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 「SECOND_STAGE_LENSMEN」さんのコメント一覧 登録数(420件)rss
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[001]マダム・フローレンス! 夢見るふたり
 「アメリカ最初のアイドル」SECOND_STAGE_LENSMEN2017-01-09
 
「アメリカ最初のアイドル」とも評されるフローレンス・フォスター・ジェンキンス。 たしかに、歌唱力よりも面白さやキャラクターで人気が出て大ホールを満席にしてしまうのは・・・
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「アメリカ最初のアイドル」とも評されるフローレンス・フォスター・ジェンキンス。 たしかに、歌唱力よりも面白さやキャラクターで人気が出て大ホールを満席にしてしまうのは、アイドル歌手のはしりかもしれない。客席に詰めかけるのは心酔するファンばかりで、耳が肥えた観客の音楽鑑賞の対象ではない点も。 そんな彼女の天真爛漫さをメリル・ストリープが気持ちよさそうに演じている。ヒュー・グラントは年が離れすぎに感じるが、レベッカ・ファーガソンとの関係を考えれば妥当だろう。 サイモン・ヘルバーグの活躍に目をみはる。
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[002]ピートと秘密の友達
 かわいい!SECOND_STAGE_LENSMEN2017-01-05
 
本作は1977年の『ピートとドラゴン』のリメイクではあるが、旧作の内容は跡形もない。 舞台は20世紀初頭の港町から1970年代の林業の町へ移り、共通点といえばピートが孤児であ・・・
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本作は1977年の『ピートとドラゴン』のリメイクではあるが、旧作の内容は跡形もない。 舞台は20世紀初頭の港町から1970年代の林業の町へ移り、共通点といえばピートが孤児であることとピートに味方する女性がいること、その父親が出ることくらいだろうか。旧作のウリだったはずのアニメと実写の合成が、現在ではまったくアピールできないのだから、旧作の内容にこだわらなくて正解だろう。 本作の魅力はロケ地となったニュージーランドの森の美しさ、そして何といっても毛むくじゃらのドラゴンの可愛らしさだ。恐竜の体表が羽毛で覆われていたことも判ってきたから、今後はドラゴンもこのようなデザインが主流になっていくだろう。
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[003]ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
 本来のストーリーは……SECOND_STAGE_LENSMEN2016-12-25
 
大がかりな撮り直しが報じられた本作。そのせいかどうか、予告編ではローグ・ワンの中にソウ・ゲレラもいるのに当該シーンが本編にはない等、本編に使われなかった映像が多々見・・・
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大がかりな撮り直しが報じられた本作。そのせいかどうか、予告編ではローグ・ワンの中にソウ・ゲレラもいるのに当該シーンが本編にはない等、本編に使われなかった映像が多々見受けられ、クランクインしてからも相当ストーリーが変わったように思える。 それはともかく、浜辺の惑星スカリフを登場させたのは秀逸。ジョージ・ルーカスは新しい星や新しい宇宙船を出す工夫を重視する人なので、(作品の位置づけから新型宇宙船や兵器は出しづらいにしても)これまでのシリーズにない浜辺の星を考案したことをルーカスも好意的に評価するのではないだろうか。
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[004]ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
 フーテンの魔法動物学者SECOND_STAGE_LENSMEN2016-12-06
 
なんだか『男はつらいよ』シリーズを思い出す。 風来坊のニュート・スキャマンダーが主人公ではあるが、どう考えてもダン・フォグラー演じる三枚目男ジェイコブ・コワルスキー・・・
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なんだか『男はつらいよ』シリーズを思い出す。 風来坊のニュート・スキャマンダーが主人公ではあるが、どう考えてもダン・フォグラー演じる三枚目男ジェイコブ・コワルスキーが真の主人公。てっきりコメディーリリーフかと思ったら、侠気があって度胸もあって、気持ちの良い男だ。ニュートはジェイコブの恋を取り持つ役回りで、まるで甥っ子の満男を見守る寅さんだ。 数々の魔法動物も愉快だが、ジェイコブに注目するとなお楽しい。
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[005]闇金ウシジマくん ザ・ファイナル
 ユダの福音書SECOND_STAGE_LENSMEN2016-11-15
 
