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 「glamfreak」さんのコメント一覧 登録数(140件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]ローガン・ラッキー
 「気づけよ!」な感じの今年のマイベストglamfreak (Mail)2017-12-04
 【ネタバレ注意】
今年のマイベストワンです。 社会情勢を娯楽に替えて世の中にわかりやすく訴えるソダーバーグ。 今回は「田舎の貧しい白人たちよ、しっかりしろ! おまえらはちゃんとしてるは・・・
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今年のマイベストワンです。 社会情勢を娯楽に替えて世の中にわかりやすく訴えるソダーバーグ。 今回は「田舎の貧しい白人たちよ、しっかりしろ! おまえらはちゃんとしてるはずだろ!」と言ってる感じ。 で、ブランコの一件をどう解釈するかで、かなり遊べます。 私は金がもとからずっとあったのだと思っているのですが……。
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[002]ちょっと今から仕事やめてくる
 なんと、劇場向けだったglamfreak2017-06-03
 
意外にも劇場向けの作品だった。 視覚的にも筋書き的にも現実的。 実力派で固めて後味よし。
  
 
[003]0円キッチン
 来たる食糧危機への楽しい警鐘glamfreak2017-06-01
 
NHK「キッチンが走る」を思い出した。似て非なるけれど、非なりて似てる。要は発想の転換をさせてくれる食のマジックバスだ。 できれば日本でも、バイ菌と放射能の検査機持参・・・
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NHK「キッチンが走る」を思い出した。似て非なるけれど、非なりて似てる。要は発想の転換をさせてくれる食のマジックバスだ。 できれば日本でも、バイ菌と放射能の検査機持参でこういう車に回ってきてほしい。食材のネット・フリマがあってもいいかも。トレーサビリティは課題かな。 ところで最近、わけあって、フィルマークスに投稿することが増えつつある。でも、わけあってこっちにも来ています。
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[004]ラビング 愛という名前のふたり
 ふつうううの人々の飽きない2時間ドラマglamfreak2017-03-11
 
活動家の物語ではない。偽善も美化も自虐もない。 公民権運動など別世界の話だと思っている、田舎の出来婚カップルが、ただただ良い環境を求めて暮らしたという普通の物語だ。・・・
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活動家の物語ではない。偽善も美化も自虐もない。 公民権運動など別世界の話だと思っている、田舎の出来婚カップルが、ただただ良い環境を求めて暮らしたという普通の物語だ。その夫妻の名はたまたまラビング、つまり「愛すること」。ほぼ実話に忠実であるらしい。 誰にも共通する普通の暮らしがいかにサスペンスフルなものであるのかを、困難だった時代を背景に、巧みに物語る普遍性のあるドラマだ。不運に次ぐ不運、たらい回しに次ぐたらい回しが、結局は功を奏すという流れも史実のまま。 そう考えると袋小路のような現代社会にも希望が見えてくる。まっすぐ生きようとする人への賛歌だ。
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[005]怒り
 いい話だglamfreak2016-12-08
 
 見終わって「愛子ちゃんの話だったのか!」と思ったら、「どう考えても泉の話でしょ」と言い張る家人と喧嘩になった。見る人によっては、ほかの登場人物の話に思えるのかもし・・・
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 見終わって「愛子ちゃんの話だったのか!」と思ったら、「どう考えても泉の話でしょ」と言い張る家人と喧嘩になった。見る人によっては、ほかの登場人物の話に思えるのかもしれない。真犯人の話だったと感じた人はどのくらいいるのだろう。  原作者が、あの事件を基にしたと劇場用パンフレット上で公言しているが、きっとあの事件の犯人も、ときには田代になり、直人になり、田中になったのだと思う。そしてその陰では、事件と何ら関係のない、田代や直人や田中が翻弄されたのだろう。  李監督の映画をCMのようだと表現している人もいるが、確かに、期待していないのに、つい、見てしまう。そして今回の宮崎あおいには本当に驚いた。私の親友を思い出すほど自然体だったからだ。『NANA』とは似て非なる演技力に、よほど本人が持つ引き出しに合っていたのだろうと思いきや、パンフレットのインタビューを読んで二度驚いた。頭をフル回転させて巧妙に演じたのだそうだ。  さらに、取調室の早川を演じたの俳優の名を知って、水澤紳吾に惚れ直した。まさかNHK「64(ロクヨン)」で引きこもりになった日吉だったとは。  現実の事件の犯人が捕まる前、いつも私がバス待ちをする列の横に指名手配写真が貼ってあった。あるとき、その写真の前にそっくりな青年が立って、じっとこちらを見ていたことがある。背丈がまったく違ったので『ガタカ』をやってもああはならないだろうと思ったが、かなりドキリとした。あの人も誰かに疑われていたのだろうか。
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[006]ルーム
 “へや”という名の国からglamfreak (Mail)2016-05-16
 
