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 「Boogeyman」さんのコメント一覧 登録数(11件)rss
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[001]007/カジノ・ロワイヤル
 時代劇と歴史小説は違うBoogeyman2008-01-02
 【ネタバレ注意】
 ちまたでは評価高い本作。でも、ワタシ的にはイマイチでした。面白いんだけど、これはワタシのイメージの「ボンド」じゃない。  高評価の背景にあるのは、リアル志向の演出・・・
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 ちまたでは評価高い本作。でも、ワタシ的にはイマイチでした。面白いんだけど、これはワタシのイメージの「ボンド」じゃない。  高評価の背景にあるのは、リアル志向の演出・描写の様だけど、ワタシにはそこが一番なじめなかったんだな。確かに、秘密兵器だの、ボンドカーだのは、現実にはあり得ませんよ。でも、今までみんな、そんなの承知の上、「こんなのあり得なねぇ!」で楽しんでいたんじゃないの?  スパイサスペンスとしては一流のできかも知れない。けど、アクションは地味だし、色気もほとんど感じない。山場のはずのカジノでの大勝負も、『ジョジョの奇妙な冒険』なんかで目の肥えた身には、全然低レベル。承太郎VSダービー戦の足元にも及びませんよ(わかる人だけわかって)。ラストもあっけなくて、『え、もう終わり?』って感じ。  これまでのシリーズは、一切『なかったこと』にしたかのようなストーリーも、過去の作品に愛着のある者には、納得しがたいですね。まあ、最近はやりの『ビギニング』ものは、みんなそうだって言ってしまえばお終いなんだけど。  時代劇と歴史小説は違う。黄門様は印籠なんか出さないし(て言うか、『世直し旅』というのも、後世の創作だそうで)、八代将軍は徳田新之助なんて名乗らない。でも、ウソも「お約束」の内として、先刻ご承知の上で楽しむのが『娯楽』ってもんじゃないのかな?  ワタシにとっては007は『時代劇』なのですよ。で、本作は『歴史小説』ではなくて、歴史小説になり損なった、半端な『時代劇』。  あるいは、仕事帰りに中華料理店で、餃子とビールで一杯やるつもりが、満漢全席が出てきたような感じ。「美味いんだけど、これは違う」ってこと。  かの『と学会』では、『ダ・ヴィンチ・コード』を真に受ける人間がやたらに多い状況を見て、『ウソをウソとして楽しむスキルが欠けている』と嘆いていた。するとはやりの『リアル志向』って、観客も制作者側も、ほんの少しのウソさえ許せなくなっている寂しい状況の裏返しなんじゃないか。  『カジノ・ロワイヤル』の、本格派なんだけど美味しくないできばえを見て、そんなことも考えてしまった。  リアル系のスパイサスペンス・アクションを観たければ、『ボーン・アイデンティティ』とか別の映画を観ます。007は、あくまで007でいて欲しかった。  何代目かの黄門様が、現実の光圀公には髭はなかったとか、印籠は出さなかったとか、「リアル志向」を目指して作風をがらりと変えてしまったことがあったけど、結局総スカンを食らって、短期で降板することになった。  本作が『印籠を出さない黄門様』、あるいは、やはり原点回帰を目指してずっこけた『女王陛下の007』で終わるのか。はたまた新しいボンドのスタートラインなのか。もう1,2作観ないことには評価は定まらないでしょうね。  とりあえずは、辛めに6点。
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[002]ファイナル・カウントダウン
 佳作以上、大作未満Boogeyman2007-10-04
 【ネタバレ注意】
 いろんな意味で思い出深い作品です。ようやく字幕が読めるようになった頃、父親と一緒に観に行きましたっけ。  この映画の主役はなんと言っても「空母」です。後の『トップ・・・
