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 「kuro」さんのコメント一覧 登録数(308件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]シン・ゴジラ
 ミリタリーオタクならそれなりにkuro2016-09-27
 
ミリタリーオタクだったら、それなりに面白いだろうと思える映画。 それだけの映画です。 頭でっかちで知識は豊富だが、人間がわかっていない、子どもっぽい大人のための映画で・・・
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ミリタリーオタクだったら、それなりに面白いだろうと思える映画。 それだけの映画です。 頭でっかちで知識は豊富だが、人間がわかっていない、子どもっぽい大人のための映画です。 元々、ゴジラは小中学生ぐらいが対象の映画だったはず。私も初代ゴジラ映画を子供の頃に観た記憶があります。 それがいつのまにか未熟な大人を対象とした映画になってしまいました。 アニメに夢中になる大人が増えた現代日本の世相が生んだ映画とも言えます。 アクション映画がわかっていない人が作った映画との印象が強くしました。 駄作。
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[002]バッド・ティーチャー
 ありえない人物kuro2016-07-01
 
変態プレイでいっぺんに恋が冷める? 元々、恋ではなくて金目当てだったのでは? コメディ映画だから仕方ないとは言え、いくらなんでも人格や行動の整合性がなさすぎです。 あ・・・
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変態プレイでいっぺんに恋が冷める? 元々、恋ではなくて金目当てだったのでは? コメディ映画だから仕方ないとは言え、いくらなんでも人格や行動の整合性がなさすぎです。 ありえない人物を描いても、あまり面白くありません。 少々下品な大人向け漫画。
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[003]孤独のススメ
 オランダ人にとってのマッターホルンkuro2016-07-01
 
厳格な信仰の教義に従って生きる融通は利かないが心優しい男が、時々、激しい癇癪を起こしながらも、自分の中に作り上げたタブーの壁を大胆に突き破って、本当に人間らしい心を・・・
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厳格な信仰の教義に従って生きる融通は利かないが心優しい男が、時々、激しい癇癪を起こしながらも、自分の中に作り上げたタブーの壁を大胆に突き破って、本当に人間らしい心を回復していくところが良いストーリーです。 洋画によくある神が使わした神の代理人というテーマには違いないのですが、信仰の教義に縛られた生活を変えられない者たちのなかにある、教義とは相容れないごまかしも鋭く突いていて、宗教映画のようで、ありふれた宗教映画にはない面白さがあります。 本土最高峰が300メートルほどで。しかもそこは国境であって、丘しかないオランダ人にとって、スイスのマッターホルンは、その鋭い山容からして特別な想いが湧くのかもしれません。
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[004]見えない目撃者
 ホラー映画のような要素もある映画kuro2016-06-17
 
韓国でヒットした映画の中国版リメイクらしいが、オリジナルは見ていません。 肝は盲目のヒロインが変態誘拐犯に追われるシーン。 ホラー映画ではないのですが、昔のアメリカの・・・
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韓国でヒットした映画の中国版リメイクらしいが、オリジナルは見ていません。 肝は盲目のヒロインが変態誘拐犯に追われるシーン。 ホラー映画ではないのですが、昔のアメリカのホラー映画「13日の金曜日」を思い出しました。 ミステリー映画としての展開も、ヒロインが弟を間違って事故死させてしまったことへの後悔の葛藤も、しっかりと描かれていて退屈しない面白い映画でした。 美しい大きな目を持つ美女が全盲という設定が、やや不自然なのが残念でした。 もとより美人ヒロインと美男ヒーローを観ることも楽しみの一つである映画であって、自然さを狙った映画ではないので当然かもしれません。
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[005]母よ、
 ヒロインを見守れるか?kuro2016-05-19
 