こんなによくできた映画が、1劇場につき、こんなに短い期間しか上映していないなんて、世の中どうかしてる。そしてどうかしてる世の中に迷い込んでしまったのが「ママ」なのだ・・・
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こんなによくできた映画が、1劇場につき、こんなに短い期間しか上映していないなんて、世の中どうかしてる。そしてどうかしてる世の中に迷い込んでしまったのが「ママ」なのだが、その子供はといえば、この暗くて狭い世界を意外と気に入っている。 見ていて自然と、引きこもりの人たちを想像した。べつに、引きこもりの人たちが主人公らと同じだという意味ではない。ただ、とかく世間や大人が「悪い」と思うものでも、ある人にとっては最も心地よい古巣だったりする。あらゆる年齢の親子間で生じる、苛立ち、責任、焦り、甘え、巣立ち、などにも普遍的なリアリティを感じる映画だ。 なにしろ、すべてに説得力があり、細かい細かい脇役に至るまで全員にオスカーをあげたくなるような演技と演出は安心して見ていられる。微妙なカメラワークからも、子供の視点を通したちょっとした衝撃が伝わる。こうした要素がしっかりしているので、最小限にとどめられた音楽が効果的に働く。語られない部分には、膨大な物語が想像できる。 映画の良し悪しは涙で測れるものではないけれど、劇場で二度号泣した。日本の映倫ってフシギで、これも「G」だが、大人のための大人な映画だ。『スポットライト 世紀のスクープ』でえぐられた傷を癒すのにもおすすめ。
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[007]スポットライト 世紀のスクープ
 声をあげ、それを拾うと…glamfreak2016-04-21
 
日本に喩えるなら、学区の公立小学校で担任がクラスの大半の児童に性的虐待を公然と働いていて、みんな知ってるんだけど、担任は人気があるし、先生、生徒、友達、親、子供、ひ・・・
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日本に喩えるなら、学区の公立小学校で担任がクラスの大半の児童に性的虐待を公然と働いていて、みんな知ってるんだけど、担任は人気があるし、先生、生徒、友達、親、子供、ひいては教育システムそのものという、心の拠り所を失いたくないから、別の教師が、そっと近づいてきて「私はわかってますよ。対処します」とは言うんだけど、担任を転属させて終わりにして、すでに心の拠り所を片っ端から失った被害者だけが、魂の救済を求め続けながら、どうにかこうにか大人になったり自殺をはかったり自殺したりする、という類いの事実がベース。 日本でも実際に起きている。必ずしも聖職者や子供のいない加害者の話ではない。そして弱っている魂にこそ、加害者は近づく。 カトリック教会の児童性的虐待問題は、さまざまな角度から過去に作品化されているが、今回は「声をあげ、それを拾う」ということに“スポットライト”を当てている。その分、別の角度が希薄になってしまうので、本作を見てから、例えば『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』などを見ると、いちだんと理解が深まるのではないかと思う。その「理解」とは、必ずしもカトリック教会についてということではなく、万国共通の児童性的虐待についてだ。 レイチェル・アダムスの使い方が興味深い。スタンリー・トゥッチは相変わらず果敢。日本人である撮影監督の淡々としたカメラワークがきいている。 本作の最後には被害が報告された世界中の都市名が連ねられ、「実際の被害について声をあげたい人は下記に連絡を」という趣旨の英文が表示されるものの、リンクを辿って被害者団体に行きつくことはできても、その団体の日本支部はない。日本語ではどこに声をあげればいいのだろう。そもそも声をあげれば、魂は救われるのだろうか……。
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[008]リリーのすべて
 二人の夫婦愛と三人の友情の物語glamfreak (Mail)2016-03-25
 
