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 「datsan5555」さんのコメント一覧 登録数(27件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]ヒース・レジャー
 ハリウッドの反面教師datsan55552008-01-28
 
同性愛者を冒涜する映画『ブロークバック・マウンテン』で自己中心的極まりないゲイを演じ謎のブレイク。勢い余って共演者と子供をつくり、面倒見切れないと責任放棄の婚約解消・・・
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同性愛者を冒涜する映画『ブロークバック・マウンテン』で自己中心的極まりないゲイを演じ謎のブレイク。勢い余って共演者と子供をつくり、面倒見切れないと責任放棄の婚約解消。キャスティングも決まっていた映画の製作途中でヤク中でお陀仏。 これじゃ娘がかわいそすぎるだろ。
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[002]アラン・ドロン
 この美貌はチートdatsan55552007-07-17
 
生い立ちは決して恵まれなかったらしい。そこから生まれた野心がナルシシズムへと昇華し主演スターの座を守り続けた。男なら一度はああいう顔に生きてみたいものである。
  
 
[003]スティング
 脚本がオリジナルであることに驚愕datsan55552007-07-11
 【ネタバレ注意】
対立構図が「ゴンドーフ&フッカー&ポーク」対「ロネガン&スナイダー」であると最後まで気付けないと面白さが半減する。私は1度目の観賞では気付けなかった。しかし・・・
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対立構図が「ゴンドーフ&フッカー&ポーク」対「ロネガン&スナイダー」であると最後まで気付けないと面白さが半減する。私は1度目の観賞では気付けなかった。しかし、2度目の観賞で最後のポークの台詞「スナイダーも本物のFBIと信じ込んでいたよ」で全ての謎が解けた時、ただただ溜息ばかりが出た。 そんな鈍感な私の話はさておくとして、俳優・脚本・音楽など殆どの要素に隙がない。参加者のチームワークがよほど上手くないとここまでの作品の製作は不可能だろう。特に、脚本は原作が存在しない全くのオリジナルであることには頭が上がらない。オリジナル脚本という範疇ならば映画史上でもNo.1ではないのかと思っている。 また、俳優も渋さと知性溢れるニューマン、色気と清潔感を兼ね備えたレッドフォード共にその魅力を余すことなく発揮しきっている。アクション・ロマンス・緊張感・リズムなど、面白い映画の要素が全て、しかも押し付けがましくない程度に満たされている。 日本では、この作品の前年と翌年にそれぞれ映画賞を席巻した『ゴッドファーザー』2部作の陰に隠れているような感があるが、そんな重厚な作品の間に埋もれた軽快で緊張感あるコメディをもっと多くの人に観てもらいたいと思う。
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[004]アーネスト・ボーグナイン
 実写版ドラえもんdatsan55552007-07-09
 
フィルモグラフィーでは『セプテンバー11』への出演が最後となっているが、実際は90歳を迎えた今も背筋をシャンと伸ばして脅威のペースで出演を重ねている。現在、主演(!)が・・・
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フィルモグラフィーでは『セプテンバー11』への出演が最後となっているが、実際は90歳を迎えた今も背筋をシャンと伸ばして脅威のペースで出演を重ねている。現在、主演(!)が決まっているテレビドラマ『A Grandpa for Christmas』(思わずニコニコしてしまう題名ではないか。)が観たくて仕方ない。どんな動物やキャラクターだって敵わない、あのチャーミングな笑顔で観る者を癒してくれるんだろうなぁ。ホント、この人は世界の宝だよ。
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[005]タクシードライバー
 時々、無性に観たくなる。datsan55552007-07-09
 【ネタバレ注意】
本作はカンヌでパルム・ドールを受賞し一躍ダントツのオスカー候補になったのだが、同年末に公開された『ロッキー』にその栄冠を奪われた。 カンヌは人間の本質というか醜い部・・・
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本作はカンヌでパルム・ドールを受賞し一躍ダントツのオスカー候補になったのだが、同年末に公開された『ロッキー』にその栄冠を奪われた。 カンヌは人間の本質というか醜い部分に焦点を当てた本作を、アカデミーはアメリカン・ニューシネマの陰湿な部分を一気に払拭した『ロッキー』を最も優れた作品とした。私は両方の作品が好きだし、タイプが全く正反対の作品であるが故に優劣は付けられない。 ただ言えることは、本作品は一部の人間(しかも現代の日本人)にとって共感しうる(トラヴィスのとった「行動」にではなく)箇所が多々あり、トラヴィスの持つ孤独感と社会に対する怒りを共有しようと未だに多くのファンが支持を表明している。当然『ロッキー』だって優れた作品であることは私は断言するしこれからも愛され続ける作品であることを否定はしない。 ただ私は、人間である以上は『タクシードライバー』を観て共感する箇所がいくつか存在するべきだと思う。表現が稚拙だが、やたら「夢」や「希望」に邁進するよりも、人の持つ痛みに「共感」することが人間として最も大事なことだと思うからだ。ロッキーは確かに貧乏でサエない男。そこに大いに共感はできるがそれが『ロッキー』の作品が最も訴えたいことではない。先述の「夢、希望、愛」である。本作は貧乏でサエない男。しかも日の目を見ることなく破滅。ラストだって夢や希望、愛にも無縁だ。 スコセッシは我々聴衆を試したのだと思う。「オマエらはトラヴィスという男にどれだけ共感できる?人間は孤独でどうしようもない生き物であるのが真実なのだ」と。その点で本作を凌駕する作品はこの先もそう簡単には生まれ得ないだろう。 話は変わるが、最近のテレビ番組はつまらないと思う。薄っぺらな「夢」や「希望」や「感動」を押し付けがましく、騒々しく垂れ流しバラエティタレントたちがオメデタくはしゃいでいる。その一方で人間の本質を描いた番組は視聴率獲得が困難という理由で淘汰される。つまらない番組に洗脳されたら、我々は他人の痛みに共感できないオメデタい人々になってしまう。 私たちは誰かをトラヴィスにしないために自らがトラヴィスになるべきなのだと思う。
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[006]ロバート・デ・ニーロ
 デ・ニーロそのものが映画datsan55552007-07-07
 