仕事も私生活も壁にぶつかり上手くいかない女性が、母の死という誰もが人生で直面する悲しみのなかで、今更のごとく母親の偉大さに気づくというストーリー。 頑なに映画の製作・・・
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仕事も私生活も壁にぶつかり上手くいかない女性が、母の死という誰もが人生で直面する悲しみのなかで、今更のごとく母親の偉大さに気づくというストーリー。 頑なに映画の製作姿勢を変えない映画監督を仕事とする女性が、いらいらして時に感情を爆発させたり、仕事中に知り合って間もない俳優に私生活の悩みを打ち明けたりする。 非常に女らしい女であるのに、身近な者たちには、むしろ、それを見せない女。見せられない女。 そんなヒロインの姿を、優しく見守る姿勢が、この映画を観る者には必要です。しかし、私にはやや煩わしく思えました。
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[006]ディーパンの闘い
 何とも惜しい結末kuro2016-05-02
 【ネタバレ注意】
全くのアカの他人同士が、夫婦、親子を偽装して難民となって外国で生きる姿を通して、内戦で大義名分を掲げて権力に抗して武力で戦う者たちが、アウトローのギャングたちと、家・・・
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全くのアカの他人同士が、夫婦、親子を偽装して難民となって外国で生きる姿を通して、内戦で大義名分を掲げて権力に抗して武力で戦う者たちが、アウトローのギャングたちと、家族や愛する者たちをないがしろにする存在である点で同じものであると描くために、その緻密な計算された結末に至るまでのストーリーに圧倒されました。 偽装家族が本物の家族になっていく姿も感動ものです。 但し、結末のギャング相手に一人で立ち向かい圧倒したうえで、イギリス渡航後は、今までとはうって変わった幸せな生活が待っていたとの展開は、唖然となるというか、少々手抜きというか、全てをぶち壊す感じがしないでもありませんでした。 結局、銃をぶっ放して解決し、幸せを得たとの結末で終わらせるのなら、そこに至るまでに描こうとしたテーマは何だったのかわからなくなります。 ハリウッド映画的なテーマ、「男は家族を守るために戦うのだ」の単純極まりない孤高のヒーローにしてしまっては、もったいないと感じたのです。 この点が、非常に残念というより、惜しい映画でした。
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[007]最愛の子
 子供にとっての幸福とは?kuro2016-03-21
 
現代中国に頻発する子供の人身売買目的の誘拐。その社会背景を元に、子供を誘拐された親と、誘拐された子供の心境を中心に、実話を元に描いた映画。 可愛い盛りの3歳の子供を・・・
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現代中国に頻発する子供の人身売買目的の誘拐。その社会背景を元に、子供を誘拐された親と、誘拐された子供の心境を中心に、実話を元に描いた映画。 可愛い盛りの3歳の子供を誘拐され、突然失った親の慟哭。しかし、この映画の凄いところは、誘拐された親の苦しみだけでなく、誰の子かもわからない子を、子ができない母親の差別的境遇に苦しむあまり、自分の子として愛情込めて育てる母親も描いているところ。この問題の根深さを、中国の法律の不備や女性差別、夫婦関係にまで踏み込んで描いているところが素晴らしいです。 親子とは何なのか、子供にとって何が最も幸福か、親の気持ちと国の法律に振り回されて、一番肝心な子供の幸福が犠牲になっている中国社会の問題点を鋭く描いてある映画です。 文句なし、すばらしい映画です。
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[008]運動靴と赤い金魚
 子供の世界kuro2016-01-22
 
子供がそれなりに知恵を絞り、苦労していることを知っているだけに親に負担をかけまいと必死になる姿がとても良い映画です。 子供の世界、子供の目線が、これほど生き生きと描・・・
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子供がそれなりに知恵を絞り、苦労していることを知っているだけに親に負担をかけまいと必死になる姿がとても良い映画です。 子供の世界、子供の目線が、これほど生き生きと描かれ、しかも、しっかりと大人の世界とは分離した、子供だけの世界が描かれている映画は観たことがありませんでした。 傑作です。 イラン映画、日本に入って来ているものは厳選されたものでしょうが、観る映画にことごとく感動させられます。
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[009]処女の泉
 信仰が無い者にはわからないkuro2016-01-22
 
