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 「HABBY」さんのコメント一覧 登録数(1456件)rss
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[001]タイム・アフター・タイム 〜H・G・ウェルズの冒険
 追いつ追われつHABBY2017-11-24
 【ネタバレ注意】
全12話。「なかなか面白いドラマだったのにシーズン2更新実現ならずはもったいない」という多くの鑑賞者の意見に賛同。ある年齢以上の人間にとって「切り裂きジャック」、「HG・・・
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全12話。「なかなか面白いドラマだったのにシーズン2更新実現ならずはもったいない」という多くの鑑賞者の意見に賛同。ある年齢以上の人間にとって「切り裂きジャック」、「HGウェルズ」、「タイムマシン」という題材はすこぶる魅惑的だと思うのだが、若者にはあまり思い入れがないということか。 『タイムレス』(同じくタイムマシンがテーマのドラマシリーズ)のようにいったん打ち切り決定されたあとにファンの要望により一転シーズン2製作が決定した例もあるので、いつの日か奇跡が起こることを期待しつつ最終エピソードの内容を記憶にとどめておくとしよう。 キャストではジェーン役のジェネシス・ロドリゲスが大人の色香を振りまいていて綺麗だった。
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[002]奇蹟がくれた数式
 自己流を極め尽くすHABBY2017-11-21
 【ネタバレ注意】
数学者であり作家でもある藤原正彦がよく主張する論に「日本から優れた数学者が生まれるのは、日本文化に文学や芸術の厚みがあるから」、「自然科学を学ぶ上で、情緒力を鍛える・・・
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数学者であり作家でもある藤原正彦がよく主張する論に「日本から優れた数学者が生まれるのは、日本文化に文学や芸術の厚みがあるから」、「自然科学を学ぶ上で、情緒力を鍛えるのが何よりも重要」(大意)というのがあるが、インドも日本と同様に(他から移植されたのではない)独自の文化、歴史を多く内包しているわけだし、また何よりもこの国の数学教育は世界でも有数の水準(掛け算の九九でインド人は19かける19まで暗記するという話は有名)である。よって本作の主人公であるラマヌジャンのような天才数学者が生まれるのもある意味必然なのかもしれない。かつての宗主国であった大英帝国が、(異端とも言える)彼の個性(インドの神秘性、と言い換えてもよかろう)に着目し、このような作品を世に出したがるのも納得できる。 ジャンルは全く違うが、最近ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロも思考の中には日本的なるものと大英帝国的なるものが混在していて、解読してみるのは興味深いことだと思う。いつの日か、本作のような伝記映画が作られることを期待したいものだ。 邦題も悪くはないが、原題“THE MAN WHO KNEW INFINITY”にはさすがに敵わない。考えてみれば0は無限大の裏返しなのだし、そう考えるとインドのこの方面における知能、知性はやはり世界でもトップなのかもしれない。
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[003]劇場版 艦これ
 究極のギャップHABBY2017-11-21
 【ネタバレ注意】
この手のジャンルの作品を喰わず嫌いで批判するのは無責任だと思うので、そういう意味もあって体験学習してみた。軍艦と美少女キャラのコラボ。究極のギャップ、柔と剛の融合っ・・・
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この手のジャンルの作品を喰わず嫌いで批判するのは無責任だと思うので、そういう意味もあって体験学習してみた。軍艦と美少女キャラのコラボ。究極のギャップ、柔と剛の融合ってか。これを思いついた原作者の発想力にまずは敬礼。『文豪ストレイドッグス』の世界観のアヴァンギャルドぶりに最近接して感動したんだけど、ここでのシュールレアリズムぶりはそれ以上かもしれない。アニメの世界も本当に奥が深いね。
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[004]スティーブ・ジョブズ
 変わった人HABBY2017-11-20
 【ネタバレ注意】
冒頭で紹介されるアーサー・C・クラークの発言(コンピュータ社会の到来を予言)がまずは刺激的。ジョブズは私生活から仕事における潔癖なこだわりまで含めてドがつく変人だと・・・