ここ数年の不発は全盛期を知る者にとって耐え難いものがある。 彼の代表作である『タクシードライバー』や『ディア・ハンター』は(好き嫌いは別として)アメリカ映画史に永久・・・
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ここ数年の不発は全盛期を知る者にとって耐え難いものがある。 彼の代表作である『タクシードライバー』や『ディア・ハンター』は(好き嫌いは別として)アメリカ映画史に永久に残る作品であることは間違いないと思う。この頃の彼はまさしく映画界のカリスマであり、アル・パチーノ(比較するのが間違いであることは承知だがどうしても比較せざるを得ない)がスランプに陥っていた時にもコンスタントに良作に出演を重ねていた。 しかし、彼の最大の特徴とも言える役作りが厳しい年齢になってくるとアル・パチーノの復活も相まってか急激に作品に恵まれなくなった。 ただ、これはデ・ニーロ自身に非があるとは思えない。いや、非のあるなしというよりも彼の全盛期に頻繁に製作されたクセのある映画(言い換えれば問題作)が大衆に避けられるようになり、彼の持ち味が発揮される場所が消滅していったのだと思う。近年のデ・ニーロの不振はアメリカ映画の行き詰まりを体現していると思えて仕方がない。 パチーノは器用で好かれる人柄だから今なお多くの支持を集めているが、不器用で真面目でプライドの高いデ・ニーロは、全盛期の凄まじさよりも前に「落ち目」の烙印を押される、まさに不運な男だと思う。日本のプロ野球で例えればパチーノが長嶋でデ・ニーロは落合といったところか。 ここ最近のアメリカ映画は、外国映画のリメイク作品にアカデミー作品賞をさらわれるなど、かつてない不振が続いている。彼が、もう全盛期ほど羨望を集めることがないのは承知だがアメリカ映画の復活と共に最後の光を放つことを願ってやまない。
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[007]トーク・トゥ・ハー
 細い骨とやたら軟らかい肉datsan55552007-06-19
 【ネタバレ注意】
DVDのパッケージを見たが、「愛」という単語は羅列してあるが「恋愛」という単語は見受けられなかった。要するに、ベニグノが周りの人々にとった行動(献身的介護、レイプ、マ・・・
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DVDのパッケージを見たが、「愛」という単語は羅列してあるが「恋愛」という単語は見受けられなかった。要するに、ベニグノが周りの人々にとった行動(献身的介護、レイプ、マルコとの友情etc)はバラバラのように見えて実は思いを寄せる相手に対しての「愛」(決して「恋愛」ではない)という確かな筋が一本通っている。しかしアルモドバルは意図的なのかどうかはさておき、それを強調しない。ベニグノは誰に対しても淡々と清純であり続け淡々と童話的であったのだ。男のマルコに対しても。 しかし我々聴衆は、アリシアが昏睡状態であることやその美しい裸体、さらにリディアまでもが昏睡に陥ることによって「恋愛映画」「男と女との愛の映画」という錯覚に陥る。「恋愛」というフィルターを通して見ると、「好きでもない『異性』に介護されるなんて・・・」とか、「レイプなんて最悪・・・」と思いがちであるが、フィルターを外して見れば、いつ目覚めるかもしれない相手を体の隅々まで手入れして、観てきた映画の話を聞かせるなど、「なんとピュアな人間だろう」と思わずにはいられない。 果たしてベニグノは相手がアリシアでなかったら介護も体の手入れもしなかっただろうか、いやしたと思う。 ベニグノの大きな「過ち」もその清純さが究極のところまで昇華してしまった結果だと思う。 ラストはベニグノにとっては最悪な、マルコとアリシアにとっては思いがけないほどの奇跡的な結末であった(ベニグノの介護なしにアリシアの瑞々しさと二人の出会いは成し得なかった)が、これも「男女間の」というフィルターを外せば見方も評価もかなり変わってくると思う。 最後にまたパッケージの話になるが、「孤独を知る全ての人々に贈る21世紀の愛の賛歌。」の「愛」とはあくまでも性別などの条件を超えた「人間愛」であるということを強調したい。1度見たけれど消化し切れなかった方はぜひこの点に注目していただきたい。
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[008]シン・レッド・ライン
 受賞暦が全て物語っているdatsan55552007-06-07
 
シェイクスピア(『恋におちたシェイクスピア』、『エリザベス』)対第二次世界大戦(それ以外)と話題を呼んだ当年度のアカデミー作品賞であったが、7部門にノミネートされな・・・
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シェイクスピア(『恋におちたシェイクスピア』、『エリザベス』)対第二次世界大戦(それ以外)と話題を呼んだ当年度のアカデミー作品賞であったが、7部門にノミネートされながら1つも受賞にいたらなかった。しかし、ベルリン国際映画祭では最高賞の金熊賞を受賞しているしNY批評家協会賞では監督賞と撮影賞を受賞した。要するに、受賞するかノミネートに留まるかは審査委員の価値観に左右されるところが大きかったのであろう。アカデミーは残虐描写がリアルで激しく、なおかつ愛国心をストレートに、前面に押し出したスピルバーグに栄冠をもたらし、ヨーロッパの人は哲学的かつ詩的なマリックに好感を抱いたのだろう。 戦争とは何なのか、生命とは何なのかということに加えて、優れた映画とは何なのかということを深く考えさせられた。上映時間は短ければいいのか、台詞は多いほうがいいのか、キャスティングは・・・などなど。もともとマリックは大絶賛を受ける気などなかったのだと思う。ただ、興行収入や受賞が多いだけで記憶に残らない映画に比べれば遥かに有意義で存在そのものが功績のような映画であると思う。 記憶に残すことを狙ってこの映画を作ったのであればマリックは間違いなく化け物である。
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[009]ポール・ニューマン
 何も望むものはないdatsan55552007-05-26
 