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 いろんな意味で思い出深い作品です。ようやく字幕が読めるようになった頃、父親と一緒に観に行きましたっけ。  この映画の主役はなんと言っても「空母」です。後の『トップガン』など、「戦闘機」が主役の作品は数多くありますが、多くの場合「空母」は単なる舞台装置にすぎません。しかし、『ファイナル・カウントダウン』では、はっきり空母が主役。  もちろん、一番スクリーンに映えるのはドクロマークのF-14トムキャット(VF-84ジョリーロジャース)ですが、A-7、A-6(給油型のKA-6も登場)、E-2Cなど脇役陣も総出演して、それぞれに見せ場をもらっています。このころの空母は、よりどりみどりの艦載機を載せていて、楽しかったなぁ(今は、F-18ホーネットばっかしでつまらん)。  当時退役間近のRF-8クルセーダーも、ちらっと登場。偵察型とはいえ、現役当時のクルセーダーが登場するフィルムって、これくらいじゃないでしょうか?(『13デイズ』もあったけど、あれはほとんどCGだし)大柄で迫力あるF-14とはひと味違う、『最後のガンファイター』の片鱗をうかがわせる、すばしっこい飛行・着艦シーンを見せてくれます(ちらっとですが)。  他にも空母の中にTVスタジオがあったりとか、洋上の要塞、いや、ちょっとした「都市」並みの規模を持つ原子力空母のものすごさが、子供心にも強烈な印象でした。ある意味、今の自分の趣味を決定づけたのも、この映画かも。  ストーリーの方も印象に残っています。何しろ海の上のことだから、最初我が身に起こったこと(タイムスリップ)がなかなか飲み込めない。ハワイからのラジオ放送や、偵察機の写真から、徐々に事実が明らかになっていく演出はなかなかの物。  続いて、タイムスリップ物の王道、『タイム・パラドックス』とその辻褄合わせ。歴史を守るために(間接的にせよ)殺人まで犯すべきなのか、それとも、歴史の崩壊を覚悟で、人命を救うべきなのか。小は『ある人物』の生死を巡って、大は真珠湾攻撃の阻止を巡って、強烈なジレンマが登場人物と観客を襲います。  最後の幕引きがちょっと唐突で、尻すぼみ感は否めないものの、初見当時は結構ハラハラして観ていた記憶があります。(途中、主人公のセリフにあったように、『何者か』のとてつもない実験だった、ってオチでも良かったかな、とも思いますが)  そして、ラストの「時間を超えた再会」。40年という歳月の流れを凝縮した「話が山ほどあるぞ」ってセリフは、今でも心に残っています。  ジョン・スコットの音楽も良かったなぁ(最近、あちら版のサントラCD買いました)。  仮想戦記的な派手なドンパチを期待すると、完全に肩すかしを食いますし、それがこの映画の低い評価につながっているんでしょうが、「佳作以上、大作未満」の忘れがたい一作です。  惜しむらくは、DVDがかなり質の悪い物が一回リリースされただけって所(今は絶版だし)。できうれば、5.1chサラウンドで、もう一度迫力のサウンドや音楽を楽しみたい作品です。  再評価への期待も込めて、やや甘めに7点。
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[003]北海ハイジャック
 リメイク候補作?Boogeyman2007-05-23
 【ネタバレ注意】
 地上波でやっているのをさほど期待もせずに観たところが、結構な掘り出し物でした。タイトル(邦題)はなにやらB級アクションくさいですが、キャストもシナリオも本格派です・・・
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 地上波でやっているのをさほど期待もせずに観たところが、結構な掘り出し物でした。タイトル(邦題)はなにやらB級アクションくさいですが、キャストもシナリオも本格派です。  メインはR・ムーア、A・パーキンスという、別にはまり役(っていうか、はまりすぎて災いしているような役)を持つ両名ですが、ここではそれぞれ新たなキャラクターで勝負しています。特に病的でおどおどしたイメージの強いパーキンスが、迫力あるキレっぷりで新たな悪役像を披露してびっくり。この路線でもう2、3作撮って欲しかったなぁ。  ムーアの役どころも、当たり役の国家公務員(?)などではなく、保険会社に雇われた警備コンサルタント(つまり民間人)、と、時代を先取りした大胆な設定。今でこそ、傭兵だの民間軍事会社だのを扱った作品は多いですが、この時代にこのアイデアは脱帽です。  ストーリーも、これまた『ダイハード』を先取りしたような、駆け引きで魅せる『立てこもり』型。主人公の目論見がまんまとうまくいくかと見せかけて、悪役の機転で一転大ピンチに、と、最後までハラハラさせてくれます。  残念なのは、主人公の病的なまでの女嫌いと、ちょっと高慢ちきな態度が災いして、いまいち感情移入できないところでしょうか。もちろん、プロフェッショナルとしての自負と自信ゆえの態度とは承知しているんですが(もっとも、最後に首相から渡された『プレゼント』に頬をゆるめる所なんかは、ちょっと微笑ましいかも)。  油田ジャックというスケールのでかい悪事の割に、密室劇的なシーンが多くて、こぢんまりとまとまりすぎているところも惜しい。  リメイクものは好きじゃありませんが、本作に限れば、現在の撮影技術で撮り直せば、さらに迫力ある作品に仕上がる気もします。ネタは今でも鮮度を失っていないし、いかがなもんでしょ?  もちろん、オリジナルのままでも見応え十分、おすすめです。7点。