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冒頭で紹介されるアーサー・C・クラークの発言(コンピュータ社会の到来を予言)がまずは刺激的。ジョブズは私生活から仕事における潔癖なこだわりまで含めてドがつく変人だと思うが、クラークの予言通り我々にハイレベルの社会を提供してくれる水先案内人になってくれたのだから、やっぱりすごい人間(革命児)なのだと思う。 自分は根っからの林檎信奉者というわけではなく、同社の株価が2001年に1ドル(株式分割後の値)を割れそうになって市場から倒産予備軍として冷ややかに見られていた時にも単なる傍観者としてチラ見する程度だった(あの時ここの株を買ってれば今頃億万長者だ…)。林檎製品を買ったのはiPhone3が最初だったかな。当時普及しつつあったTwitterを歩きながらやりたかったというのが最大の動機。今ではあいぽんやあいぱっどが手元から離せないほどの中毒患者になりつつあり、ジョブズの偉大さが日増しに五臓六腑に染み込んでくるという状況。願わくば、今の林檎の立場にSONYが居てくれていれば、、とも思うけど、あの頃のSONY上層部はクレイジー度数が振り切れるほどではなかったし、音楽ビジネスに対する考えにある種の硬直性があったから、革命が起こせなかったのもしょうがない。。ま、そんな愚痴をここで言っても仕方がないんだわさ。 余談はさておき、本作はジョブズとその周りの人間による早口で饒舌な会話劇という装い。会話の内容もジョブズの私生活の内容とかマニアックなコンピュータ関係のものが多く、正直睡魔を覚える人間もいるのではないか。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のように評価が分かれるかもしれない。上で書いた通り自分は林檎を昔から観ていた人間ではないため、1984年のMacintoshプレゼンテーション、及び1988年のNeXTcubeプレゼンテーションの部分はあまり感情移入できず。最後のパート(1998年iMacのプレゼン場面)が辛うじてリアルな質感として伝わって来る程度。ともあれ、スティーブ・ジョブズといえばプレゼンの達人(言葉を巧みに操って人を酔わせるという意味では、新興宗教の教祖に通じるものがある。日本では、やっぱ孫さんかな…)だし、プレゼン廻りに絞って構成した本作の造りはこれで正解なのかもしれない。 エンディング曲はボブ・ディランの“Shelter From The Storm”。
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[005]海賊とよばれた男
 熱が足りんのだHABBY2017-11-20
 【ネタバレ注意】
国岡鐵造を演じる岡田准一の演技力を再確認する作品。彼が口癖のように発する「熱が足りんのよ、熱が」は戦後復興を成し遂げた当時の国民に対する鼓舞であるとともに、デフレ崩・・・
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国岡鐵造を演じる岡田准一の演技力を再確認する作品。彼が口癖のように発する「熱が足りんのよ、熱が」は戦後復興を成し遂げた当時の国民に対する鼓舞であるとともに、デフレ崩壊後今ひとつ元気が出ない今の国民に対する闘魂、気合い注入エールのようにも思えた。百田尚樹の内包する日本愛は、自虐史観に覆われてきたこれまでの日本の閉塞感を吹き飛ばす上で少なからず貢献してきていると思う。今後も、こうした偉人を掘り起こす作業を続けてもらいたい。
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[006]ノーベル 〜戦火の陰謀〜
 チェスゲームHABBY2017-11-19
 【ネタバレ注意】
全8話。ノルウェー発のリアルなポリティカルスリラー/サスペンス。『アメリカン・スナイパー』と『ハートロッカー』と『ハウス・オブ・カーズ』を足して3で割ったような骨太・・・
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全8話。ノルウェー発のリアルなポリティカルスリラー/サスペンス。『アメリカン・スナイパー』と『ハートロッカー』と『ハウス・オブ・カーズ』を足して3で割ったような骨太の作り。なかなか見応えがあった。 中東の危険地域で治安維持活動に従事するPKO兵士の葛藤。敵が手を出さない限りこちらから先に手を出せないというルールは、もろに自衛隊の今の仕組みに通じていて考えさせられるものがあった。本作の主人公は正義心と防衛本能が前に出過ぎたため、タリバンよりも先に手を出してしまい、挙げ句の果てノルウェーに帰国後醜聞を好むメディアを巻き込んでの大きな騒乱に巻き込まれるわけだが、この辺りも近い将来の自衛隊員(手足を縛られ、自由に柔軟に動けない“軍隊”に属する構成員)の将来を暗示しているようで観ていて切なくなった。 中国のこの地域での影響力拡大とか、ノーベル平和賞選考に際して委員会内部で行われる清濁併せ呑んだような複雑な選考過程とか、このあたりの描写も含めて一筋縄ではいかぬ現代政治の力学をうまくキャッチしていると思う。