引退を正式に表明されたらしい。「素晴らしい」とか「かっこいい」とかいう言葉を超越した人である。彼にしてあげられることは、彼のことをいつまでも覚えていることだろう。
  
 
[010]武士の一分(いちぶん)
 宿命に翻弄された製作陣datsan55552007-05-21
 【ネタバレ注意】
14億円の興行収入を記録し、本家アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど数多くの映画賞を席巻した『たそがれ清兵衛』は私でさえ胸を張って生涯のベスト10にランク付・・・
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14億円の興行収入を記録し、本家アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど数多くの映画賞を席巻した『たそがれ清兵衛』は私でさえ胸を張って生涯のベスト10にランク付けする大傑作であった。しかし、ただでさえ苦しい邦画界、安定したヒットが見込める名匠に「『たそがれ』でおしまい」ということは許されなかった。しかし、その困窮した邦画界の膿が後の2作で露呈されてしまった。『隠し剣』についてここで論じるのは適してはいないので省略。 『たそがれ』に10年を費やしたその構想も本作もわずか2年であった。しかも、賞賛の嵐を浴びた第1作目と空振りに終わった第2作の存在があまりに大きく、完結編でコケたら監督はおろか松竹のブランドにも傷がつくと考えたのだろう、平成の視聴率男・木村拓哉を主演に抜擢した。木村を責めるつもりは一切ないが、時代を代表するトップスターとその失敗を許さない大衆、さらに煽りながらも期待を抱かせるマスコミが『たそがれ』にあった風格を壊した。「おめぇに殺意を抱いた」の台詞はもはや『SMAP×SMAP』のコントの焼き直しではないか。 いずれ再編集するつもりだが、言えることは、この三部作は実際の順番と逆に製作されればよかった。
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[011]ボウリング・フォー・コロンバイン
 これぞドキュメンタリー、万歳!!!!!datsan55552007-05-10
 【ネタバレ注意】
「コロンバイン高校銃乱射事件」と「銃社会」の二つの言葉だけでこの映画の全てを理解したつもりでいて敬遠している(かく言う私もそうだった)人にこそ見てほしい映画である。・・・
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「コロンバイン高校銃乱射事件」と「銃社会」の二つの言葉だけでこの映画の全てを理解したつもりでいて敬遠している(かく言う私もそうだった)人にこそ見てほしい映画である。 はっきり言って最初は、銀行で口座を開設すれば銃がもらえるというインパクトだけで2時間持たせるのかと完全にナメていた。しかし、そこに人種差別や貧困層の厳しい現実を絡めてくることで俄然面白みを増してくる。政府やメディアが諸悪の根源とするマリリン・マンソンがこのドキュメンタリーの中で最も毅然と、そしてクレバーな受け答えをするところが更に皮肉で見ていてたまらなく面白い。また、白人が辿ってきた愚かな歴史を「サウスパーク」のテイストを用いてテンポよく豪快に表現するあたりは病み付きになる。 おそらくムーア自身は各方面へのインタビューを開始した際、無知でノンキな白人の心をちょっと弄んでやろうみたいな気持ちだったと思う。しかし、子供が子供を撃ち殺すといった悲惨な事件の根本的な原因は、自らの利益のために貧困層に対して「福祉」という名の「強制労働」を強いている事実に代表されるまさにアメリカ的な精神そのものであり、これがムーア自身にとってあまりにも巨大で、あまりにも衝撃的であった(それは観客にとっても同様のものである)ため、実際の被害者を伴って弾薬を販売するKマートの本部を訪れ、店頭から一切の弾薬を撤去するという類稀な行動力を引き起こし、それが映画全体の質を高めたのだと思う。アカデミー賞のドキュメンタリー賞は至極当然の結果である。 しかし残念なことに、時を経ればコロンバイン高校銃乱射事件を知る者は徐々に少なくなっていくし(われわれ日本人ならなおさら)あいも変わらず軍事的なことにばかり資金を投入して残虐行為を引き起こしている「今の」アメリカに対する失望は薄れていくばかりである。「どうせ、年に1回ぐらいニュースでやっているアメリカの銃に関する議論と変わらないだろう」と決め付けるにはあまりにも惜しい作品である。 ドキュメンタリーとして本当に様々な「驚き」が重なり上質な作品に仕上がっているし、取材を通じて激しく揺さぶられたムーアの心とその痛みを分かち合って欲しい。鑑賞中にも鑑賞後にも大いに考えさせられる、ドキュメンタリー映画の教科書的作品である。
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[012]父親たちの星条旗
 もっとドロドロしてもよかったdatsan55552007-05-09
 