悪徳法律事務所との対決が痛快。 法律家が過払い金請求で儲けることのおかしさを糾せるのが、非合法な行為をしているウシジマくんであることが考えさせる。 社会の在り方を問・・・
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悪徳法律事務所との対決が痛快。 法律家が過払い金請求で儲けることのおかしさを糾せるのが、非合法な行為をしているウシジマくんであることが考えさせる。 社会の在り方を問う、とても奥深い作品。 シリーズ最高作といえよう。
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[006]この世界の片隅に
 ただただ拍手SECOND_STAGE_LENSMEN2016-11-12
 
ずっと昔から待っていたような、これからずっと大切にするものに出会えた気がする。 映画を観て泣いていても普通はエンドクレジットが終わる前に平静に戻るものだが、この映画・・・
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ずっと昔から待っていたような、これからずっと大切にするものに出会えた気がする。 映画を観て泣いていても普通はエンドクレジットが終わる前に平静に戻るものだが、この映画は泣き止む前にエンドクレジットが終わってしまう。 映画が終わると場内拍手。拍手。イベントでもないシネコンの一般上映で拍手が湧き上がる経験は滅多にない。
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[007]コウノトリ大作戦!
 一本取られたSECOND_STAGE_LENSMEN2016-11-06
 
どうせ子供向けだろうと思ったら、働き方や子供との接し方を考えさせる大人向けの面もある映画だった。 コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという話は聞いたことがあったが、そ・・・
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どうせ子供向けだろうと思ったら、働き方や子供との接し方を考えさせる大人向けの面もある映画だった。 コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという話は聞いたことがあったが、その赤ちゃんがどこから来るかは知らなかった。そうか赤ちゃんはこうやってできるのか!
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[008]バースデーカード
 美しい諏訪の景色SECOND_STAGE_LENSMEN2016-11-06
 
客席ボロ泣き。場内が明るくなっても、泣いたまま席を立てない人もいた。 数秒しか映らなかったテキ屋のお兄さんがカッコいい。もっと見たい、と思う役者さんがいっぱいの映画。
  
 
[009]アングリーバード
 問題作SECOND_STAGE_LENSMEN2016-10-25
 
市川森一脚本の問題作『帰ってきたウルトラマン』31話「悪魔と天使の間に...」と『ウルトラマンA』最終話「明日のエースは君だ!」に通じるものがある。皆が優しい気持ちで異星・・・
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市川森一脚本の問題作『帰ってきたウルトラマン』31話「悪魔と天使の間に...」と『ウルトラマンA』最終話「明日のエースは君だ!」に通じるものがある。皆が優しい気持ちで異星人との友情を育もうとしているのに、主人公だけがあれは腹黒い侵略者だと主張して皆の反感を買ってしまい、遂には居場所さえなくしてしまう。あのショッキングな話と同じ構図。 本作を観た観客は、同様の衝撃を味わうことだろう。 クライマックスの大スペクタクルも見どころだ。
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[010]ハドソン川の奇跡
 本当はもっと奇跡SECOND_STAGE_LENSMEN2016-10-01
 
劇中では35秒の猶予を持たせるが、実際は58秒だったというから驚きだ……
  
 
[011]BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
 今だから重要なテーマSECOND_STAGE_LENSMEN2016-09-19
 