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[007]ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
 血を流して極める作業HABBY2017-11-18
 【ネタバレ注意】
トーマス・ウルフとマックス・パーキンズの関係性を丁寧に描いた佳作。曲がりなりにも文筆で食わせてもらってるひとりの人間として、ここで描かれる息の詰まるような創作、編集・・・
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トーマス・ウルフとマックス・パーキンズの関係性を丁寧に描いた佳作。曲がりなりにも文筆で食わせてもらってるひとりの人間として、ここで描かれる息の詰まるような創作、編集作業(余分な贅肉を削ぎ落とし、至高のプロポーションを獲得する作業)は考えさせられるものがあったし、自分も少しでもこの域に近づきたいと思った。死期を悟ったウルフが最後にパーソンズに宛てて出した手紙の末部は以下のとおり(ウィキペディアより引用)。 「何が起こっても、そして過去に何があったにしても、いつもあなたのことを考え、あなたに対して3年前の7月4日と同じ感情を抱いています。あなたがわたしを船まで出迎えてくれ、二人で高いビルの屋上にのぼり、人生と都会の異様さ、栄光、力が眼下に広がっているのを見たあの日と同じ気持ちなのです。 I shall always think of you and feel about you the way it was that Fourth of July day three years ago when you met me at the boat, and we went out on the cafe on the river and had a drink and later went on top of the tall building, and all the strangeness and the glory and the power of life and of the city was below.」 ートーマス・ウルフー
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[008]ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
 トリック・オア・トリートHABBY2017-11-18
 【ネタバレ注意】
ハロウィンを題材とするコテコテのオカルトホラー。新味なく凡庸。主演二人の存在感でなんとか救われてる。
  
 
[009]われらが背きし者
 仁義HABBY2017-11-18
 【ネタバレ注意】
ちょっと地味な感じがするが、どこからどう切り取ってもルカレ印が顔を出す、金太郎飴みたいな作品。
  
 
[010]セルフレス/覚醒した記憶
 半不老不死HABBY2017-11-18
 【ネタバレ注意】
『リミットレス』や『LUCY/ルーシー』のドラッグ依存世界の質感に近いが、そこにメロドラマの要素をうまく塗した感じ。ライアン・レイノルズはブッシュJrにだんだん似てきたなあ。
  
 
[011]ミッドナイト・スペシャル
 貢物HABBY2017-11-17
 【ネタバレ注意】
余韻を残す閉じ方が『テイキングシェルター』にそっくり。脇目も振らず一本道を突っ走るところも一緒かな。『マーキュリーライジング』や『コンタクト』の平成版という食感。も・・・
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余韻を残す閉じ方が『テイキングシェルター』にそっくり。脇目も振らず一本道を突っ走るところも一緒かな。『マーキュリーライジング』や『コンタクト』の平成版という食感。もう少しいじれば傑作になるんだろうけど。その点雰囲気で酔わせる大家、サム・ライミはすごいと思った。
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[012]九龍猟奇殺人事件
 人は愚かな生き物HABBY2017-11-17
 【ネタバレ注意】
切ないねえ、猟奇的だねえ、世紀末だねえ。ジェシー・リー(Jessie Li)は美人だな。同年代の日本人女優とは一味違うエロさがある。モー娘。に鳴り物入りで加入した道重 さゆみ・・・
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切ないねえ、猟奇的だねえ、世紀末だねえ。ジェシー・リー(Jessie Li)は美人だな。同年代の日本人女優とは一味違うエロさがある。モー娘。に鳴り物入りで加入した道重 さゆみに雰囲気似てるかも。
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[013]本能寺ホテル