表向き華やかでありながらそこにインディアンに対する人種差別が根強く残っていることを絡めたり、迫力と説得力に満ちた戦闘シーン(当然スピルバーグが関わっているからだろう・・・
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表向き華やかでありながらそこにインディアンに対する人種差別が根強く残っていることを絡めたり、迫力と説得力に満ちた戦闘シーン(当然スピルバーグが関わっているからだろうが)はさすがハリウッド屈指の製作陣であると思う。しかし、おそらくイーストウッドが望んだのであろう国家と戦争への批判が完全に消化不良である。着想は良いのだからそこはもっと明確なメッセージが欲しかった。できない背景もあるのだろうが。また、マイクやらイギーやら、あとになって重要視されてくる人物もみな中途半端。
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[013]グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
 アメリカ人は大絶賛datsan55552007-04-27
 【ネタバレ注意】
コメント題どおりなのだが、マット・デイモンの天才ぶりや妙に喧嘩っ早かったりすぐ女性を引っ掛けるところは日本人受けしないかもしれない。むしろ嫌悪感を抱く人もあるだろう・・・
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コメント題どおりなのだが、マット・デイモンの天才ぶりや妙に喧嘩っ早かったりすぐ女性を引っ掛けるところは日本人受けしないかもしれない。むしろ嫌悪感を抱く人もあるだろう。アメリカ人にとっては当たり前の光景なのかもしれないが。 しかし、ロビン・ウィリアムス演じるショーンのキャラクターの魅力には完全に打ちのめされた。コメディのイメージしかない俳優だったが登場シーンだけで完全に見る目が変わってしまった。人物の掘り込みが若干浅いのも、このキャラクターの魅力だけで完全に補いきれる。ランボーが口論の謝罪をしにショーンのもとを訪れた際の「ショーン、言いたいことがある・・・」「僕もだ、ランボー」の台詞は最高に映画的かつ魅力的だ。 脚本に関していえば先述のとおり人物の設定こそ深い共感を呼ぶもののその設定に頼りすぎていて人物が全体的に(特にウィルとスカイラー)「薄い」。それでも賞をとれたのは新進の俳優による脚本であることと、アカデミー賞では『L.A.コンフィデンシャル』が脚「色」賞に回ったことがあるだろう。ウィルが心の傷を負った過程をもっと丹念に描いていれば歴史的傑作になりえた。そこだけがとてももったいない気がする。
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[014]渡瀬恒彦
 芸能界最強伝説datsan55552007-04-25
 
若い人間からすると「何で最強なの?」と言いたくなってしまいそうなぐらい穏やかであるが、昔はホントスゴかったらしい。 でも、フィルモグラフィーを上から順に眺めていくと・・・
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若い人間からすると「何で最強なの?」と言いたくなってしまいそうなぐらい穏やかであるが、昔はホントスゴかったらしい。 でも、フィルモグラフィーを上から順に眺めていくとなんとなく最強説もわからなくはない。
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[015]ALWAYS 三丁目の夕日
 秀作しかし過大評価も否めずdatsan55552007-04-09
 
今観終えたばかりで、率直な感想は俳優人の魅力と人望の勝利だと思った。 脚本もしっかりできている、しかしラストのあたりは妙にあざとい。特に淳之介のエピソードは日本映画・・・
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今観終えたばかりで、率直な感想は俳優人の魅力と人望の勝利だと思った。 脚本もしっかりできている、しかしラストのあたりは妙にあざとい。特に淳之介のエピソードは日本映画の悪いところが露骨に出てしまった感がある。 それでも、各映画賞で助演部門を総なめした二人がなんとも昭和の匂いや直向さを醸し出していて良い。この二人はいい歳のとり方をしている。吉岡秀隆も与えられた台詞がベタベタながら石鹸だけで洗い続けたという髪を振り乱し不器用で売れない小説家をよく体現していたと思う。小雪はもともと薄幸の美女が似合うが、女優としてもう一皮剥けたいのであればもっとハジけた役もしなければいけないなとも思った。三浦友和やもたいまさこをはじめとする脇役中年俳優たちも総じて映画の雰囲気に馴染んでおり(恐らくこの時代に生まれたあるいは子供時代を過ごしたからであろう)、作品の質を高めるのに大きく貢献している。 ケチをつけるとなれば若干綺麗にまとまりすぎているところか。冒険に出ていないというかインパクトにやや欠ける。同じ年に公開された『パッチギ!』と比べて私が物足りなさを感じたのはそのためである。山崎貴ぐらいのポジションであればまず自分の名前を知られることから始めなければならないのは承知だが、もし映画そのものに「インパクト」より「安定」を求めたのであれば某映画賞(といっても日本テレビだから仕方ない)の監督賞ぐらいは井筒監督にあげてもよかったと思う。あの映画賞は誠にオモチャみたいだ。 今作の大ヒットを受けて続編製作が決定したが、大ヒットした理由はあくまでも綺麗にまとまったその結果としての中身が大ウケしたのであるから、続編は何か大きなインパクトを用意しないと「製作しないほうがよかった」などと思われても仕方がない。健闘を祈りたい。
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[016]ハーヴェイ・カイテル
 No.1 Actor in the Worlddatsan55552007-04-03
 