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[004]コマンドー
 アルティメット化希望、その2Boogeyman2007-04-09
 【ネタバレ注意】
 何度観ても飽きない名作。そりゃ単純です、バカです、あり得ないです。でも、だからこそ楽しめるシンプル・イズ・ベスト。  そして、バカっぽいけど作りはどうしてしっかり・・・
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 何度観ても飽きない名作。そりゃ単純です、バカです、あり得ないです。でも、だからこそ楽しめるシンプル・イズ・ベスト。  そして、バカっぽいけど作りはどうしてしっかりしています。娘を人質に取られて、あれ、言いなりになっちゃうの?と思ったら、一転、タイムリミットサスペンス(?)にすり替えてしまう脚本の妙。  悪役陣もV・ウェルズ、D・ヘダヤ、B・デュークと個性派揃いで全然キャラ負けしてません。ウェルズ(ベネット)も迫力だったけど、ヘダヤ(アリアス元大統領)もなかなかのもの。悪役といえばソ連だ、共産主義だの時代に、こういう右っぽい軍人タイプを持ってきただけでも、他の安っぽいB級C級アクションとは一線を画してます。  こそこそ逃げ回らずに、最後はシュワにサシで勝負を挑むのも軍人らしくて良い感じ。やはり独裁者たるもの、そこまでやらにゃ。あの距離で撃ち合って、ライフルがショットガンに負けるってのはどうかとも思うけど……、まあ、言うだけヤボか(笑)。  娯楽に徹するとは正にこういう作品を言うのです。残念ながら最近のTV放映では残虐シーンがあちこちカットされるようになって悲しい。世知辛い世の中になったよなぁ……。  一方で、DVDにはまだ吹き替えが収録されてないんですよね。是非アルティメット化して吹き替えも収録していただきたい。ベネット=石田太郎も良いけど、ワタシ的には青野武がベネットを演じていたTBS版を推薦。シュワが玄田氏でないのが微妙ですが、「グリーンベレーはオレの大好物!」とかセリフ回しもしゃれていて、こっちの方が数段楽しめます。  TVでノーカット版をお目にかかれなくなった今こそ吹き替え版再販を!
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[005]最後の海底巨獣
 DVD化希望(ムリ?)Boogeyman2007-04-07
 【ネタバレ注意】
 子供の頃、よくテレビでやってたんですよね。今でもたま〜にローカル局やBSで流れています。  まあ、確かにB級でおチープなのだけど、決して駄作ではないと思いますよ。・・・
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 子供の頃、よくテレビでやってたんですよね。今でもたま〜にローカル局やBSで流れています。  まあ、確かにB級でおチープなのだけど、決して駄作ではないと思いますよ。定番ながらストーリーはツボをしっかり押さえているし、曲がりなりにも恐竜同士のバトルも描いている(時代を考えれば、技術的にアレなのはやむを得ないところでしょ)。友達の原始人を亡くしてしょげている少年を主人公が慰めているところなんか、なかなかどうして心温まるものがあります。  そして、なんといってもクライマックスのアロサウルスVSパワーショベルのガチンコバトル!『ゴジラ』シリーズに出てくるような超兵器ではなく、素朴だけど力強い大型土木機械と古代恐竜の文字通りの『ビッグ・マッチ』はB級離れした迫力。後の『エイリアン2』におけるエイリアン・クイーンVSパワーローダーのバトルを彷彿とさせる、と言ったら褒めすぎ?  アロサウルスの大きさもよくわかるし、なかなか見事な演出です。これにすっかり毒されたワタシなんぞ、ただ逃げ回っているだけの『ジュラシックパーク』の方がかえって物足りなかったりして。逃げるな、ちっとは戦えオマエら!ってね。  正直好みは分かれるでしょうが、B級属性の高い人ならばそこそこ楽しめる一品と思います。初回売り切り千円以下のおチープな奴でいいからDVD化して欲しいけど、ムリかなぁ?  ちょっとおまけして7点。
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[006]ブルー・ストリーク
 『エリート刑事』!でも実は…Boogeyman2007-02-11
 【ネタバレ注意】
 たまたま地上波でやってたのを観てからすっかりハマってしまいました。泥棒が警察に『逆潜入』。そのアイデアだけでも奇抜ですが、なまじ盗みの手口に通じているもんだから、・・・