 金平糖ガール・ミーツ・侍HABBY2017-11-16
 【ネタバレ注意】
こういう脚本書けるのは余程の歴史好きか、その逆に歴史にあまり愛着がない人間かのどちらかなんだろう。『プリンセス・トヨトミ』のコミカルファンタジーな世界をいやが上にも・・・
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こういう脚本書けるのは余程の歴史好きか、その逆に歴史にあまり愛着がない人間かのどちらかなんだろう。『プリンセス・トヨトミ』のコミカルファンタジーな世界をいやが上にも想像するし、あるいは『テルマエ・ロマエ』とも似た空気感。“和風バックトゥザフューチャー”とも形容できるか(笑)。 綾瀬はるかが嫌いでない人間ならばまあ満足できるのと違うかな。戦国時代の描写はロケ地や俳優たちの衣装など、色々と金がかかってそう。
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[014]闇の伴走者
 パズル解読作業HABBY2017-11-16
 【ネタバレ注意】
全5話。プロットがやや込み入っていて最後ちょっとバタバタする(真犯人は一番常識人に見える人間、というある意味での様式美が健在)が、起承転結が整った一線級の探偵ドラマ・・・
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全5話。プロットがやや込み入っていて最後ちょっとバタバタする(真犯人は一番常識人に見える人間、というある意味での様式美が健在)が、起承転結が整った一線級の探偵ドラマだと思う。漫画愛の要素がぎゅっと詰まっているのも良い。この原作者、漫画産業に対する造詣があるのかな。 松下奈緒の可憐さ凛々しさ、古田新太の芸達者ぶりが存分に感じられた。こういうクオリティのドラマを地上波民放にも期待したいのだが、無理な要求なのかなぁ。
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[015]クリミナル・マインド12 FBI行動分析課
 (無題)HABBY2017-11-15
 【ネタバレ注意】
前シーズンのレビューにもちょっと書いたけど、第2話までをもって本作品の実質的な主人公であったホッチナーが(大人の事情で)退場。去り方が去り方だけに多分2度と戻ってこ・・・
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前シーズンのレビューにもちょっと書いたけど、第2話までをもって本作品の実質的な主人公であったホッチナーが(大人の事情で)退場。去り方が去り方だけに多分2度と戻ってこないだろう。残念ではある。 代わりにプレンティス捜査官が復帰したり、アルヴェス捜査官が新たに赴任したりと様々なメンバーチェンジをこなしつつBAUは続いていく、という構成。なんだか読売巨人やヤンキースのチーム編成(衰えた選手はスパッと切り、代わりに生きのいい選手を加えてやりくりする…)を見てるようだ。 スペンサー・リードやジェニファー・“JJ”・ジャロウもホッチナーと同じく主役と言って遜色ない存在だし、彼らには末永くメンバーとして活躍してもらいたいところ。。。と思ったらなんとリード君も第8話をもって一時離脱ですかぁ。色々と蠢く第12シーズンだこと。いつまで続いてくれるのか、ちょっときな臭くなってきたかも、なんてドラマの世界ではなく大人の事情がやっぱり気になってくるわ。 (このレビューは第8話まで観たところで暫定的に作成。各エピソードで描かれる猟奇殺人のシチュエーションは相変わらずリアルで病んでる。つい先日日本でもSNSで死にたい人間を探して接触し、合計9人を殺したサイコパスが現れたばかりだし、アメリカでも銃を使った大量虐殺事件の頻度が増しつつあるように思える。病んだ現実社会の映し鏡と考えると、この作品を見る際の心境も些か複雑ではある。)
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[016]ミス・シェパードをお手本に
 偏屈富豪の道楽、奇譚HABBY2017-11-14
 【ネタバレ注意】
アラン・ベネットかマギー・スミスのファン、あるいは英国訛り、英国風なブラックジョークがお好きな方であれば観て損はないと思う。アラン・ベネット本人の「どうだ、俺様慈善・・・
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アラン・ベネットかマギー・スミスのファン、あるいは英国訛り、英国風なブラックジョークがお好きな方であれば観て損はないと思う。アラン・ベネット本人の「どうだ、俺様慈善家だろう」臭すら漂ってくるようで、ちょっと自分の趣味には合わなかった。とは言え美談の一形態ではある。
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[017]トットちゃん!