巨人が誰にも気づかれずに街を歩いたり、豪快に走り抜けたり、鮮やかな映像の連続には舌を巻くしかない。 ここで描かれるのは感動的なファミリー映画への(スピルバーグらしい)・・・
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巨人が誰にも気づかれずに街を歩いたり、豪快に走り抜けたり、鮮やかな映像の連続には舌を巻くしかない。 ここで描かれるのは感動的なファミリー映画への(スピルバーグらしい)アンチテーゼ。求めあい、助け合う家族像は素晴らしいが、それを強調すればするほど家族に恵まれない人は居場所がなくなる。そこに思いを馳せられるスピルバーグの本当の優しさ。 家族の絆を強調する映画が多い今こそ、必要とされる映画だろう。
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[012]レッドタートル ある島の物語
 素晴らしいSECOND_STAGE_LENSMEN2016-09-17
 
こんなアニメーション映画を観たかった。 アニメーションの魅力は、やっぱり「絵が動く」ということだと思う。指で砂浜に描いたような絵が生き生きと動き出し、物語を紡いでい・・・
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こんなアニメーション映画を観たかった。 アニメーションの魅力は、やっぱり「絵が動く」ということだと思う。指で砂浜に描いたような絵が生き生きと動き出し、物語を紡いでいく。それが何ものにも代えがたい感動を呼ぶのだと思う。
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[013]キング・オブ・エジプト
 宣伝とは大違いSECOND_STAGE_LENSMEN2016-09-10
 
主人公は盗賊で、王座を奪えなんて、しょぼいアドベンチャーのように宣伝していたが、観に行って良かった。 何だ、この凄さは!ギャラクタスみたいのが出たあたりから圧倒され・・・
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主人公は盗賊で、王座を奪えなんて、しょぼいアドベンチャーのように宣伝していたが、観に行って良かった。 何だ、この凄さは!ギャラクタスみたいのが出たあたりから圧倒されっぱなし!と驚いていたら、『ノウイング』のアレックス・プロヤス監督。さすが、センスがいい!ウソを思いっ切りウソっぽく描いてくれる楽しさを堪能した。 美術もノリノリで、ホドロフスキーの『DUNE』やフィリップ・ドゥルイエのマンガを彷彿とさせる。 内容面で思い出すのは、フィリップ・ホセ・ファーマーの《階層宇宙》シリーズだ。宇宙を作り、神を名乗る長命族。王座を追われた王子ホルスは《階層宇宙》シリーズのウルフ、人間の盗賊ベックは《階層宇宙》シリーズのキカハに相当しよう。《階層宇宙》シリーズの壮大な世界を映像で楽しみたい御仁には、きっと満足がいくだろう。
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[014]アイアムアヒーロー
 ZQNとは…SECOND_STAGE_LENSMEN2016-09-05
 
ZQNというネーミングがいい。ZQNとはZombieとDQNの合成語だろうが、DQNの持つ侮蔑的なニュアンスをゾンビに当てはめたことに本作の本質があろう。 社会が内在するヒエラルキー・・・
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ZQNというネーミングがいい。ZQNとはZombieとDQNの合成語だろうが、DQNの持つ侮蔑的なニュアンスをゾンビに当てはめたことに本作の本質があろう。 社会が内在するヒエラルキーをこれまでは受け入れざるを得なかった主人公が、パンデミックによる社会秩序の崩壊を前にどう行動するか。起こっている事態があまりに突拍子もなく、主人公の判断の自由度が大きいだけに、彼の行動から目が離せない。 本作が面白いのは、典型的なゾンビ映画に見せかけながら、思いのほか深みがあるからだろう。
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[015]ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
 黒澤映画の世界SECOND_STAGE_LENSMEN2016-09-02
 
平成ガメラが黒澤映画の世界に突入するとは思わなかった。しかも黒澤があまり深入りしなかったテーマに真っ向から挑んだ心意気は称賛したい。 後年、『バットマン vs スーパー・・・
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平成ガメラが黒澤映画の世界に突入するとは思わなかった。しかも黒澤があまり深入りしなかったテーマに真っ向から挑んだ心意気は称賛したい。 後年、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)でも取り上げられた「正義の味方の犠牲者」というモチーフも、本作では容赦のない描き方で印象的だ。
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[016]ルドルフとイッパイアッテナ
 少年とおじさんの物語SECOND_STAGE_LENSMEN2016-08-23
 