世界で一番好きな俳優。おでこに刻まれた皺が全てを物語っている。 背が低く体型はずんぐりむっくりで顔だって決して2枚目ではない。 しかし、ハーヴェイは、世の中年男性が抱・・・
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世界で一番好きな俳優。おでこに刻まれた皺が全てを物語っている。 背が低く体型はずんぐりむっくりで顔だって決して2枚目ではない。 しかし、ハーヴェイは、世の中年男性が抱える哀愁、孤独、そして優しさを静かに体現している。誤解を恐れずに言えば彼の容姿は非常にユーモアがある。いきなり激昂しそうだし、大笑いしそうだし、突っつけば泣きそうだし。でも彼ほど人間くさい俳優なんてこの世にいるのだろうか?ましてこの先出現するのだろうかとさえ思わせる。彼の苦労続きのエピソードを知れば、なんだか生きる勇気が沸いてくる。この人には本当にオスカー獲って欲しい。
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[017]ミスティック・リバー
 「不条理」と「失敗作」は違うと思う派datsan55552007-03-23
 【ネタバレ注意】
この映画は、人の「嘘」と「疑念」を描いた映画としては最高レベルの映画ではないかと思う。嘘なんて誰でもつきたいと思ってついているわけではないし、なるべくなら疑念だって・・・
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この映画は、人の「嘘」と「疑念」を描いた映画としては最高レベルの映画ではないかと思う。嘘なんて誰でもつきたいと思ってついているわけではないし、なるべくなら疑念だって(しかも旧友に対して)持ちたくない。しかし娘は殺されてしまい、どうしても怒りが抑えられない。この抑えきれない衝動と葛藤は主演の二人の迫真の演技により圧倒的な説得力を持って訴えかけてくる。オスカー受賞も至極当然の結果であると思う。 しかし、この作品に、「何度でも繰り返したくなる魅力」があるかというと決してそうではない。the hysteric green氏らが指摘しているとおりだが、 あまりにもジミー夫妻が人として「許されざる者」たちである からだ。ジミーが元は頻繁に罪を犯していたという設定を思い出して欲しい。刑期を終えて戻ってきたと思ったら、娘を殺された怒りから復讐のため旧友を殺してしまった。しかも何を思ったのか妻は「神はあなたの罪をすべて許す」と。ここで多くの聴衆は不条理と怒りを感じずにはいられなくなる。おそらくこれはイーストウッドによる、キリスト教的思想への反発と疑問の提起だと思うし我々日本人にもイーストウッドの意図は伝わりにくいわけではない。しかし、映画的魅力を最優先にするのであればこういう設定にするほうがよかったのではなかったか。 デイブ(ティム・ロビンス)は正義感が強く口数の少ない少年。ジミー(ショーン・ペン)はリーダーシップが強くヤンチャで、悪戯も数多く働いてきた。二人は幼馴染で、11歳のある日も共にホッケーで遊んでいたが、デイブの打ったパックが車を直撃。中から男が出てきて二人は怯える。不良っぽい風貌というだけでジミーは男らに誘拐され性的な陵辱を受ける。それ以来ジミーは人が変わったように大人しくなってしまった。それから25年後、デイブもジミーも家族に恵まれ平凡ながら幸せな生活を送っていた。しかしある日デイブの娘が何者かに殺された。 (そこからの描写はそのままでよい。) 捜査線上に浮かび上がったジミーに対しデイブは思った。「コイツはやはり生まれながらの不良なんだ。娘を殺したのもコイツに違いない・・・」。そしてデイブはジミーを呼び出す。ジミーは性的陵辱のトラウマから抜け出せず曖昧ないいわけを繰り返す。デイブは堪忍袋の尾を切らし豹変。烈火の如くジミーを問い詰め、プレッシャーに耐え切れなくなったジミーはとうとう嘘の自白をしてしまう。そしてデイブはジミーを殺害。亡骸を川に沈めるのであった。(以後の展開はそのまま) 同年の各映画賞では『ロード・オブ・ザ・リング』とぶつかったことが運のツキであったが、それを差し引いても、ジミー夫妻の人としてのあり方が、大傑作になりえた作品をどう贔屓目に見ても「佳作」レベルの作品に下げてしまっている。いくら原作に完全に忠実であるべきだとしても映画的な魅力に満ちた大規模な脚色を施して欲しかった。サスペンス映画やヒューマンドラマには不条理がつき物ではあるが、これでは完全にデイブの一人負けだし、いくら娘を亡くしたといってもジミーに一人の登場人物としての「魅力」が大きく欠けてしまっている。悲しみ、怒り、憎しみといった負の感情はカテゴリこそ違っても、それに関わる人物がバランス良く抱かなければ観客は「何度も観たい」とは思わないだろう。それでも、演出の巧さと俳優による緊張感溢れる演技が大きな屋台骨となっているため「駄作」ではないことは確かだと感じた。もしかすると「傑作」か「駄作」かといった議論では簡単に片付けられない作品なのかもしれないが。 余談ではあるが、「不条理を意識させる映画は失敗作」と捉えるレビュアーと「不条理を意識させるからこそ傑作」と捉えるレビュアーが拮抗しているのは赴深い(これもイーストウッドの意図ならば彼はもはや異次元に住む映画監督である)。映画とは何か。映画を観るとは何か。そして映画を観る「人間」とはどんな生き物か。そんなことまで考えさせられた映画であった。
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[018]アマデウス ディレクターズ・カット
 「アカデミー賞」が最も似合う映画datsan55552007-03-12
 【ネタバレ注意】
ただ音楽が好きで幼いころからひたすら音楽を極め、中年になってようやく宮廷音楽家の仲間入りを果たしたかと思うとまだ蒙古斑がありそうな、不躾な若造が自分の地位を脅かす。・・・
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ただ音楽が好きで幼いころからひたすら音楽を極め、中年になってようやく宮廷音楽家の仲間入りを果たしたかと思うとまだ蒙古斑がありそうな、不躾な若造が自分の地位を脅かす。初めは自分の努力のほうが勝っていると思ってもやがてその天才を認めなければならない。 もうこの設定だけで観たくて仕方なくなるのであるがその登場人物がかのモーツァルトとサリエリなのだからもう完全に企画の勝利である。にも関わらず名匠ミロシュ・フォアマンは細部の美術まで一切手を抜かない。そしてキャスティングも素晴らしい。エイブラハムは顔立ちがいかにも知的で真面目で不器用な感じがして怒ったら怖そうな雰囲気が滲み出ている。トム・ハルスは今でこそ殆ど見かけないが彼はオスカーの助演男優賞を取るべきであった(主演でのノミネートが不思議)。 オペラがやや冗長だが、映画全編にわたって静かな緊張感と葛藤が存在している。多くの映画関係者はまだまだこの映画から見習うところがあると思う。
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[019]ブロークバック・マウンテン
 凡作+αdatsan55552007-03-12
 【ネタバレ注意】
なんというか、主役の二人や彼らを取り巻く人々に「葛藤」が存在していない気がする。いや、厳密には存在しているのだろうが描写が極めて薄く少なく、攻撃的かつ幼稚な行動(こ・・・
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なんというか、主役の二人や彼らを取り巻く人々に「葛藤」が存在していない気がする。いや、厳密には存在しているのだろうが描写が極めて薄く少なく、攻撃的かつ幼稚な行動(これが多くの方が言う「主役二人のわがまま」)でそれを発散させているに過ぎないのではないか。 ものすごくダルい前半部分の終わりにイニスはジャックの要求に答える。もうここでイニスが何故ジャックの要求を受け入れたのかが不可解である。花火大会でゴツいカウボーイをブン殴ったのならそこでジャックを殴って抵抗することもできたはずである。だが受け入れるのはそれでいい。「俺たちの秘密だ」「俺はカマじゃない」の台詞が「ああ、禁断の関係って案外あっさりと始まっちゃうものなのね。」と思わせる。しかし、それを納得させるほど二人が孤独感を募らせていた描写が存在していたかというとまた微妙である。鹿撃ってやたらはしゃいでいたし「豆は飽きる」とワガママ言うし。 やがて二人は別れるが、禁断の関係であったからこそ別れるのは辛い。辛いというよりも怖いという感情の方が的確ではあると思うが。すでに恋人もいたわけだし、恋人と友人との間で動く心の描写が全然足りない。いや、観客の想像力に完全に依存しきっているのだ。 そして二人は再会し、イニスは「妻には見られていないだろう」と思ってトンでもないところでキスし始めるのである。これには失笑した。しかしここで俄然面白くなってくる(べき)なのがミシェル・ウィリアムズ演じるアルマの心理描写である。特に、自分の旦那が、子供がいるにも関わらず男と熱くキスしていて、しかも相手の男にも妻と子がいる。そこでアルマの受けた衝撃と葛藤を徹底的に描写すべきであったがそれも明らかに薄味で、いきなりモーテルで二人が回想と現状報告をし始める。なんともったいないことであろうか。それが終わるともう夫婦仲は完全に冷え切っている。「俺の子供が欲しくないなら お前とはもう寝ない」の台詞には唖然。このシーンに限らず映画全体、本当のゲイの人が見たら怒る仕上がりになってしまっている。特にイニスは「妻子がいるが昔から愛し合っている旧友とも別れられない」のだが、ヒース・レジャーの演技力不足か脚本の失敗か、二つの「愛の対象」の間で揺れ動く心模様がいかんせん不足している。(余談ではあるがヒースとミシェルは実生活ではキチンと子供を作った。) アカデミー賞も百歩譲って音楽賞は認める(というか他のノミネートを知らない)が、監督賞と脚色賞は絶対に与えるべきではなかった。おまけに主役の二人もオスカーのノミネートだったり各賞受賞するほど魅力的ではない。(これはもちろん監督と脚本の失敗があるからだが。)正直、ヒースとジェイクを嫌いになりそうになってしまった。 あと絶対に許し難しいのが監督のアン・リーと原作のアニー・プルーがそれぞれアカデミー賞そのものと『クラッシュ』を批判し酷評したことである。自分の映画が受賞最有力と報道され、いったん受賞を逃すと烈火の如く怒りを爆発させるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」を観てもいないのに貶す井筒監督よりもたちが悪い。受賞するしないに一喜一憂する志というか人間レベルの低さは、映画関係者として失格である。そんな人ばかりになるのであればもはや映画賞など存在するべきではない。上映時間が長いのと冗長なのは違う。「ままならない人生に肩を落とす」ことと「緊張感に欠ける」のは全く違う。主役ふたりには同情心が沸かない。わがままな登場人物の甘い幻想になど付き合いたい観客などいないのである。
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[020]マイケル・ジャクソン
 MJの存在そのものがエンターテインメントdatsan55552007-03-10
 