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 たまたま地上波でやってたのを観てからすっかりハマってしまいました。泥棒が警察に『逆潜入』。そのアイデアだけでも奇抜ですが、なまじ盗みの手口に通じているもんだから、意に反して次々と手柄をあげて、署内の評価もうなぎ登り!そのギャップがサイコーに笑えます。本人が全然望んでいない名声を得てしまう可笑しさは、マンガの『エリートヤンキー三郎』や『デトロイトメタルシティ』なんかにも通じるかも。  マーティン・ローレンスも『バッド・ボーイズ』なんかよりずっとキャラ立ってます。序盤で見せる強烈アタマ悪そうな変装は爆笑必至!悪役、脇役陣も個性派揃いで負けてません。中でも、全然空気を読めずに主人公の足を引っ張りまくるデイヴ・チャペルが笑わせてくれます。  残念なのは、タイトルがツボを外しているところ。『ブルー・ストリーク』って聞いただけでは内容がわかりづらいです(英語では何か深いニュアンスがあるのかも知れませんが)。もっとしゃれた邦題をつけてくれれば、さらに評価も上がったと思うんですが。  ラスト(の少し手前)がちょっと血なまぐさいのも残念かな。でもそんな難点は些細なもの。とにかくこいつはポリス+クライム+コメディムービーの大傑作です。   こういう掘り出し物に出会うとうれしいものです。近々DVDも再販されるようだし、おすすめという意味もあって、大マケ9点!
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[007]ザ・フォッグ
 『ホラー』であっても、『怪談』にはあらずBoogeyman2007-02-06
 【ネタバレ注意】
 がんばってるとは思うんですよ。BGMやカメラワークなんかにはオリジナルの雰囲気を大事にしようとする姿勢もうかがえるし。『霧』を造るにも安易にCGに頼らずに、スモー・・・
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 がんばってるとは思うんですよ。BGMやカメラワークなんかにはオリジナルの雰囲気を大事にしようとする姿勢もうかがえるし。『霧』を造るにも安易にCGに頼らずに、スモークマシンで『手作り』してるし。ちょっとイージーなサービスシーンも、まあ許してもいい。  でも、なぜかオリジナルほど面白くも怖くもない。なんで?  思うに、人物のキャラが弱すぎるんだと思う。  オリジナルでは登場人物それぞれのドラマが同時進行していって、最後に一つにまとまっていくうまさがあった。家族を気づかいながらも、務めを果たそうとするDJや議長。自らを犠牲にして先祖の罪をあがなおうとする神父。B級ホラーだけども、手抜きのない人物描写とドラマがあった。  それが本作では、DJは職務放棄、神父は飲んだくれてるだけ、主人公は……なんかやったっけ?  一番のキモである、ヒロインとブレイクの関係も何だかなぁ。何で恋人がかたきの一族に転生するの?そこんところのつながり(設定)が唐突で、首をかしげてしまう。  『島の父達』が表向きはどんな美談で語られているのか、結局はっきりと描かれていないのもおかしい。呪いの背景がきちんと語られないと、単なるゾンビ映画ですよ。  各人の殺され方は派手になったし、目論見通り『若者向け(カップル向け?)』のキャーキャー悲鳴を上げて楽しむ『13金』系ホラー映画としては及第点だと思う。でも、オリジナルの『怪談』めいた、背筋の冷たくなるような恐怖感はすっかりスポイルされてしまっています。  4点。
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[008]マトリックス レボリューションズ
 まあ、『3作目』なんてこんな物さ…Boogeyman2007-02-05
 【ネタバレ注意】
 そんなひねくれたセリフが出てきてしまう自分がちょっといやになった。  この数年間でこれほど期待した、つか、続きが気になった映画はなかった。だって、前作であれだけす・・・