登場するキャラクターは猫の姿をしているが、云うまでもなく人間ならではの物語。天涯孤独の少年が、人生の先輩に導かれ、逞しく成長していく。 野良猫イッパイアッテナを、教・・・
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登場するキャラクターは猫の姿をしているが、云うまでもなく人間ならではの物語。天涯孤独の少年が、人生の先輩に導かれ、逞しく成長していく。 野良猫イッパイアッテナを、教養があってしたたかなホームレスのおじさんとして見るのも一興である。
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[017]ペット
 うれションSECOND_STAGE_LENSMEN2016-08-22
 
うれション(飼い主が帰ってきたときなど、嬉しさのあまりオシッコを漏らしてしまうこと)を描写した映画をはじめて観た。これほどペットを詳細に、思慮深く描いた映画はなかなか・・・
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うれション(飼い主が帰ってきたときなど、嬉しさのあまりオシッコを漏らしてしまうこと)を描写した映画をはじめて観た。これほどペットを詳細に、思慮深く描いた映画はなかなかあるまい。 くだらなさの極致ともいえるドタバタコメディだが、その裏には人間社会に対する作り手の厳しく辛辣な眼差しがある。 いささか感心させられた。
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[018]ガメラ 大怪獣空中決戦
 テンポの速さに注目SECOND_STAGE_LENSMEN2016-08-20
 
怪獣映画を観ると心が洗われる。怪獣映画ならではの効能と云うか、怪獣映画を観たあとの清しさには一種独特のものがある。 それを思い出させてくれたのが本作だ。この映画を観・・・
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怪獣映画を観ると心が洗われる。怪獣映画ならではの効能と云うか、怪獣映画を観たあとの清しさには一種独特のものがある。 それを思い出させてくれたのが本作だ。この映画を観た後の高揚感はちょっと他では味わえない。 プロデューサーに長いと云われた脚本を削らないため、金子監督が施した工夫も見どころだ。
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[019]ガメラ2 レギオン襲来
 恥じるSECOND_STAGE_LENSMEN2016-08-20
 
この映画をはじめて観たとき、一つ大きな不満があった。 最後にガメラが繰り出す必殺技を、ご都合主義の所産だと思ったのだ。それはいかにも唐突で、あたかも元気玉のパクリの・・・
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この映画をはじめて観たとき、一つ大きな不満があった。 最後にガメラが繰り出す必殺技を、ご都合主義の所産だと思ったのだ。それはいかにも唐突で、あたかも元気玉のパクリのように感じられた。 いやはやお恥ずかしい。これが次作への伏線で、ガメラの謎に迫るための重要な手がかりであることに当時は思い至らなかった。三部作を俯瞰してみれば、これがあったからこそ物語は劇的に展開するのに。 前作はダイナミックな面白さに秀でていたが、本作は完成度の高さで他の追随を許さない。脱帽である。
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[020]シン・ゴジラ
 しんのすけ対シン・ゴジラ は本当だったSECOND_STAGE_LENSMEN2016-08-06
 
本作の公開に合わせて『クレヨンしんちゃん』にゴジラが登場するコラボレーションが実現したが……。 それはともかく、昨今の家族至上主義とも云える作品群にあって、その最右翼・・・
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本作の公開に合わせて『クレヨンしんちゃん』にゴジラが登場するコラボレーションが実現したが……。 それはともかく、昨今の家族至上主義とも云える作品群にあって、その最右翼が『クレヨンしんちゃん』の映画。毎度ひろしは仕事そっちのけで家族の許に駆け付け、みさえと共に家族のために奮闘する。 それはそれで大事なことだし、異論はないのだが、家族はさておき仕事に専念する人々を描いた『シン・ゴジラ』は、家族の扱いにおいて『クレヨンしんちゃん』の対極だ。コラボレーションとは別に、『クレヨンしんちゃん』が実現を図る家族中心世界をぶち壊しにかかったのが『シン・ゴジラ』と云えよう。 で、家族の描写がほとんどない『シン・ゴジラ』は作品としてどうなのかというと……実に面白い! 家族愛を謳う時間すら惜しんでゴジラ対応を描いているから、テンポが速くて盛り上がりっぱなし。感動よりも面白さを優先して追求した結果がこれだ。 しかも、本作は比類ない面白さと同時に、仕事に専念するということは家族のみならず他人をも大事にすることなんだと感じさせる。 いやはや、とんでもない映画である。
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[021]ズートピア
 進化SECOND_STAGE_LENSMEN2016-05-15
 