まず、本業は俳優ではないのにこのコメント数。やっぱりタダモノじゃないねマイケルは。2003年に逮捕されたときの写真は見るに耐えなかったけど、妙に日本を気に入っているみた・・・
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まず、本業は俳優ではないのにこのコメント数。やっぱりタダモノじゃないねマイケルは。2003年に逮捕されたときの写真は見るに耐えなかったけど、妙に日本を気に入っているみたいで、ファンではないがなんだか嬉しい。 話はずれるが日本では(世界規模で見ても)近年、プライベートを売りにする著名人が少なくなったと思う。売りにする人といえば「誰もオマエには興味ないよ」と言いたくなるような三流タレントが、だらしない異性関係を「暴露」するが関の山である。それに比べてMJはスゴイ。あそこまで整形すると、美醜とかの問題ではなく、原型を破壊してまで美しさを追求する愚直な姿勢がかえって悲しさというか愛おしささえも呼び起こす。中途半端では終わらせずそれこそ命がけで「我が道を突き進む」MJにおそらく多くの一般人は心打たれるのであろう。無論、ギネスに掲載されるほどの資材を持ち合わせているからこそできる所業であるが。でも、数多くの奇行はやはり彼の生まれた環境の複雑さやトップスターに上り詰めた後の苦悩などがあったからだろう。散々持ち上げておいて奇行に走れば袋叩き。まるでブリトニーの将来を見ているようで悲しい。ホント、メディアってのは無責任だよ。
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[021]グレゴリー・ペック
 「英国紳士」とはこの人datsan55552007-03-10
 