信仰が無い者にはわからない映画です。 おそらく高い評価がされている映画なのでしょうけど、私には本当につまらない映画でした。 ストーリーは単純。キリスト教以外の信仰を信・・・
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信仰が無い者にはわからない映画です。 おそらく高い評価がされている映画なのでしょうけど、私には本当につまらない映画でした。 ストーリーは単純。キリスト教以外の信仰を信じている者への罰。また、信仰が表面的だった者への罰。 それだけ。
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[010]FOUJITA
 ラストの幻想シーンは不要kuro2016-01-18
 
私はこの映画を観るまで、藤田嗣治という画家を知りませんでした。 日本画壇では全く認められなかったがフランスで大成功。その実績を持って凱旋帰国後に、陸軍の依頼で戦争画・・・
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私はこの映画を観るまで、藤田嗣治という画家を知りませんでした。 日本画壇では全く認められなかったがフランスで大成功。その実績を持って凱旋帰国後に、陸軍の依頼で戦争画の代表画家となったことで、戦後は日本国民の批判を避けるようにフランスに帰化、フランスで生涯を終え、日本には戻らなかった波乱万丈の人生を歩んだ面白い人物がいたことを、この映画で知ることができました。 映画が東京で公開された頃に、タイアップしていたのか、東京国立近代美術館で収蔵展が開かれていたようです。残念。 戦後に戦争画は芸術とは認められていなかった時代が長く続いたが、ここにきて見直されたということでしょうか? そのことに安倍政権の息がかかっているのかと下種の勘ぐりをしたくなった自分ですが、実際には藤田が描いた戦争画は、士気を鼓舞する戦争画の目的とは程遠い、この映画のラストにもでてくるキリスト教における宗教画に似た群像絵画です。 この人にとって、戦後日本の自分に対する批判は、到底、受け入れがたかったものだったことを描いた映画のようでした。 女の裸身にこのうえない美を感じ、退廃的贅沢と猫が好きだった男。 そんな男が、たまたま生まれた時代がゆえに、国のために戦争画を描くことになった。そんな時代を一人の画家の人生を通じて描いた秀作でした。 但し、ラストのCG丸出しの幻想シーンは良くなかった。この手の手法は、私は嫌い。 フランス時代と日本時代のコントラストがすばらしかっただけに、このシーンは本当に残念でした。 余計な説明はいらない。そんなラストでした。
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[011]アントマン
 シリーズ物にする気満々の序章編kuro2015-09-28
 
ヒーローが小さくなるとの新しい発想で、日常生活でふだん目にする小物や昆虫の中で暴れるミクロ視線が楽しい。ただ、それだけの映画で、唐突に現れる空を自由に飛べる強敵など・・・
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ヒーローが小さくなるとの新しい発想で、日常生活でふだん目にする小物や昆虫の中で暴れるミクロ視線が楽しい。ただ、それだけの映画で、唐突に現れる空を自由に飛べる強敵など、ストーリーの練りこみは不足しています。パート2が初めから製作決定しているようで、この編はもっぱらヒーローの生い立ちと特殊能力の説明が主。 シリーズ物にする気満々なのはいいですが、ミクロ視線が観る者に飽きられた時はどうするのかが心配です。
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[012]海のふた
 三人の若者のリスタートkuro2015-09-13
 
それぞれに心に傷を負った三人の若者が、かつての賑わいを失った温泉街でのひと夏の出会いのなかで、三人が互いに寄りかかるでない、さりとて、心を通わさないではない、現代の・・・
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それぞれに心に傷を負った三人の若者が、かつての賑わいを失った温泉街でのひと夏の出会いのなかで、三人が互いに寄りかかるでない、さりとて、心を通わさないではない、現代の若者らしい微妙で繊細な友情から感じて、それぞれの未来を選択するところが、西伊豆の美しくも寂れた景色のなかで、ゆったりと描かれていて良かったです。 店には、冬にはきっと、カキ氷以外のメニューが作られていることでしょう。観る者のそんな想像を掻き立てる映画でした。
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[013]まれ
 家族の形kuro2015-08-28
 