草食動物の警察官と肉食動物の詐欺師がコンビを組んで、48時間以内で事件を解決すべく捜査に乗り出す本作。 ウォルター・ヒル監督の『48時間』で、白人の刑事と黒人のチンピラ・・・
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草食動物の警察官と肉食動物の詐欺師がコンビを組んで、48時間以内で事件を解決すべく捜査に乗り出す本作。 ウォルター・ヒル監督の『48時間』で、白人の刑事と黒人のチンピラがコンビを組んで48時間以内の事件解決に乗り出したのは30年以上前の話だが、差別に満ちた世の中はあまり変わっていないようだ。 主人公の一人であるキツネの名前がニックなのは、『48時間』の主人公を演じたニック・ノルティから来ているのかもしれない。 米国映画は生物の進化を正面から取り上げようとしないように思えるが、創造論を信じる人が多い米国では当たり前の配慮なのかもしれない。 ところが本作の動物たちは「進化」したことになっており、神からすべての生き物を治めるように云われたはずの人間はいない。米国で(しかも子供向け映画で)ここまで創造論をないがしろにした映画が作られたことに驚く。 ディズニー・ピクサーが、ほぼ同じ頃に、創造論を前提にしたとしか思えない『アーロと少年』を公開したことと考え合せるとたいへん興味深い。 子供に見せるなら断然この映画だ。 もっとも、世間知らずのぽっと出の女性が、経験豊富な男性のリードで助けられる展開は、昔ながらの恋愛映画に似た構図でもある。 とても現代風な本作だが、根底にはクラシックなものが横たわっている。
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[022]スター・ウォーズ/フォースの覚醒
 別物SECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-14
 