失礼ながら「ローマの休日」しか観た事がない。しかし、男の私でも惚れ惚れするぐらいの人であった。あえて多くは語らない。百聞は一見にしかず、「ローマの休日」には女性なら・・・
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失礼ながら「ローマの休日」しか観た事がない。しかし、男の私でも惚れ惚れするぐらいの人であった。あえて多くは語らない。百聞は一見にしかず、「ローマの休日」には女性なら誰もが憧れるシンデレラストーリーと、男性なら誰もが憧れるダンディズムが(モノクロなのに)色濃く残っている。
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[022]真田広之
 ふさわしいコメント題さえ見つからないdatsan55552007-03-10
 
知人に「好きな俳優は?」と尋ねられ「真田広之」と答えたところ「渋い」と言われた。「渋い!?」と思わず耳を疑ってしまった。私も知人も20代前半なのであるが最早今の20代にと・・・
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知人に「好きな俳優は?」と尋ねられ「真田広之」と答えたところ「渋い」と言われた。「渋い!?」と思わず耳を疑ってしまった。私も知人も20代前半なのであるが最早今の20代にとって「真田広之」は「そんな人もいたね」というレベルなのかと。「高校教師」「タブロイド」あたりで見限られたのかと。オスカーにノミネートされた謙さんも当然素敵だがこの人を語らずして「日本の俳優」というテーマについて語り合うのは如何なものかと思う。英語は堪能で殺陣は世界クラス、演技も完璧でオマケにルックスも文句なし。 2001年を最後にテレビドラマから完全に映画専門になったため些か仕方のないことではあるが、海外の映画関係者たちが「グレートジャパニーズアクター」と最大級の賞賛を送るのは実は真田広之である。もちろん謙さんだって日々ハリウッドに溶け込もうと英会話を勉強し日本人らしく誠実にマスコミへの応対をこなしている。しかし、謙さんがハリウッドに進出するために欠かせなかったのは真田広之その人である。「あの『高校教師』の人ね。」と言っている人は実にもったいない。何か観る映画ないかなぁと思ったら今すぐレンタルショップへ行こう。比較的レンタルしやすいのは「必殺検廖屮螢鵐亜廖屬呂栂」「陰陽師」「たそがれ清兵衛」「ラスト サムライ」あたりか。特に「ラスト サムライ」は初めて地上波で放送された際に某掲示板で「真田広之の格好良さは異常」「明日DVD買ってくる」と、普段映画を観ない人の心をも揺さぶったのである。改めて彼の良さを認識し、将来何か大きなプロジェクトを成し遂げた(オスカーだって夢ではない)時に、「長年応援してきてよかったわ」と言えるようになって欲しい。週刊誌にさえ「真田の悪口を言う人は殆どいない」と書かれるのだから。
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[023]佐藤浩市
 佐藤浩市はどこが魅力的なのか?datsan55552007-03-10
 
どこかで見たが、佐藤氏は多摩芸術学園という無名の、しかも現在は廃校になった学校を中退。俳優としてデビューするもあまりに偉大な父のプレッシャーからかいつも「こんな仕事・・・
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どこかで見たが、佐藤氏は多摩芸術学園という無名の、しかも現在は廃校になった学校を中退。俳優としてデビューするもあまりに偉大な父のプレッシャーからかいつも「こんな仕事いつでも辞めてやる」というツッパった感情を持っていたらしい。それでも仕事は来る。そして賞を受賞する。いわば「葛藤」である。演技の本質というか魅力的な作品と演技には常に「葛藤」が存在する。プライベートでの永きにわたる「葛藤」が彼独特の色気と渋みを醸し出しているのだと思う。それが多くの方が言っているような「近づきにくいが気にさせられる」感情を生むのであろう。盟友の真田広之や中井貴一、渡辺謙や役所広司といった同世代の俳優が次々とハリウッドに進出する中、一人徹底して日本の作品に拘り続ける。それもまた魅力的といえば魅力的で、しかも貴重な存在である。なぜ彼はハリウッドに進出しないのか彼の立場に立って勝手に考えたい。 1.「面倒臭い」2.「英語が喋れない」3.「ハリウッドに魅力を感じない」 どれも「演技力あるのにもったいないなぁ」と思わせる理由であるが、このちょっとした捻くれ具合もまた彼の魅力だと思う。
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[024]渡辺謙
 日本も忘れないでね。datsan55552007-03-10
 
圧倒的な存在感と演技力はもう誰もが認めるところだろうが、謙さん自身が「オスカーのノミネートは青天の霹靂」と言っていたように、あまりにもトントン拍子に事が運びすぎてし・・・
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圧倒的な存在感と演技力はもう誰もが認めるところだろうが、謙さん自身が「オスカーのノミネートは青天の霹靂」と言っていたように、あまりにもトントン拍子に事が運びすぎてしまったような気がする。恐らく「バットマン ビギンズ」「SAYURI」などは謙さんにとっても不本意なところがあったのではないか。 彼は日本のメディアにより祭り上げられた急造のハリウッドスターのような気がする。謙さんにはまだまだ日本映画でも頑張って地に足を着けて欲しい。カッコよくて演技もできるのだから焦らなくても確実に結果は出ると思う。あと、体には十分気をつけて欲しい。
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[025]ケヴィン・コスナー
 これからは人柄で勝負datsan55552007-03-09
 