 極めて特殊とされた人物を軸に、極めて普遍的なテーマを紡いだ美しい映画だ。  原題は「The Danish Girl」(デンマークの娘)。中盤にそれがセリフとして登場するところが、・・・
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 極めて特殊とされた人物を軸に、極めて普遍的なテーマを紡いだ美しい映画だ。  原題は「The Danish Girl」(デンマークの娘)。中盤にそれがセリフとして登場するところが、起承転結の「転」にあたるので見逃さないでいただきたい。  人は変わる。ところが、不幸にも愛はなかなか変わらない。そこが人生のつらいところだ。ゲテモノ映画にも、耽美すぎる物語にもできたかもしれない史実に、監督は、誰もが経験するそんなつらさを盛り込む。それでいて人生の、さらには人間関係の、素晴らしさを描き出す。  劇場用パンフレットにもある通り、とかくトランスジェンダーの人たちは、初期には思春期の少女のように、過度に派手な女性らしさを出そうとするが、やがて自然体でふるまうようになるというが、そのあたりの、まさしく性別“移行”の描写も興味深い。  そしてアリシア・ヴィカンダーのオスカーに値する後半の演技が見事だ。ヴィカンダーが演じるGerda Wegenerの名を画像検索すると、本作とは一味違った角度から史実が浮き彫りになる。
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[009]不屈の男 アンブロークン
 東京五輪glamfreak2016-03-02
 
「目指せ、東京五輪!」という不良少年ルイのセリフで始まる物語。東京大空襲の民間人被害を取りあげたハリウッド映画も珍しい。テーマは“許し”。イタリア系2世の主人公らは、・・・
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「目指せ、東京五輪!」という不良少年ルイのセリフで始まる物語。東京大空襲の民間人被害を取りあげたハリウッド映画も珍しい。テーマは“許し”。イタリア系2世の主人公らは、徴兵に際してそれなりの葛藤もあったと思われる。「反日映画」という噂のせいで劇場も公開日も極めて少ないのは残念だ。 「不屈の男」とはいえ要はごうじょっぱり。その点は渡辺伍長も同じだったのかもしれない。最後に映る実物の写真と俳優のギャップを感じたが、実際の渡辺は終戦時に27歳で、ネット上にある晩年のインタビュー映像からは洒落者だと想像できるので、MIYAVIというキャスティングはあながち的外れではなかったのだろう。 キャスティングといえば、主人公と母親役の顔がよく似ている。流浪を強いられるルイが行く先々の、水の色がいちいち違うのも芸が細かい。インパクトのある収容所生活は映画のほんの一部で、壮大な南太平洋や青々としたグラウンドの描写が少なくないので、ぜひこの短期間に(少しでも)大きなスクリーンで見ていただきたい。 「戦メリ」と比較されるが、どちらかというと「太陽の帝国」と、つい比べてしまった。確かに物足りなさはあるけれど、アンジーは今の若者たちに見てほしいんじゃないかな。
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[010]ブリッジ・オブ・スパイ
 史実では序章に過ぎなかった橋渡しglamfreak (Mail)2016-01-28
 
脚本がコーエンなので、ドラマティックなスピルバーグぶしをグッと日常に引き戻してくれる。そして本作のテーマ自体が“日常”だ。その日常性を支えているのがエイミー・ライアン・・・
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脚本がコーエンなので、ドラマティックなスピルバーグぶしをグッと日常に引き戻してくれる。そして本作のテーマ自体が“日常”だ。その日常性を支えているのがエイミー・ライアンやピーター・マクロビーといった名脇役なのが、あまり語られないのは贅沢でもある。 ただ、「スパイたちの橋」と呼ばれ続けたグリーニッケ橋での引き渡し劇は、ドノヴァンの功績のほんの序章に過ぎなかった。映画の最後にテロップで示されるように、のちに彼は、カストロから実に1万人近くの米国市民を奪還する。もちろん丸腰で。そのノウハウの基本が本作に集約されている。 テロップといえば、そこで明かされるアベルの未来を踏まえたうえでの、橋での別れも位置づけとして興味深い。 世界各地が戦争に向かい、一部の地域は実質、冷戦状態といってもいい今、見ておきたい傑作だ。
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[011]鑑定士と顔のない依頼人
 あたたかいglamfreak2015-12-21
 