スター・ウォーズの名を冠しているが、過去の作品と全く違う方向に行ってしまったのは残念だ。 かつてのスター・ウォーズの登場は画期的だった。 ジョージ・ルーカスの頭にはS・・・
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スター・ウォーズの名を冠しているが、過去の作品と全く違う方向に行ってしまったのは残念だ。 かつてのスター・ウォーズの登場は画期的だった。 ジョージ・ルーカスの頭にはSF小説等で培った豊かなイマジネーションがあり、それを技術的予算的な制約の中で苦労しながら映像にしたのがスター・ウォーズだ。ルーカスの頭にあるものを10とすれば映像化できたのは5とか7だったに違いない。それでもスター・ウォーズの登場にSFファンが興奮したのは、小説でしか書けない世界をここまで映像にしたのかという驚きがあったからだ。 ルーカスには、作った映画がまだ自分のイマジネーションに追いついていないという思いがあったのだろう。技術の向上を受けて少しでもイマジネーションに近づけようと特別篇で手直ししたし、その後も常に過去の映画にはない新しい星、新しい宇宙船、新しいイメージを観客に見せようと腐心してきた。 ところが『フォースの覚醒』の作り手が目指したのは、ルーカスが5とか7でしかないと思った過去の作品だ。技術は向上してるのに、旧作のイマジネーションから一歩も出ていない。志の高さが全然違う。 冒険心に富んだ映像作家であるルーカスが、ファンに受けたものの再現に固執してルーカスのストーリー案を拒絶したディズニーと袂を分かち、後ろ向きと批判するのももっともだ。 かつてスター・ウォーズを発表するに当たり、ルーカスがどのような検討を経てあの形にたどり着いたのか。その思考の奥深くを、『フォースの覚醒』の作り手が考慮できていないのも残念だ。 一例を挙げればストーム・トルーパーがクローンだった理由。 かつて西部劇は悪いインディアンを退治する痛快な娯楽として存在したが、公民権運動を経た世の中にはインディアンを悪者扱いするのはおかしいという認識が生じた。インディアンに限らず、悪者として軽々しく殺していい人間がいるはずがない。これは至極正論だったが、それを突き詰めると西部劇のような娯楽作は作りにくくなる。それで米映画が行き詰まっていたときに登場したのがスター・ウォーズだ。敵を人間ではないクローン兵と設定することで、痛快な銃撃戦が描けるようになった。だからこれまでのスター・ウォーズ・シリーズではストーム・トルーパーが素顔をさらす描写を徹底的に避け、敵兵士に人間らしさを感じさせないように配慮してきた。時代が下り、クローンといっても人間性はあることが認識されてくると、ドロイド軍を主な敵にして、なおかつストーム・トルーパーは自我を消去された特殊なクローンであるという設定を追加した。 こうしてスター・ウォーズ・シリーズでは戦闘が大量殺人に見えないように注意を払ってきたのに、本作ではストーム・トルーパーをクローンではなくさらわれて殺人教育を施された子供たちという設定にしてしまった。 敵兵だって人間だ、というアレンジが悪いわけではない。しかし、それをするなら「自我のないクローン」に代わる何らかの工夫が必要だった。本作はそこまで考慮していないから、レジスタンスの銃撃が無慈悲な人殺しに見えてしまう。観客にレジスタンスを悪者と感じさせないために、相対的にファースト・オーダーをより残虐に描かざるを得なくなる。過去のシリーズでは殺戮があっても直接的な描写は避けていたのに、本作はより直接的に表現する。それは映画を後味の悪いものにしてしまう。 創作に対する姿勢も配慮も過去六作と全く異なる本作は、表面的に似ているところがあるだけの別物と考えるべきだろう。
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[023]スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇
 絵からCGへSECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
特別篇になってもっとも改善したのが本作だろう。 絵に描いただけのべスピンは見るのが辛かったが、CGのおかげでずいぶん改善された。特別篇からまた20年近く経った現在では、・・・
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特別篇になってもっとも改善したのが本作だろう。 絵に描いただけのべスピンは見るのが辛かったが、CGのおかげでずいぶん改善された。特別篇からまた20年近く経った現在では、そのCGも改善の余地があるように感じるけれど、それはもう詮ないことだ。 前作に続いて黒澤映画の濃厚なイメージが見どころ。
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[024]スター・ウォーズ 特別篇
 もはや"特別"ではないSECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
1977年の公開から20周年を記念しての特別篇、と云われたのも今は昔。その後はDVDもテレビ放映もこの特別篇をベースに展開されているから、今や『スター・ウォーズ』はこちらを・・・
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1977年の公開から20周年を記念しての特別篇、と云われたのも今は昔。その後はDVDもテレビ放映もこの特別篇をベースに展開されているから、今や『スター・ウォーズ』はこちらを指すわけだ。 ルーカスの頭の中にはSF小説で培ったイメージがあるのに、技術的、予算的制約で実現できないことばかりだったので、技術や予算が許す限り本来のイメージに近づけたいというのは判る。その意味で特別篇の意義は大きい。 ただ、元の映像にも容易にアクセスできるような商品展開をしてくれると嬉しく思う。
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[025]スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 特別篇
 結末が変わったSECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
前二作の特別篇での改変は、それはそれでいいと思うのだが、本作は三部作の大事なトリなのに結末の印象まで変えてしまったのはいささか残念。 以降のDVDやBlu-ray Disc、テレビ・・・
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前二作の特別篇での改変は、それはそれでいいと思うのだが、本作は三部作の大事なトリなのに結末の印象まで変えてしまったのはいささか残念。 以降のDVDやBlu-ray Disc、テレビ放映等は特別篇を基に展開されているから、オリジナルを観ている人と特別篇以降に接した人とでは、違う体験をしていることになってしまう。オリジナルの結末も広く観られる環境が望まれる。
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[026]スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
 圧巻SECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
世界中の観客がエピソード4を観てるのだから、結末はバレている。では、どのようなアプローチで映画を作るのか。 これはもう見事というほかない。シェイクスピア劇だって、落語・・・
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世界中の観客がエピソード4を観てるのだから、結末はバレている。では、どのようなアプローチで映画を作るのか。 これはもう見事というほかない。シェイクスピア劇だって、落語だって、客は結末を知ってて足を運ぶ。オチに至る過程をいかに見せるかなのだ。 にもかかわらず、本作を観終えたとき、オリジナル三部作を含めたシリーズの印象がガラリと変わる。ルーカスはとてつもないドラマを見せてくれた。
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[027]スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
 ルーカスの冒険心SECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
『帝国の逆襲』のように起承転結のない中継ぎになるのかと思いきや、サスペンス調の前半から見たこともない大戦争になる後半まで見応えたっぷり。 あらゆる点でオリジナル三部・・・
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『帝国の逆襲』のように起承転結のない中継ぎになるのかと思いきや、サスペンス調の前半から見たこともない大戦争になる後半まで見応えたっぷり。 あらゆる点でオリジナル三部作とは対照にした、冒険心溢れる一作。
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[028]スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
 無茶苦茶面白い!SECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-11
 