一人のファンとして『守護神』がそこそこヒットして、にわかにコスナーのことが話題になったのは嬉しい。 完全復活という見方もあるがそうは思わない。と言うよりも完全復活は・・・
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一人のファンとして『守護神』がそこそこヒットして、にわかにコスナーのことが話題になったのは嬉しい。 完全復活という見方もあるがそうは思わない。と言うよりも完全復活はしなくていいとさえ思っている。全盛期のようなトレンディドラマっぽさはもう彼には似合わないし、彼は一人の映画人として多大な功績をすでに残しているからである。『守護神』はチラっと観たが、酸いも甘いも噛み分けた人独特の渋みが確実に備わっていた。普通あれほどの大失敗やスキャンダルに見舞われたならハリウッドから追放されていてもおかしくないはずであるがそれでも細々とでも活動できているのはひとえに彼の人柄の良さあってではないだろうか。確実に言えることは彼のような人材はハリウッドにおいてきわめて貴重であるということだ。ファンならば全盛期ほどの人気復活を期待するのではなく長い目で見て彼が納得いくような活動をし続けるのを見守っていくのがいいと思う。
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[026]ロッキー
 アドレナリンが2回噴き出るdatsan55552007-02-27
 
「『ロッキー』が好きだ。」と言うと大概の人間は頼んでもいないのにその場で「エイドリア〜ン」とスタローンの真似をする。馬鹿にしているのかそのシーンこそ名場面と思ってい・・・
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「『ロッキー』が好きだ。」と言うと大概の人間は頼んでもいないのにその場で「エイドリア〜ン」とスタローンの真似をする。馬鹿にしているのかそのシーンこそ名場面と思っているのかわからないが一人のファンからするとむず痒い思いがするのである。 『ロッキー』を映画史上に残る名作に押し上げたのはエイドリアンとの「落ちこぼれ同士のロマンス」も確かにそうだが、トレーナーであるミッキーとの「落ちこぼれ同士の罵り合い、そして和解」において他は無いと思うのである。先に挙げた「エイドリア〜ン」の連中は「ロッキーがエイドリアンのために最後まで戦う」という、それだけであれば凡作にしかならないストーリーを『ロッキー』の全てと誤解してしまっている。 nightpark、wao、チャプリン各氏の初見の頃もそうだったのであろう。そりゃ男からすれば、落ちこぼれ同士のスケートや抱擁などに比べればロシアの殺人兵器と命賭けのボクシングやる方が面白いのが至極当然。 しかし人生の酸いところも知り、「絆」や「情」の暖かさ、美しさを知ってくると、ロッキーとミッキーの、「アホな男が二人、罵り合いながらも見捨てることができない」関係が魅力的にさえ見えてこないか。自分自身もそんな関係を求めてはいないだろうか。私は求めている。ベトナム戦争敗北の傷跡がアメリカを覆い、アンチヒーロー映画の代名詞『タクシードライバー』が同年のパルム・ドールを受賞する(この作品はこの作品で素晴らしい)という、斜に構える風潮が蔓延する中で生まれたロッキー(と、ミッキーとの不器用な人間関係)は、30年のときを経た今も人という生き物の根幹を揺さぶるまさに「涙とアドレナリンの映画」であると思う。映画雑誌などで『ロッキー』の一場面の写真を見ると大概が 1.タイトル戦のシーン2.トレーニングのシーン3.ラストシーンであるが、 本当の名場面は中盤に訪れる、キムスカ、FFF各氏のコメントにもあるロングショットの和解場面である。そこを観ずに『ロッキー』を語るのはあまりにも早計である。たらればは禁物であるが、バージェス・メレディスにはオスカーをあげてほしかった。また、やや話がズレるが『ダンス・ウィズ・ウルブズ』が当時人気絶頂の2枚目スター、ケヴィン・コスナーのファンである女性はもちろんのこと映画ファンの男性まで唸らせたのはコスナー演じる「狼と踊る男」とロドニー・A・グラント演じる「風になびく髪」との、徐々に変化していく関係(と、ラストシーンでの「親友」への叫び)によるところが大きいと思う。同作品に心を揺さぶられた男性諸君には是非『ロッキー』を最初から最後までご覧になってほしい。
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[027]フォレスト・ウィッテカー
 この方に謝罪したいdatsan55552007-02-26
 
初めてこの方を観たのはあの「スピーシーズ 種の起源」でである。 なんとも頼りない風貌と作品そのもののチープさ加減。 「ああ、この人は一生B級俳優で終わるのだろうな・・・・・・
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初めてこの方を観たのはあの「スピーシーズ 種の起源」でである。 なんとも頼りない風貌と作品そのもののチープさ加減。 「ああ、この人は一生B級俳優で終わるのだろうな・・・」と思っていたら とんでもない。それ以前にカンヌで主演男優賞を受賞していたではないか。 しかも監督や脚本まで担当している。 それからというものの何か気にならずにはいられない俳優となり、 いつのまにかオスカーにノミネート。そして受賞。 「ラスト・キング〜」は予告編だけ観たが、フォレストは恐ろしかった。 でも、アカデミー賞でのスピーチは心に染み渡るものがあった。 いつの間にか消えているであろうB級俳優だなんて思って申し訳ない。 そして本当におめでとう。一生応援するよ、ウィテカー。
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