 ジェフリー・ラッシュが苦手なので、かなり勇気が要ったのだが、2年経ってようやく観られてよかった。しかも“ジェフリー・ラッシュの英米映画”なのかと勘違いしていたが、イ・・・
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 ジェフリー・ラッシュが苦手なので、かなり勇気が要ったのだが、2年経ってようやく観られてよかった。しかも“ジェフリー・ラッシュの英米映画”なのかと勘違いしていたが、イタリアの巨匠とのミスマッチに妙に安心した。映像美は半減なのだろうけれど、DVDだったおかげで、苦手な部分やからくりの細部を微調整しながら視聴できたのもありがたい。  ただ、我が家の“鑑定士”は「あの人たちが騙されっぱなしで悔しい」とわけのわからないことを言っているので、これはやはり、世の“鑑定士”自身よりも、彼らを愛する人々が「そうだ、そうだ」と頷きながら浸る映画なのかもしれない。  とはいえ、どんな“鑑定士”にも、きっとああやって恵まれた環境があるのだと観客に思わせるところが、本作の温かい魅力なのだと思う。またしても“ネタバレしないと魅力を伝えられない”贅沢な映画が生まれた。
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[012]セッション
 青春映画なので要注意glamfreak2015-05-21
 
オスカー映画ではありません。サンダンス映画です。 放送禁止用語がなければ各国でPGにはならなかったであろう、 若手が撮ったティーン・ムービーです。 大人は、そこを覚悟・・・
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オスカー映画ではありません。サンダンス映画です。 放送禁止用語がなければ各国でPGにはならなかったであろう、 若手が撮ったティーン・ムービーです。 大人は、そこを覚悟して観ないと痛い目にあいます。 ピシッ。
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[013]シンデレラ
 勇気と優しさで貫く平和と幸せglamfreak2015-05-08
 
皮肉にも本編前に流れたマーヴェリック映画の予告編には「戦いをなくすために戦うのか」などというセリフがあったが、本作は「勇気と優しさ」をもって、戦いをとことん避けるス・・・
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皮肉にも本編前に流れたマーヴェリック映画の予告編には「戦いをなくすために戦うのか」などというセリフがあったが、本作は「勇気と優しさ」をもって、戦いをとことん避けるストーリーだ。 “シンデレラ物語”とか“シンデレラ・リバティ”という巷の言葉に踊らされ、イメージが歪曲している“姫”であるが、思えば、ディズニー版シンデレラは“元祖:自立した女性”なのであった。そもそもあの時代にエスコートなしで舞踏会に行くなんてとんでもない。 文字通り手に汗握る魔法シーンでは、一部の隙もないヘレナもほんの端役。そして、ドレスのセリフには、劇場で独り、何度も頷いた。お気に入りのオーロラ姫物語をディズニーが台無しにしてくれたのも束の間、本作にはまったく期待していなかったが、これは完璧な映画化だ。 幼稚園の頃、作成中の自画像を先生に加筆されて、芸術に対する冒涜を早くも知ったが、ありのままの美しさを抽出した本作には脱帽。シンデレラのように生きようと思う。しかし、まま母の魅惑も捨てがたい。
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[014]妻への家路
 寂しさと共生するための希望ある提案glamfreak2015-03-15
 
