザールに、滅び行くキリスト教を重ね合わせている。 聖バルタザールとは、イエス・キリスト誕生を祝福した東方三博士の一人だが、この命名にブレッソンのキリスト教に対する悪意が見える。優れている人はみんな宗教が嫌いだ。 キリスト教は人々を隔てる力しかないという事実をバルタザールに重ね合わせている。遺作「ラルジャン」も、バルタザールと同じ手法を踏襲していた。金は人々を隔てる材料でしかない。金は、もともとできそこないでも勝てるように開発された装置であり、人類に必要ない。
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[015]映画と恋とウディ・アレン
 芸術45317312017-07-11
 
ウディの映画はやはり初期が最高だ。しかし、途中で「芸術」にこだわりはじめてからあまり見なくなった。このドキュでもウディは芸術にこだわり、初期の笑いを否定しているよう・・・
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ウディの映画はやはり初期が最高だ。しかし、途中で「芸術」にこだわりはじめてからあまり見なくなった。このドキュでもウディは芸術にこだわり、初期の笑いを否定しているようだった。だが、彼のお笑いは十分芸術的だった。単なるジョーク、ギャグでも、その道を極めて、達人になれば、それはもう芸術だろ。それが初期のウディだった。 チャップリンと同様に、笑いが伴うだけで、ウディの優れた観察眼は十分芸術家のそれだった。あまりにベルイマンに心酔しているのか、芸術の型にこだわらなくてもいいのに、と思った。逆に、ウディほどの完璧な才人でも隣の芝生が青く見えるもんなんだな、と。まあ、そういう点は人間臭くて逆に良いのかもしれない。
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[016]バロウズの妻
 まあまあ45317312017-06-24
 
コートニー・ラブの芝居に興味あったし、「ディックの奇妙な日々」のゲイリー・ワルコウの監督作と言うことで借りた。すると、ゲイ映画だった。きもい。しかし、アレン・ギンズ・・・
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コートニー・ラブの芝居に興味あったし、「ディックの奇妙な日々」のゲイリー・ワルコウの監督作と言うことで借りた。すると、ゲイ映画だった。きもい。しかし、アレン・ギンズバーグはいいやつだ。正しい人なんだな。
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[017]私の10年の秘密
 良い45317312017-05-18
 
美しいソン・ユリ、イ・ジンが競演し、話も展開も最高におもしろい。利発な子役が肝となっていて、主演俳優は一本気な主人公を好演し、脇役の人たちも個性的で楽しめた。イ・ジ・・・
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美しいソン・ユリ、イ・ジンが競演し、話も展開も最高におもしろい。利発な子役が肝となっていて、主演俳優は一本気な主人公を好演し、脇役の人たちも個性的で楽しめた。イ・ジンは傑作ドラマ「輝くロマンス」を見たばかりだったが、ここでも良かったし、ソン・ユリはこれまた傑作ドラマ「千年の愛」以来だったが、やはりよかった。 ところで、韓国ドラマでは、悪役はだいたい「ああいう風」に終わりますw でも、ああいう末路が丸く収まって一番無難なんだろうな。頻繁にああいう末路を用意しても観客が飽きないように、悪役は、もっと悪辣に更に悪辣にという演出に終始するんだろうな。
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[018]ル・ディヴォース/パリに恋して
 おはつ45317312017-05-18
 
ジェイムズ・アイヴォリーの映画はお初である。地味で取っ掛かりがないので今まで敬遠してきたのだ。だが、おしゃれな中に陰と陽の話法が導入された人間ドラマで、伝統的な映画・・・
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ジェイムズ・アイヴォリーの映画はお初である。地味で取っ掛かりがないので今まで敬遠してきたのだ。だが、おしゃれな中に陰と陽の話法が導入された人間ドラマで、伝統的な映画言語が堪能できた。
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[019]天使とデート
 う〜ん45317312017-05-18
 
フィービー姉さんの扱いがひどいので印象が悪い。エマニュエル・ベアールは美しかったが、話が軽すぎる。
  
 
[020]ポゼッション
 おはつ45317312017-05-18
 
今まで数千本の映画を見てきたにも拘らず、今回、初めてズラウスキの映画を見た。高校生のころからズラウスキの名は知っていたが、雑誌で紹介を見るとエロが売りなだけの軽い映・・・
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今まで数千本の映画を見てきたにも拘らず、今回、初めてズラウスキの映画を見た。高校生のころからズラウスキの名は知っていたが、雑誌で紹介を見るとエロが売りなだけの軽い映画だと思って敬遠していた。しかし、何かの本で結構異常な作風だということを知り、遅ればせながら拝見した(そういえばポーランド出身だし)。 美と醜の両極を往来するイザベル・アジャーニの役者根性、勢いで見せる前衛的な展開に熱意を感じたし、陰と陽の語りも導入されていて深みがあった。昔の映画は良かったなあ、意外性、独創性、映画に対する愛情があったな、としみじみ(CGとマーケットリサーチに汚染された映画と比べて)。
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[021]マップ・トゥ・ザ・スターズ
 滅ぶ為に生まれた45317312017-05-18
 