オリジナル三部作とはいささか異なる雰囲気に、初めはアレッと思うが、改めて観るとルーカスがオリジナル三部作でやりたかったことがギューッと詰まっていて、しかも充分に練り・・・
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オリジナル三部作とはいささか異なる雰囲気に、初めはアレッと思うが、改めて観るとルーカスがオリジナル三部作でやりたかったことがギューッと詰まっていて、しかも充分に練り込まれていて大傑作。 驚嘆の一作。
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[029]スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
 2通りのラストSECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-03
 
見どころたっぷり、ルーカスが訴えたいテーマもきっちり出ていて、さすがの完結編。 考えれば考えるほど、これ以上のものはできないだろうと思われるが、その素晴らしい作品を・・・
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見どころたっぷり、ルーカスが訴えたいテーマもきっちり出ていて、さすがの完結編。 考えれば考えるほど、これ以上のものはできないだろうと思われるが、その素晴らしい作品を(特にラストを)特別篇でいじってしまったのは残念。しかも、以降のDVDやBlu-ray Disc、テレビ放映等は特別篇を基に展開されているから、オリジナルを観ている人と特別篇以降に接した人とでは、違う体験をしていることに……。
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[030]スター・ウォーズ/帝国の逆襲
 生頼範義氏のポスターSECOND_STAGE_LENSMEN2016-01-03
 
「実は親子だった」「実は兄弟だった」「実は親子じゃなかった」「実は……」という肉親愛憎劇のアニメが大はやりで、各作品が親兄弟のひねった関係を競い合い、もはや食傷気味だ・・・
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「実は親子だった」「実は兄弟だった」「実は親子じゃなかった」「実は……」という肉親愛憎劇のアニメが大はやりで、各作品が親兄弟のひねった関係を競い合い、もはや食傷気味だった頃に公開された本作に、「今さらこんなシンプルな話ですか……」と驚いたものだ。 しかし、前作に続く黒澤映画の再現にはニヤリ。シリーズ全体のテーマをより一層掘り下げた点でも注目すべき作品だろう。 ポスターのイラストに生頼範義氏を起用したことでも忘れられない作品。 生頼範義氏の仕事はどれも素晴らしいが、本作のポスターは格別だ。
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