少子高齢化と核家族化の大先輩である中国が、普遍的な物語を自然体で撮ってくれた。文革という誰もが知る歴史を媒体に行間を読ませるというワザも心憎く、ヒューマンドラマお約・・・
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少子高齢化と核家族化の大先輩である中国が、普遍的な物語を自然体で撮ってくれた。文革という誰もが知る歴史を媒体に行間を読ませるというワザも心憎く、ヒューマンドラマお約束の笑いもツボを得ている。 冒頭の泥臭さは、若い世代に予備知識を補足するためのものなのか、やや余計に感じられるが、一転して“ただのオバサン”になった主人公が、微かに眉墨を塗っているのが不自然だと感じたのも束の間、やがてその事情がいろいろな角度から解き明かされていく。あのコン・リーがと思うと、余計にこの主婦の内なる激しさが見えてきて興味深い。 どんな普通の家庭にも転がっている、意外に重い悩みと“歴史”。その重さに耐えかねた夜に観るには、いい作品だったように思う。恥ずかしながら巨匠の作品を一作も観ていなかった私には、懐かしい新鮮さがあった。
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[015]ミスティック・リバー
 過去の犯罪の被害者と向き合うglamfreak2015-03-03
 【ネタバレ注意】
公開と同時に観た頃、多くの人が「後味悪い」と言ったのは理解できた。しかし、その後、『ミリオンダラー・ベイビー』や硫黄島二部作や『グラン・トリノ』に対しては、そういっ・・・
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公開と同時に観た頃、多くの人が「後味悪い」と言ったのは理解できた。しかし、その後、『ミリオンダラー・ベイビー』や硫黄島二部作や『グラン・トリノ』に対しては、そういった感想を耳にしない。 「後味」の良し悪しは、音楽や照明のせいだろうか。それとも、史実を描いたり、善人が勝ったりするならいいということなのか。 “過去の犯罪の被害者”というものの思いと向き合う本作に、私は癒しを感じている。
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[016]ビッグ・アイズ
 おかえり、バートン!glamfreak2015-03-01
 
めちゃめちゃ過小評価されている作品。 古いバートンが好きなら、ぜひとも早めに劇場で!
  
 
[017]ゴーン・ガール
 珍しく夫婦で好みが一致した映画glamfreak2015-03-01
 
「癒された」と言っては変態扱いされている私です。 でも大真面目に言おう。フィンチャーならでは描ける神髄だ。
  
 
[018]フューリー
 語弊のあるGレートだが万人が観るべき映画glamfreak (Mail)2014-11-28
 
間違いなく2010年代を代表する第二次大戦物だ。ちなみに、2000年代はイーストウッドの二部作で、1990年代は『シン・レッド・ライン』だと思う。また、それ以前は、第二次大戦を・・・
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間違いなく2010年代を代表する第二次大戦物だ。ちなみに、2000年代はイーストウッドの二部作で、1990年代は『シン・レッド・ライン』だと思う。また、それ以前は、第二次大戦をこの路線で描くことはできなかった。 ポスターの印象などから、ヒロイックな戦車映画だと誤解している人も少なくないようだが、”憤り”という名のマシンを棲家とする男たちを取り囲む、『地獄の黙示録 特別完全版』をも彷彿とさせる、非常にグロテスクでリアリティに富んだ哲学的な深い作品だ。それでいてすんなりと入ってくる巧みな造りになっているし、主題も新しく、なによりも「敵/味方」の描き方が斬新だ。 日本では驚異のGレートだが、本国ではR指定で、多くの国々では16歳以上に勧めているのをお忘れなく。とはいえ、戦中世代にも、これからの世界を担う若者にも必ず観てほしい。ぜひ劇場で。しかし、DVDでセリフの細部をチェックするのも有効だ。
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[019]アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜
 見終ったあとで反芻すると愛おしいglamfreak2014-10-09
 