滅ぶ為に生まれた主人公たち。最近のゴミのようなアメリカ映画群の中にあって詩的。クローネンバーグというよりは脚本家の映画。完成度は高くないが、語られない物語を語ろうと・・・
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滅ぶ為に生まれた主人公たち。最近のゴミのようなアメリカ映画群の中にあって詩的。クローネンバーグというよりは脚本家の映画。完成度は高くないが、語られない物語を語ろうとしている点に好感がもてる。ただ、2ヶ所のCGが全てをご破算にした。もったいない。
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[022]ダリオ・アルジェントのドラキュラ
 ハイテク至上主義に終焉を45317312016-12-29
 
最近の巨匠の映画はひどい。老齢か?それとも映画を活かすべきハイテクの進歩が巨匠、スタッフの想像力を殺してるのか?アルジェントだけでなく、トビー・フーパーの巨大ワニの・・・
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最近の巨匠の映画はひどい。老齢か?それとも映画を活かすべきハイテクの進歩が巨匠、スタッフの想像力を殺してるのか?アルジェントだけでなく、トビー・フーパーの巨大ワニのやつもひどかった。なぜ彼らのような巨匠がこんなチャチな映画を作るのか?考えてみたが、往年の名作をモノにした作家らはCG、デジタルを嫌っているのじゃないか? だが、映画の作り手だけで巨大企業が築いたデジタル賛美という、巨大な世の中の潮流に立ちむかうのは困難だ。大勢の味方が欲しい。そのために、ワザとチャチな映画を撮って映画ファンに訴えているのだ。「こんな薄っぺらなCGなんかいいと思うか?なあ、みんな?」と。巨匠たちは映画を愛するファンたちが立ち上がるのを待っているのだ。俺は無理だが。
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[023]輝くロマンス
 すごい45317312016-10-23
 
キムジプサが怖い。シャイニングのジャック・ニコルソンや時計仕掛けのオレンジのマルコム・マクドウェル、ミザリーのキャシー・ベイツを超える怖さ。あの女優の迫真の演技のお・・・
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キムジプサが怖い。シャイニングのジャック・ニコルソンや時計仕掛けのオレンジのマルコム・マクドウェル、ミザリーのキャシー・ベイツを超える怖さ。あの女優の迫真の演技のおかげで他の俳優もみな演じやすかっただろう。カレーは飲み物といった人がいたが、このドラマこそ飲み物みたいだ。視聴するのではなく、ごくごく飲み干す感じ。長いドラマだが、あっちゅうまに終了した。名作の特徴で冒頭は複線張りに費やしている。基本的に複数のヒロインたちの出生の秘密をひっぱりにひっぱり、そこにヒロインの周囲の男たちや家族が全員で絡んでいく。途中からすごい複雑になり、こっちが心配になるほどだったが、キムジプサが「何かややこしくなってきたわね」と言っていた。これは脚本家、監督の本音の吐露だろうw
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[024]忘れられた人々
 古典45317312015-11-15
 
重く横たわる、魂を失った身体のような廃墟。その廃墟から分裂した浮浪児たちは血や肉から解放された反乱・混乱・無秩序である。かつて人間の一部を構成していたが、機能するこ・・・
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重く横たわる、魂を失った身体のような廃墟。その廃墟から分裂した浮浪児たちは血や肉から解放された反乱・混乱・無秩序である。かつて人間の一部を構成していたが、機能することを忘れていた臓器だ。ブニュエルの外科手術は、文明という肉の深部に沈められた反乱という形のない臓器を抉り出す。友人を殺したり友人の母親と寝る人でなしのハイポだが、彼もじつは、ぼくらと同じ夢を見ていただけだということを、ぼくらは知るのだ。 本場メキシコのDVDの特典がおもしろかった。ラストでペドロとハイボがもみあいハイボが高い所から落ちて死んでしまうのだ。そしてペドロがハイボに盗られた金を取り返して少年院に帰るとこで終わる。これがラストじゃなくてよかった。
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[025]自由の幻想
 ひとつだけの答えを信じることの危険45317312015-11-15
 
ひとつだけの答えを信じるということ。それは想像力を阻害し、それを目的としている人々を守る城壁となる。見ていないから存在しないのか?知らないから存在しないのか?誰も見・・・
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ひとつだけの答えを信じるということ。それは想像力を阻害し、それを目的としている人々を守る城壁となる。見ていないから存在しないのか?知らないから存在しないのか?誰も見ていないからその答えは不正解なのだろうか?権威はウソを真実に変える力を持つ。つまり、信じていたひとつの答えが不正解だった場合、その答えを信じていた者は全員で共倒れすることになる。ブニュエルは詩人の職務として、その危険から人々を救おうとしているわけだ。 ひとつの答えだけを求める庶民の愚かさ。娘が目の前にいても「あなたの娘がいない」と警察にいわれればそれを信じる両親。だが、警察を信じなければ娘がいなくなることもないのだ。目の前にいるのだから。たとえ、目の前に正解があってもそれを正解と認めることができない。そんな愚かな人々をあざける挑戦的な笑いがここにはある。警視総監が2人いてもいいのならクーデターも起きない。権力争いも起きないという皮肉。人々が倒れるのは狙撃者がいるからだろうか?それとも、狙撃者がいないのであれば、銃声は声にならない人々の心の叫びだろうか?
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[026]和解せず
 本物の俳優はいないが本物の人間はいる45317312015-11-15
 