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 そんなひねくれたセリフが出てきてしまう自分がちょっといやになった。  この数年間でこれほど期待した、つか、続きが気になった映画はなかった。だって、前作であれだけすごいクリフハンガー(宙ぶらりん)かまされたんだもん。どこまでが現実で、どこまでが虚構で、何が真実なのか……。押井作品なんかにも通じる、虚実の境が融解していく目眩を起こしそうな難解さに圧倒された。ややこしくて正直消化しきれなかったけど(笑)、逆にそれが解き明かされる期待があった。語り草になってるハイウェイでのチェイスシーンはじめ、アクションパートもすごかった。  一体どんな結末を迎えるのか。ハラハラしながら本作を待っていたのに……。  前作の『ややこしい話』はものの見事にどっかに吹っ飛んで、もうひたすらにCGバトル、単なる映像偏重作品に落ちぶれていた。  前作初出のアクの強いキャラクター達も、ほとんどが活躍無いまま退場。ツインズが出なかったのを残念がってる方は多いみたいですね。あの白ずくめのいでたちに、どこぞの障害者団体から「アルビノへの偏見を強める」なんて抗議があったとか聞くけど、それで萎縮してしまったんだろうか?  アクションシーンも、シップチェイスとロボットバトルが延々と続くので少々うんざり。前作までの仮想空間内で繰り広げられる、弾をよけたり車を踏みつぶしたりの『超現実』的なバトルは減って、全てが虚構(映画の中では『現実』なんだけど)の『非現実』的なシーンばっかりになってしまった。ウンカかイナゴみたいに群れなすセンチネル(メカクラゲ)は圧巻だったけど、ただそれだけ。  で、世界を救う最後のバトルがコブシって……。  小難しいのは一般受けしないと思ったのか、それとも、スタッフにも結局消化しきれないままにザーッと流してしまったのか?あれだけ張った伏線を、映像効果の力押しで強引に決着をつけただけに思えた。いや、マトリックスは健在だし、結局何も解決していない?  前作とほぼ連続して制作・公開のはずだったのに、このつながりのなさは何なんだ?続編重ねるほどダメになるのは世の常だけど、何か『スゴいもの』が生まれそうな期待が満ちていただけにつくづく惜しい。  期待していた『スゴい結末』とのギャップで、5点。
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[009]ポセイドン・アドベンチャー
 史上最悪の大コケリメイクBoogeyman2007-02-05
 【ネタバレ注意】
 牧師さまが『司祭』になった時点で、やな予感はしてたんですよね。オリジナルの運命は自分で切り開け!と残酷な神に立ち向かう勇姿はどこへやら。「神は救いの道を用意してく・・・
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 牧師さまが『司祭』になった時点で、やな予感はしてたんですよね。オリジナルの運命は自分で切り開け!と残酷な神に立ち向かう勇姿はどこへやら。「神は救いの道を用意してくださった」って、おいおい、ずいぶん他力本願になっちゃって。  やっぱり牧師さまには『戦う聖職者』でいて欲しかった。ルトガー・ハウアーなんてアンチ・ヒーローの典型みたいな人を当てておきながら、なんで?  ベルおばさんは年寄りの冷や水で先走って迷惑かけるだけのダメキャラになっちまうし。中途半端にオリジナルのキャラクター持ってきてイメージぶちこわすくらいだったら、一から作り直したペーターゼン版の方がまだマシだった(逆の評価もあるようですが)。  新規追加のオリジナル要素も、ことごとく空回り。転覆の原因にテロを絡ませる必要がどこにあったの?チープな格闘シーン、対決シーンを付け足しても、盛り上がるどころかしらける一方。  途中から軍隊が出しゃばってきたけど、テロリストと対決するわけでもなし、『何しに出てきたオマエら』度は『ジュラシックパーク3』に匹敵?結局、最近(一昔前?)のアメリカ映画ではやりの、『神様(信仰)』と『軍隊(特殊部隊系)』のPR、信じる者は救われる!(そして、ア○ブ人はみんな悪人)ってそーゆー話なの、これって?  そんなわけだから最後の方はもう『早く終わってくれ』状態で、最大の見せ場、オリジナルにはなかったポセイドン号沈没のシーンも、感動するどころか「あんなでかい船が沈んで、なぜ『引き波』が起きないんだ?」と、すっかりひねくれて観ていたワタシでした。  残る見所といえば金髪巨乳のマッサージ師とか、赤い下着の美女とか、露骨すぎるサービスシーンぐらいかなぁ。それはそれで虚しすぎる。  あといろいろあるけど、他の方が大体言い尽くしてらっしゃるので割愛。  これが単なる後追いのB級作品なら、まだ笑って許せるでしょう。しかし、名作『ポセイドン・アドベンチャー』の名を冠しておきながらこの出来では、詐欺だカネカエセ!ってもんです。  1点。つか、それすらもったいない。限りある人生の貴重な時間を無駄にしました。
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[010]007/消されたライセンス
 ハズシの一作Boogeyman2007-01-29
 【ネタバレ注意】