自分の子供時代に楽しかったことを追体験できて、自分の子供時代につらかったことをやり直せるのが子育て。ただし、子供は親の私物ではない。 それが子育てを通じて常に実感し・・・
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自分の子供時代に楽しかったことを追体験できて、自分の子供時代につらかったことをやり直せるのが子育て。ただし、子供は親の私物ではない。 それが子育てを通じて常に実感してきたことだが、これはそれを具現化しているような映画。今の私には、ちょっと必要な作品だったかも。 LiLiCoがメジャーな番組でちゃんと、原題の意味は「そろそろ時間」だと言ってくれたので、安心して見られました。レイチェル・マクアダムスは最後までズルくならないので要注意。
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[020]マレフィセント
 夢にまで見た映画! と思いきや…glamfreak2014-08-16
 【ネタバレ注意】
『眠れる森の美女』は幼い頃からのバイブルだったが、本作は、世界観といい、ヘアメイクに衣装といい、演技といい、夢にまで観た完璧な詳細編! と思いきや、終盤はまるで別の・・・
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『眠れる森の美女』は幼い頃からのバイブルだったが、本作は、世界観といい、ヘアメイクに衣装といい、演技といい、夢にまで観た完璧な詳細編! と思いきや、終盤はまるで別の脚本だ。アーティストが作った前半に、会社が作った後半という感じ。 それに、主題も『アナ雪』では斬新だと思って感動したけど、2作続くと、昨今のディズニーは男性不信を煽っているのかと疑いたくなる。肉体の一部をはぎ取られ、血の繋がっていない子と真実の愛を交わすアンジーは、確かに私生活を地で行っているが、ブラピだってねえ、とも言いたくなったりして。 ちなみに、最近のシャールト・コプリーは、強烈な悪役としてキャラクター俳優ぶりを発揮しているが、もとはといえばヴィカスだったんだから、もうちょっとマレフィセントなみに深みのある役を与えてもらってもよさそうな気がする。 でも前半を観るために劇場に足を運ぶ価値はあるかも。
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[021]ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
 老いと向き合う親と向き合うオヤジglamfreak2014-08-04
 
 劇場のすぐ後ろの席で、野球帽を被ったオヤジが終始、クチャクチャとガムを噛み続け、たまにゲップまでしていた。この映画にも、そんなウザい人たちがわんさか登場する。しか・・・
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 劇場のすぐ後ろの席で、野球帽を被ったオヤジが終始、クチャクチャとガムを噛み続け、たまにゲップまでしていた。この映画にも、そんなウザい人たちがわんさか登場する。しかし悪役ばかりをこなしてきたブルース・ダーンのくたびれた白髪は、ふんわりとやわらかい。  初期のジャームッシュにも通じる、毒気と愛嬌のバランスを感じるが、それとはまた一味違う壮大さも普遍性をもって迫ってくる。「ねえ、ご主人、どこ行くの?」と警官が声を掛けるところから始まるこの作品。他者は年寄りに優しいものだ。けれども、年寄りは身内に手厳しい。  老いた頑固親父とのアメリカ旅行を控えて観てみた。観ておいてよかった。道中、思い出しては励みになったので。
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[022]インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
 「理不尽」を音楽と映像で表した傑作glamfreak (Mail)2014-06-21
 【ネタバレ注意】
べつに、いいんだよ、面白いなら。 優れたものが脚光を浴び、売れていくなら何も文句はない。 それを生み出している人に好感が持てるならなおさらだ。 しかし、なぜこうも世の・・・
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べつに、いいんだよ、面白いなら。 優れたものが脚光を浴び、売れていくなら何も文句はない。 それを生み出している人に好感が持てるならなおさらだ。 しかし、なぜこうも世の中にはクズがあふれている。 上手くもないものが評価され、 人でなしが、もてはやされる。 そう考えてしまう自分こそが最大のクズだ。 何をやってもダメなのも当然だろう。 だって人でなしなんだもの。 それに、結局は、もてはやされる人でなしの恩恵を 自分も受けている。 でも自分だって頑張ってるんだ。 頑張ってるものが報われるはずじゃなかったのか。 と思っていると、 頑張ってもいないところで報われる。 そして本当に長く評価されていく人は、 自分でも、まあまあ評価できる人だ。 と思わせてくれる作品。 コーエン兄弟は、優秀だけれど自分とは違うと思ってきた。 でもこの映画は、ぬかるみで濡れた靴のように染み入った。
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[023]オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
 “吸血鬼”がスクリーンに甦るglamfreak2014-05-08
 