変則的な家族の形を全面に出すことで、家族とは、家族愛とは何かを考えさせるドラマになっています。 そこが非常に良いドラマです。 花子とアン、マッサンと、泣きのドラマが2・・・
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変則的な家族の形を全面に出すことで、家族とは、家族愛とは何かを考えさせるドラマになっています。 そこが非常に良いドラマです。 花子とアン、マッサンと、泣きのドラマが2作続いたために、軽いコメディタッチのドラマにした作戦は見事に成功でしょう。 コメディタッチでありながらも、家族愛という重いテーマになっているところが良い脚本です。 個々のエピソードはオーバーで不自然、漫画的なのが少々残念。
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[014]ジュラシック・ワールド
 T・レックスは子供たちのヒーローkuro2015-08-28
 
3D技術は確実に進歩していることを感じることができました。 早い動きでも解像度が下がることもなく、青みがかった色になることもなく、奥行きも段階的に細かくなめらかなも・・・
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3D技術は確実に進歩していることを感じることができました。 早い動きでも解像度が下がることもなく、青みがかった色になることもなく、奥行きも段階的に細かくなめらかなものでした。非常に見易かったです。 ただ、T・レックスは、子供たちにとってのヒーロー。だから悪者にはしたくなかった意図が見え見えで、映画としては大人が観るようなものではなく児童向きの映画でした。
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[015]アリスのままで
 本当はもっと壮絶kuro2015-08-28
 【ネタバレ注意】
最高の頭脳を持った女性、しかも言語学の権威が、言葉をうしなっていく対比が、若年性アルツハイマー病の恐怖をよく描いていたと思います。 妻を母を必死で支えながらも自分の・・・
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最高の頭脳を持った女性、しかも言語学の権威が、言葉をうしなっていく対比が、若年性アルツハイマー病の恐怖をよく描いていたと思います。 妻を母を必死で支えながらも自分の生活もある家族の葛藤。 病気の恐ろしさと、家族がそれをどのように受け止める必要があるのかがよく描かれていました。 自殺の準備をしておきながら、それすら病気のためにできなかったが、最後まで覚えていた単語がLOVE。 とっても素敵なのですが、少し綺麗に描きすぎているかなとも思えました。 本当のアルツハイマーは人格すら変わると言います。 映画は人格は失われることなく美しいラストを迎えます。 本当はもっと壮絶なものでしょう。
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[016]エレニの旅
 映像芸術kuro2015-04-30
 
映像芸術の映画です。 動画なのに、どこの場面を切り取っても絵になる完璧な美しさ。 スラム街や廃屋、そもそも決して美しくないものを、美しい映像に変えるマジックは驚嘆です・・・
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映像芸術の映画です。 動画なのに、どこの場面を切り取っても絵になる完璧な美しさ。 スラム街や廃屋、そもそも決して美しくないものを、美しい映像に変えるマジックは驚嘆です。 舞台演劇のような演出だったために、随分昔の映画かと思っていたら2004年上映。観ている間、CGを使わずにどうやって撮ったのだろうという疑問は徒労でした。 暴力は銃声、ガラスが割れる音、軍靴の音でしか表現されません。 実際の暴力や戦争の現実は醜悪で汚く、目を背けたくなるもののはずですが、そんな現実は絶対にでてきません。 蒸気機関車や自動車は別れの、海や川の水は悲しみと断絶の象徴なのですが、そういった象徴で見せているのだと気づかされるのは、私は好きではありません。 娯楽ではなくて映像芸術として鑑賞するための映画です。 テーマは私好みの戦争や階級社会の悲惨さと愛なのですが、映像が美しすぎて、即物的でがさつな私にはあまり心を打つものではありませんでした。
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[017]ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口
 上手く生かせてない3Dkuro2015-03-10
 