 長嶋・大鳳・黒柳HABBY2017-11-13
 
『やすらぎの郷』に続く団塊世代向けテレ朝昼帯ドラマ第二弾。成長した黒柳徹子を演じる清野菜名は『やすらぎ〜』にも出ていたが、あれは慣らし運転だったのか(?)。少し前に・・・
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『やすらぎの郷』に続く団塊世代向けテレ朝昼帯ドラマ第二弾。成長した黒柳徹子を演じる清野菜名は『やすらぎ〜』にも出ていたが、あれは慣らし運転だったのか(?)。少し前にNHKで放送された『トットてれび』で黒柳を演じた満島ひかりに比べてもなりきりぶりはほぼ互角であろう。顎のラインと言いトレードマークである黒の髪型と言い、観ているこちらが思わずニッコリしたくなる仮装である。 黒柳徹子の半生なのでどこからどう切り取ってもど派手になるんだろうけど、野際陽子(二人ともNHK出身)との絡みがどうなるのか今からとても楽しみだ(野際を演じるのは野際の娘・ 真瀬樹里との事)。
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[018]ラスト・スペースシップ
 利己的な遺伝子HABBY2017-11-13
 【ネタバレ注意】
「生物は遺伝子の乗り物である」 by リチャード・ドーキンス 若い世代と中国人が他の惑星に降り立ち、生存成功。なんつうか中国人がもっと蔓延る未来を暗示しているとも言えるなあ。
  
 
[019]ハイ・ライズ
 デカダンス・ダンスHABBY2017-11-12
 【ネタバレ注意】
現代社会に住まう人間の内に巣食うある種の虚栄心や功名心、何処までも尽きぬ欲望、その結果としての退廃と言ったものを居住地の階層の高低差を暗喩的に巧く使って抽象的写実的・・・
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現代社会に住まう人間の内に巣食うある種の虚栄心や功名心、何処までも尽きぬ欲望、その結果としての退廃と言ったものを居住地の階層の高低差を暗喩的に巧く使って抽象的写実的に描いた実験的な作品。多分にアヴァンギャルドな世界の為好みは分かれるかも。絵は単純にグロテスクで美しい。なんとなく『パフューム ある人殺しの物語』とか『シングルマン』、『8 1/2』の質感を想起(それぞれジャンルは全然違うけど)。ABBAの楽曲“SOS”やエンディング部で起用されているサッチャーの煽情的な国家資本主義礼賛演説の使い方は独特で、本作の世界観をうっすらと表していると思う。
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[020]怒り
 群像モンタージュ劇HABBY2017-11-12
 【ネタバレ注意】
なかなか良く練られた群像劇。今までになかったスタイル。真犯人は誰かを推理させられつつ(随所に挿入されるこのモンタージュ写真って3人の顔をミックスした映像なのかな…)・・・
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なかなか良く練られた群像劇。今までになかったスタイル。真犯人は誰かを推理させられつつ(随所に挿入されるこのモンタージュ写真って3人の顔をミックスした映像なのかな…)、モヤモヤとハラハラドキドキ、ブルブルを強要させられながら2時間半が一気に過ぎ去った。ハリウッドの一線級の作品と比較しても遜色なかろう。 役者陣の迫力ある演技がお見事。渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず(オーディションで選ばれたそうだが、米兵との悲痛な絡みの場面やラストの青い海原に叫ぶ場面を含めなかなか堂々たる立ち居振る舞い)、宮崎あおい、妻夫木聡といった演者は全員が主役といっても過言でない。これだけ多くの人間のアイデンティティ、生き様が鋭く巧妙に描かれているのだから、原作が良くできているとしか言いようがない。 また、1200人のオーディションの中から見事に選抜され映画初出演を果たした佐久本宝の若く初々しい演技も印象に残る良いものであった。本作のタイトルである『怒り』を一番体現しているのは、彼が演じた純朴な青年であろうから。今後の役者人生の成功を祈りたい。 一点気になったのは、ある種のステレオタイプな反米(反基地)思想が一瞬垣間見えること。まあ作品全体のボリュームに比べれば非常に瑣末な要素ではあり、本作品の完成度を落とすものではない。 音楽は坂本龍一と2Cellosのコラボレーション。豪華だな。