 はっきり言って駄作です。どれくらいヤバいかというと、危うくシリーズの息の根が止まりそうになるくらい(笑)。  もうキャストもストーリーも完全B級。スペクターは壊滅・・・
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 はっきり言って駄作です。どれくらいヤバいかというと、危うくシリーズの息の根が止まりそうになるくらい(笑)。  もうキャストもストーリーも完全B級。スペクターは壊滅、ソ連はすっかり丸くなり(2年後消滅)、中東も北○鮮も今ほど物騒ではなかった時代、『ふさわしい悪役』が見あたらない苦労もあったろうと同情はするものの『南米麻薬組織』ってそれはないでしょ?でもって親友の敵討ちって…、あんまりチープな筋立てに涙と笑いがこぼれそう……。  でも、実は結構好きだったりします、この一本。  何が好きって、ボスのサンチェスことロバート・ダヴィ、これにつきます。元々ファンでもありますが、007悪役といえばスマートな(イヤミな)頭脳派・知能犯タイプが多い中、こんなゴロツキ・荒くれ系が登場するとは全く予想外!期待に違わず、人を鮫に喰わすわ、減圧チャンバーで爆殺するわと、もうやりたい放題。他のボスなら指ぱちん、スイッチポンでやっちゃいそうなところ、この人は自分で喜々として殺っちゃうんですよね。  愛車がマセラティってのもワルのにおいプンプンでよいですねえ。ただ逃げ回っているだけなのに、やけにかっこよかったりして。最後までしぶとく生き残って、ボンドにサシで勝負するのも007ボスキャラでは珍しい(『最後の勝負』はたいてい殺し屋の役どころなんですが)。そんなわけで、ワタシ的には『ダヴィさま』で本作の(乏しい)魅力の6割は語られてしまうのです。  一方、ダルトン・ボンドも負けじとタンクローリーを駆って迫力のトレーラーチェイス。それまでのボンドって、カーチェイスではもっぱら逃げ役ですが、ここではガンガン攻めます。後の『ゴールデンアイ』のタンクチェイスの布石になった…、といったら深読みしすぎ?  繰り返しますが、007としては『超』駄作です。しかし、『ハズシの一作』として『こんなのもアリか…』と割り切って観れば、なかなか楽しめる作品だと思います。少なくとも、スペクタクルもカタルシスもなく、どうにも盛り上がらなかったアレとかアレに比べればよっぽど……。  ともかく予定調和ぶちこわしの、他では見られないボンド、悪役像を拝めるのが本作の魅力といえるでしょう。  ということで、ひいき目もいれて6点(て言うか、ひいきしても6点)。
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[011]亡国のイージス
 寸止めBoogeyman2006-11-29
 【ネタバレ注意】
 地上波で見ましたが、正直ちょっと期待はずれでした。  ハープーンの着弾シーンがない、特殊部隊が突入しない、テルミット弾は発射されない(F2は結局、ただ飛んでただけ・・・・
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 地上波で見ましたが、正直ちょっと期待はずれでした。  ハープーンの着弾シーンがない、特殊部隊が突入しない、テルミット弾は発射されない(F2は結局、ただ飛んでただけ・・・)。要所要所の見せ場がきっちりと描かれない、そんな『寸止め』的なシーンの連続がどうにも気になってしまった。『自衛隊全面協力』といいながら、肝心なところで『制約』がかかってしまったのか、それとも『演出』だったのか。どっちにしても、あんまり成功しているとは思えないけど。  場面のほとんどが室内、艦内に限定されて、『外』のパニックや騒動が全く描かれないのもどうかなぁ。いくら『平和ボケ(あんまり好きな言葉じゃないんだけど)』ったって、お台場の目と鼻の先であんなでかい自衛艦が沈んで、何の騒ぎも起きないってのは変でしょ?  いくらフィクション、あり得ない話ったって、当然起きうる事態をきっちりシミュレート(再現)できなかったら、リアリティも緊迫感も半分以上吹っ飛んじゃいますよ。  政治的(?)メッセージ云々は別にして、純粋に娯楽作品としてみると、やっぱりハリウッド系には及ばないなと改めて思い知らされてしまった。日本映画としてはがんばってる方だとは思うけど。  むしろワタシは、部下の不始末のために土下座したり、VLSの上に腰掛けて絵を描いてるような、自衛官の『生身』の姿の方に感動してしまった。人物の描写では見るべき点も少なくない。それだけに、アクション面での『今一歩』がどうにも惜しい。  以上、『各員、いっそう奮励努力せよ!』ということで、点数はちょっと甘めに5点。
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