3D映像で美術館を訪れているような臨場感を期待したのですが、実際はそのような映像はほとんどなく、従来の美術紹介映像と何ら変わらず、主要展示品のクローズアップだけです・・・
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3D映像で美術館を訪れているような臨場感を期待したのですが、実際はそのような映像はほとんどなく、従来の美術紹介映像と何ら変わらず、主要展示品のクローズアップだけです。 彫刻なら、まだ3Dにする意味が少しはありますが、絵画をCGで立体に見えるように加工するのは、美術品を紹介する映画としてはやってはいけないことだと思います。 撮影した映像がもとより少ないのを無理矢理一本の映画にした印象があります。
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[018]情愛中毒
 エリートのお国柄kuro2015-03-06
 
邦画ならさしづめ大学教授や大病院の院長なのだろうけど、そこは韓国、軍人将校でした。 社会的エリートを指す職業イメージに差があることを感じました。 義理の父親でもある上・・・
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邦画ならさしづめ大学教授や大病院の院長なのだろうけど、そこは韓国、軍人将校でした。 社会的エリートを指す職業イメージに差があることを感じました。 義理の父親でもある上官の後押しでエリート街道驀進中の将校が、ベトナム戦争帰りに精神を病み、部下の妻に惚れてしまったあげく破滅する話。 描きつくされた、どこにでもある不倫の話ながら、不倫する男女の好感度を高める描写で悲劇の物語に置き換えているところが見所でしょうか。
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[019]アメリカン・スナイパー
 アメリカ人のための映画kuro2015-02-28
 