ジャームッシュ、だがヴァンパイア。迷ったが、薦めもあって観てよかった。カタカナ邦題がついているのがもったいない。こういう作品にこそ『恋人たちの闇夜』とか『真紅のラヴ・・・
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ジャームッシュ、だがヴァンパイア。迷ったが、薦めもあって観てよかった。カタカナ邦題がついているのがもったいない。こういう作品にこそ『恋人たちの闇夜』とか『真紅のラヴァーズ』みたいな題名をつけてほしいものだ。 ヤンチャな少女と、イッちゃってる母性と、善良だが「・・・」な青年と、オタクは、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』以来、ジャームッシュの王道。全体に流れるモチーフは、ここではロックンロール(ロックじゃなくてね)。ティルダの役者魂は凄みを増すばかりで、『グランド・ブダペスト・ホテル』も楽しみだ。 ヴァンパイアではなく「吸血鬼」というニュアンスをスクリーンに蘇生させ、なおかつ、常に吸血鬼の観客であった「大衆」のものに、きちんと納めたジム・ジャームッシュに血染めの乾杯を!
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[024]そして父になる
 行間、健在glamfreak2013-10-11
 
相変わらず多くを語らない作風に、鑑賞後十日を経て、新たな発見がじわりじわりと浮上する。 是枝自身が「父」なので謙虚に父性に焦点を当てたのだろうが、つたない母性を「息・・・
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相変わらず多くを語らない作風に、鑑賞後十日を経て、新たな発見がじわりじわりと浮上する。 是枝自身が「父」なので謙虚に父性に焦点を当てたのだろうが、つたない母性を「息子」の視点からあぶりだす手法も健在で、不穏な未来に向かっていく希望を与えてくれる。そんな本作のテーマは「そして大人になる」ことなのかもしれないと、子育てが一段落した(はずの)私は思う。 主人公よりも少し世代が上の雄大が経験してきたであろう人生の戸惑いや、ゆかりの子育ての苦楽に感じる、実の父である良多の人間味もにじみ出る。言葉遣いの端々に、奇妙な相関図をにおわせるているのも巧みだ。DVD化された暁には、外国語字幕でも堪能したい。 それにしても子役が親に似てる!
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[025]エリジウム
 役者魂glamfreak2013-10-02
 
『第9地区』と似て非なるのね。子役はあっちのほうが好き。でも見応えあったし、シャールト・コプリーを観るためだけに劇場に足を運ぶ価値あり。
  
 
[026]ヒッチコック
 無理なく観られる無理やり映画glamfreak2013-05-07
 
アンソニー・ホプキンスとテレンス・スタンプをいつも混同してしまい、『サイコ』と『コレクター』をいつも混同してしまう私は、「ああ、だからホプキンス主演なのか」と勝手に・・・
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アンソニー・ホプキンスとテレンス・スタンプをいつも混同してしまい、『サイコ』と『コレクター』をいつも混同してしまう私は、「ああ、だからホプキンス主演なのか」と勝手に思っていたうえに、『羊たちの沈黙』のイメージがあったから、まったく違和感なく挑んだ(地下に死体をためこんでたのはレクター博士じゃないのにね)。 もちろん、ホプキンスのヒッチは本物に似ていない。そもそも声が全然違う(むしろ熊倉一雄に声が近い、ってここでも混同ぎみな私)。だが、ヒッチの“不気味にお茶目な感じ”はよくにじみ出ているし、ヒッチコック作品の永遠のテーマだった“夫婦問題”にも小気味よく着目している。トニー・コレットがいい味出してるのは今さら驚かないが、ヨハンソン嬢も“プロフェッショナル”だ。『めまい』が“失敗作”だとされていた時代から物語が始まるのも興味深い。 しかし、本作の魅力は何と言っても、エド・ゲインである。ホプキンスにしろ、ヒッチコックにしろ、なぜだか闇がお似合いな紳士たち。ちょっと疲れた中高年の夜にオススメ。ショックがエンターテインメントへといざなう。 あ、そういえば、ホプキンスとパーキンスもいつも混同しちゃってた。
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[027]フライト
 ワシントンとレオglamfreak2013-04-04
 