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[021]PANDEMIC パンデミック
 レイチェル・ニコルズHABBY2017-11-12
 【ネタバレ注意】
凡庸なB級ゾンビパニック物。右斜め上からのサプライズな展開を期待してるのに、そういうのは一切無し。こりゃあゾンビハンターを演じたレイチェル・ニコルズも苦痛だっただろう。
  
 
[022]モーガン プロトタイプ L-9
 平成の『ブレードランナー』HABBY2017-11-11
 【ネタバレ注意】
アンドロイド(AI)ものの秀作。同系統の作品群を蹴散らすスピード感、カメラワーク、個々の人物描写、最後のオチetc。2017年に観た全作品の中でもベスト3に入るかな。鑑賞中・・・
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アンドロイド(AI)ものの秀作。同系統の作品群を蹴散らすスピード感、カメラワーク、個々の人物描写、最後のオチetc。2017年に観た全作品の中でもベスト3に入るかな。鑑賞中にゾクゾクきたのは『ぼくのエリ 200歳の少女』、『アバター』、『プリデスティネーション』以来かもしれない。 ケイト・マーラ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ローズ・レスリー、ミシェル・ヨー。女性の力が目立った。最後生き残るのは独りだが。。 リドリー・スコットの息子さん、親父の力をどの程度借りて本作を製作したのか分からないが、本作の出来を見る限り父のDNAをしっかり受け継いでるように思える。早く新しい作品に触れてその才が本物なのかどうか見定めたい。評価は10寄りの9で。 (物語序盤に現れるキスシーンの違和感、あれにも意味が込められてるんだね)
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[023]バウンティー・キラー
 白のガーターベルトHABBY2017-11-11
 【ネタバレ注意】
モダン西部劇。『キルビル』や『マッドマックス』、『シン・シティ』的質感もあり。まあ8割方ヒロインのクリスチャン・ピトルの魅力で持ってる作品かな。バイクシーンがなかな・・・
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モダン西部劇。『キルビル』や『マッドマックス』、『シン・シティ』的質感もあり。まあ8割方ヒロインのクリスチャン・ピトルの魅力で持ってる作品かな。バイクシーンがなかなか格好良い。
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[024]ザ・マシーン
 教育直後HABBY2017-11-10
 【ネタバレ注意】
人工知能(アンドロイド)もの。人とアンドロイドの二役を演じるケイティ・ロッソの後半の豹変ぶりが見もの。エンディング曲はヴァンゲリスっぽい。
  
 
[025]バーチャル・レボリューション
 こっちとあっちHABBY2017-11-10
 【ネタバレ注意】
『ブレードランナー』リスペクトな薫り漂うB級作品。あちらのテーマであった「アンドロイド」を「VR(仮想現実)」に置き換えた感じ。近未来に起こりうる出来事を描いたと言う・・・
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『ブレードランナー』リスペクトな薫り漂うB級作品。あちらのテーマであった「アンドロイド」を「VR(仮想現実)」に置き換えた感じ。近未来に起こりうる出来事を描いたと言う点で共通してる。 主役のおっさんはなかなかシブい髭面でハリソン・フォードに似てるっちゃあ似てるかも。 女性兵士役でつかの間登場するスウェーデン人モデルのペトラ・シランダー。かなりのべっぴんさんでヌードも披露してくれている。彼女の美しさは『ブレードランナー』のショーン・ヤングやダリル・ハンナに勝るとも劣らないかな。 『V』で女将校ダイアナ役を演じたジェーン・バドラーを久々に拝見。美魔女風。あんまり歳取ってなくてまだまだ妖しさが健在。一番びっくりしたのはここかも。
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[026]アウトロー 強奪者
 身を呈してのギャンブルHABBY2017-11-10
 【ネタバレ注意】