出演者はプロの俳優ではない。しかし、ホンモノの人間である。ユイレとストローブにとってはそれで充分なのだろう。素人の俳優には顔と身体はあるが、名前は無い。つまり、誰で・・・
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出演者はプロの俳優ではない。しかし、ホンモノの人間である。ユイレとストローブにとってはそれで充分なのだろう。素人の俳優には顔と身体はあるが、名前は無い。つまり、誰でもない彼らはぼくら自身でもあるのだ。商業映画が求める製作姿勢を完全に放棄しているため、ユイレとストローブの画面は、現実が持つテクスチャーに肉迫している。ストーリーテリングや過去の再現に留まらない、現実を記録するだけのドキュメンタリーでもない。映画制作でしか生まれない瞬間を捉えることが2人の目的だろう。
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[027]アルタード・ステーツ/未知への挑戦
 まあまあ45317312015-11-15
 
けっこう荒唐無稽なアドベンチャー。高校のころ見たときは感動したが。サルの解釈や造型に問題ありw 演出や見せ方、音楽のこだわりはラッセルらしい。幻覚のシーンもゴシック・・・
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けっこう荒唐無稽なアドベンチャー。高校のころ見たときは感動したが。サルの解釈や造型に問題ありw 演出や見せ方、音楽のこだわりはラッセルらしい。幻覚のシーンもゴシックや白蛇伝説につながっている。
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[028]恐怖分子
 台湾の空気45317312015-11-15
 
人は、憧れの人物に自分のファンタジーを勝手に重ね合わせる。人は「自分が尊敬しているのだから、彼/彼女は自分とは違って人にはない力がある」「これだけたくさんの人に慕わ・・・
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人は、憧れの人物に自分のファンタジーを勝手に重ね合わせる。人は「自分が尊敬しているのだから、彼/彼女は自分とは違って人にはない力がある」「これだけたくさんの人に慕われているのだから、彼/彼女は喜んでいるはずだ」と信じて疑わない。だが、その無敵と信じていた憧れの対象が、じつは自分と同じで「ただの苦悩する人間でしかない」という事実を知ったときの苦悩。エドワード・ヤンはこの人々の苦悩に、貧民街に響く乾いた銃声を重ね合わせている。人が羨む賛美。だが、それも時にはあざけりと同じく、差別・無理解でしかないことがある。ブンブンうなる扇風機、風になびくカーテンが端正な画面を通して南国台湾の熱を伝えている。
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[029]ファウスト
 楽屋で演じる劇45317312015-11-15
 
人生が演じられることがない廃墟で人形に生命を与えるシュバンクマイエル。予め虚構であることを隠さない点が浄瑠璃に通じる。人物も人形も書き割りも小道具も、みな同等に扱わ・・・
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人生が演じられることがない廃墟で人形に生命を与えるシュバンクマイエル。予め虚構であることを隠さない点が浄瑠璃に通じる。人物も人形も書き割りも小道具も、みな同等に扱われている。シュバンクマイエルの人物や人形は、舞台だけでなく、楽屋や客席、公道でも演じる。彼は現実の構築を試みているのだ。公道で俳優に演出を加え、人形を動かすシュバンクマイエル。彼にとっては全てが虚構だが、公道の道行く人々にっては、それはまぎれもない現実なのだ。彼らは悪魔を目撃しているのだ。そして、舞台の上で鳴らしたトタンの雷が森の中で轟く。これこそ、シュルレアリズムの醍醐味である。無愛想な人形、単調な間と展開、すべてが魔術的である。
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[030]秋日和
 小津は2つ以上の目を持つ45317312015-11-15
 
近い人ほど遠く、遠い人ほど近い。これが小津が終生追求した研究テーマである。当時にも結婚に前向きでない人々がいたが、小津はそういう人々の内面に肉薄している。しかして、・・・
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近い人ほど遠く、遠い人ほど近い。これが小津が終生追求した研究テーマである。当時にも結婚に前向きでない人々がいたが、小津はそういう人々の内面に肉薄している。しかして、それらの分析は当時の日本社会や市民の日常生活に対する批判となっている。ヒロインあやは国家から与えられた「幸せな家族」というファンタジーを必死で演じようとしている。その「完全なファンタジー」を汚されると怒りをぶちまける。この一件で小津は、あやの亡き父親の人となり、そして父親と家族の関係が希薄であったことを静かに指摘する。世界中の芸術家に影響を与えた卓越した映画言語のひとつである。「秋日和」というタイトルは、和やかで穏やかなイメージを想起させる。だが、この作品の核には、当時の日本社会(民主主義、資本主義)が内包していた問題の暴露がある。と、日本の行く末を案じている小津だが、一方では、怒るあやをたしなめる友人のゆりこに希望を見ている。
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