のクッサ〜〜〜いかに思える演技が、 この映画をB級からA級へと昇華させている。 いっぱい寝ちゃったけど、しまいには悔しいことに、ツボにハマった。
  
 
[028]シュガーマン 奇跡に愛された男
 人生を信じたくなる映画glamfreak (Mail)2013-04-04
 【ネタバレ注意】
「偶然」ではあるが「奇跡」ではない。大なり小なり、実はよくある話なだけに、希望を持たせてくれる。 「伝説の歌手が舞台で焼身自殺をしていたらしい」、そんな衝撃の“事実”・・・
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「偶然」ではあるが「奇跡」ではない。大なり小なり、実はよくある話なだけに、希望を持たせてくれる。 「伝説の歌手が舞台で焼身自殺をしていたらしい」、そんな衝撃の“事実”から物語は始まる。それがいつの間にか「拳銃自殺」になり、実は生きていたと分かり、「一家で26件の住まいを転々としたほど貧しかった」と娘が証言し、それが最後に「この40年間、同じ家で暮らしている」という安堵のオチへとつながる。 だが待てよ。40年以上も前に「転々とした」と語る娘は、やけに若々しいし、そもそも自殺説の根拠は何だったのか。英語圏のインターネット上では、矛盾だらけのこの映画がさらに物議を醸し、伝説が伝説を呼んでいる。そのあたり、日本語字幕では、わざとなのか誤訳なのか、物議を醸さぬよう処理されているのが少々残念だ。 最近になって、ローリングストーン誌などに詳細な雑誌記事などが現れ、若く見える娘は1979年に生活が安定し始めた頃に、すでに13歳以上になっていたと判明した。一方で多くの事実に基づいていると思われる歌詞からして、ロドリゲスの過去は決して自慢できることばかりではなかったはずだ。 それでもなお、彼の生きざまには心が洗われる。そして何よりも、長年のブランクを感じさせない自然体の演奏ぶりや、そこに集うファンの年齢層が、これを「奇跡」と思わせる。 とはいえ、くどいようだが、何十年も経ってわかることは、日常的にたくさんある。それは何十年もコツコツと生きてみて、初めて実感したりもする。そのことをこの映画は思い出させてくれるし、まだ何十年も生きていない人に、それを知らしめてくれる。元ミュージシャンによる訳詞も心にしみる。
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[029]世界にひとつのプレイブック
 予告編からは想像もつかなかった傑作glamfreak2013-03-08
 
ラヴコメではない。ホームドラマだ。親子の話であり、きょうだいがいたりいなかったりする故に起こる喜怒哀楽の、大笑いできるブラックな物語。 手持ちカメラが程よいリアルさ・・・
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ラヴコメではない。ホームドラマだ。親子の話であり、きょうだいがいたりいなかったりする故に起こる喜怒哀楽の、大笑いできるブラックな物語。 手持ちカメラが程よいリアルさを実現し、予告編ではクサく感じるセリフがピタリとハマるのは全体としての編集の賜物だ。“ハリウッド・エンディング”と見る向きもあるが、いや、どうなのかな。 なんであれ、鬱だの何だのが盛んな昨今、この作品に「うん、うん」と頷き、癒される人は多いに違いない。脇までガッチリ固めて、エグくもイキな支え合いを見事に描けているのは、監督自身も病んでいるからか? 疲れた日におすすめしたい。
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[030]ゼロ・ダーク・サーティ
 歴史を切り取る名作glamfreak2013-03-08
 
『ハート・ロッカー』でも物議をかもした監督だが、どう見ても、戦争や拷問を肯定しているとは思えない。その証拠のひとつがサウンドトラックだ。むしろ、丁寧に事実を描くこと・・・
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『ハート・ロッカー』でも物議をかもした監督だが、どう見ても、戦争や拷問を肯定しているとは思えない。その証拠のひとつがサウンドトラックだ。むしろ、丁寧に事実を描くことで、盲信的な反対論に走るのを避け、より広範囲の客層の目を引きつけている。 本作でも、個人をあぶり出す“森ばかり見ずに木を見る”視点が女性らしい。ただ、とりわけ今回は、“味方”の側にも“敵”の側にも正義がまったくない。残るのは虚しさだけだ。自分の足で立てる夜におすすめしたい映画。
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