実話なのでそこそこリアリティあり。兄弟愛、破滅の美学ってか。俺っち度胸ないのでイマイチわからない世界だ。
  
 
[027]キル・コマンド
 我、ヒューマンビーイング也HABBY2017-11-10
 【ネタバレ注意】
紅一点、ヴァネッサ・カービーの存在感。人VSロボットというホットな命題だが、B級作品ゆえさほど深くは掘り下げられず。
  
 
[028]ゴースト・マシーン
 風変わりなホラーHABBY2017-11-09
 【ネタバレ注意】
ロシアン・カルト・ホラー。B級だが唯一無二の奇天烈さがあり、なんとも言えぬ後味が残る。カーアクション、ファンタジー、ロマンス、オカルトの要素がごった煮にされててお互・・・
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ロシアン・カルト・ホラー。B級だが唯一無二の奇天烈さがあり、なんとも言えぬ後味が残る。カーアクション、ファンタジー、ロマンス、オカルトの要素がごった煮にされててお互いがお互いを弱めあってるのが勿体無い(笑)。しゃべる猫の意味合いとかよくわからず。主演女優はガタイがちょっとごついがまずまずの美形。脇の女優(坊主でない方)が個人的には好みかな。
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[029]ミュージアム
 救いのない闇HABBY2017-11-09
 【ネタバレ注意】
エンタメ性を重視した猟奇ホラーとしてみるならまずまず。精緻なリアルさを求める警官小説としてみるならやや粗がある(ビルの屋上で犯人を撮り逃すシーンや、カエルの覆面姿に・・・
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エンタメ性を重視した猟奇ホラーとしてみるならまずまず。精緻なリアルさを求める警官小説としてみるならやや粗がある(ビルの屋上で犯人を撮り逃すシーンや、カエルの覆面姿に扮する犯人は太陽光に弱いと唐突に推理が行き着くあたり)。良くも悪くも漫画チックな作品。 邦画の中では割とグロさを追求した方だと思う。『SAW』や『セブン』の饐えた匂いを彷彿。 妻夫木聡はよくこの配役を受けたなあ。今はどんな作品に出ても楽しい充実期なのかな、とこのグロい犯人の素顔を見ながら想像。あと、小栗旬の滑舌はあまり良くないね。その辺に居る一般人と変わらないレヴェルだ。彼に限らず、今の役者には発音(アクセント)の訓練を十分受けていないと思われる役者が散見される。一流の役者を目指すのであれば改善してほしい。 エンディング曲はワンオクの“Taking Off”。へえ、そう来たか。ポジティブなイメージで売っている彼らがこんな作品に楽曲提供するとはちょっと意外。
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[030]シング・ストリート 未来へのうた
 未来派の音HABBY2017-11-09
 【ネタバレ注意】
“音符は、生きる糧”パート2。『はじまりのうた』に続いて、音楽をテーマにした良い作品を作ってくれたジョン・カーニー監督に感謝。よっぽど好きなんだな。ヒロインのラフィー・・・
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“音符は、生きる糧”パート2。『はじまりのうた』に続いて、音楽をテーマにした良い作品を作ってくれたジョン・カーニー監督に感謝。よっぽど好きなんだな。ヒロインのラフィーナを演じたルーシー・ボーイントンが美人でおしゃれで良い味。即席のバンドで即席の作曲、デビュー作がこの水準って天才すぎるだろ、と一応突っ込んどく(やっぱりいろんなコードを覚えないとミュージシャンにはなれないんだなぁ、笑)。黒人のメンバーにどういう意味が込められてるのか、意味があるのかないのか、ちょっとググって勉強してみよう。 デヴィッド・ボウイ、デュラン・デュラン、ジェネシス、ザ・キュアー、a-ha、スターシップなどジャンルを作ってきたバンドの音が随所に登場。この手の音楽ファンは感涙必至。自分はもう少し後の年代のもう少しハードな音が好みのためどストライクと言うほどではなかったものの、この機会に音楽の歴史を今一度勉強したいと思いました。この世界、先人の叡智は実に偉大ですので。 (モーツァルトとサリエリの逸話がさらりと出てきたところは面白かった) (監督とアダム・レヴィーン、よっぽど意気投合してるんだな)
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