仲間から慕われ、尊敬を込めてレジェンドと呼ばれているスナイパー。 それが皮肉にも引退後に、病む帰還兵の相談に乗ってやって、その者に殺されます。 伝説になった男ならでは・・・
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仲間から慕われ、尊敬を込めてレジェンドと呼ばれているスナイパー。 それが皮肉にも引退後に、病む帰還兵の相談に乗ってやって、その者に殺されます。 伝説になった男ならではの悲劇でしょう。 私はイラクで160名を殺害した因果応報と思うのですが、それは戦争を経験したことがない者の戯言でしょうか? 極限の緊張を強いられる戦場、そこから戻った者が精神的に大きな傷を負い、回復に時間がかかるのは理解できます。 心配する家族と仕事との両立の難しさもわかります。 だが、それはこのアメリカンヒーローが蛮人と蔑む者たちも同じでしょう。 あくまでアメリカの正義で描かれた戦争映画です。 敵国の最前線の戦場から携帯電話でアメリカの自宅に電話がかけられることに、私は驚きました。 まるでテレビゲームのように、戦場を真上から映像でリアルタイムに俯瞰できることにも。 そんな、現代の戦争のハイテクの凄さに驚かされることや、1920メートル離れた敵を撃てる、漫画のゴルゴ13みたいな射撃手が実在することを知る面白さはありました。 しかし、純粋に映画として評価した場合、アメリカ人が観て、アメリカ人が感動する映画であるとしか思えませんでした。
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[020]悼む人
 各々の悼み方kuro2015-02-28
 【ネタバレ注意】
亡くなった人を悼む、普通はその人を知る身近な人、その人に愛情や友情を感じていた者だけがする行為であるはずです。 それが現代社会ではマスコミの報道で、全くの他人の死に・・・
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亡くなった人を悼む、普通はその人を知る身近な人、その人に愛情や友情を感じていた者だけがする行為であるはずです。 それが現代社会ではマスコミの報道で、全くの他人の死に同情します。今日も深夜に河川敷で不良少年にリンチで殺された中学1年生の男の子のニュースが流れ、ネットには悲しみや同情、犯人に対する怒りの声が書き込まれています。 この映画では、そういった社会風潮を、赤の他人を悼んで旅する青年を通じて風刺しているがようです。 死んだ人間が幻として傍らに出現するシーン。私は、このようなファンタジー風の演出が嫌いなのですが、この映画に関しては、さほどこのシーンが苦痛ではありませんでした。 そこには他人の心の中に、その者が死を迎えるまで確実に残ることを望む、極端な自分を悼んで欲しい自己中心主義者としての存在を描く方法としてはわかり易いと思ったからです。 そのほかにも、肉親は悼もうとしないのに、赤の他人に悼まれる者、肉親は悼むが、その気持ちを他人には全く理解されない者、他人にはその死すら忘れたい者が出てきます。 奈義倖世が坂築静人のやり方を真似て、自分が殺した愛する相手を悼むクライマックスシーン、そこには青年の愛を感じたことで自分の気持ち振り切れた女性の姿があり、その朝には青年と別れるところがまた良かったです。 味わい深い良い映画でした。
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[021]マルタのことづけ
 家族愛の描き方が新鮮kuro2015-02-26
 【ネタバレ注意】
家族の愛情を知らず、それに飢えていた若い女性が、余命いくばくもない4人の子持ちのシングルマザーの家に自然に転がり込み、その家族の一員になろうと努力します。 本当の娘・・・
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家族の愛情を知らず、それに飢えていた若い女性が、余命いくばくもない4人の子持ちのシングルマザーの家に自然に転がり込み、その家族の一員になろうと努力します。 本当の娘たちよりも母親の世話をし、体を気遣い、幼い年下の息子の面倒をみるですが、本当の娘たちは、その献身的な世話に助けてもらいながらも、時にはうとましく思います。 一方で転がり込んだ娘も血のつながった本当の娘ではないことをたびたび気づかされて落ち込みます。 双方の姿を通して家族愛を描いているところ、男女愛を絡めていないところが新鮮で極めて良かったです。 葬式では本当の娘たちにも認められて、一緒の散骨するところのラストもすがすがしいです。 メキシコ映画、舐められません。 とても良かったです。
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[022]ジミー、野を駆ける伝説
 無名のヒーローkuro2015-02-23
 
アイルランドで虐げられている庶民のリーダーになっただけで共産主義者呼ばわりされた無名の実在ヒーローを描いた映画。 世界史のなかには絶対に登場しない人物ですが、こんな・・・
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アイルランドで虐げられている庶民のリーダーになっただけで共産主義者呼ばわりされた無名の実在ヒーローを描いた映画。 世界史のなかには絶対に登場しない人物ですが、こんなヒーローもいたことを教えてくれる映画とは本当に素晴らしいです。 この舞台設定だけで期待してしまいます。 ロシア革命が起き、労働者階級と、従来の既得権益を持つ貴族層やカトリック教会との対立が激しさを増していた時代を背景に、小さな村の人々のために、娯楽を楽しめ、教会学校では受けられない教育を授けるホールを作った主人公。 教区の司祭とは面と向かっては激しく対立するも、立場は違えど本音は互いに相手に一目置いて認め合っているところ、単純に資本家と庶民階級の対立の図式になっていないところが良かったです。 映画の構成そのものは単純な西部劇のヒーロー映画並みかもしれませんが、実在した人物を描いているだけに、ありがちな天使っぽいヒーローではないところ、人間臭いところが見ごたえのある映画にしています。
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[023]クロッシング
 リチャード・ギアは格好良くkuro2015-02-15
 【ネタバレ注意】
リチャード・ギア演じるエディの描きこみが不足していました。 退職後の年金だけが目標だった警官が、職務中に拳銃に弾を込めずに人を撃ったことがなかった警官が、上司からも・・・
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リチャード・ギア演じるエディの描きこみが不足していました。 退職後の年金だけが目標だった警官が、職務中に拳銃に弾を込めずに人を撃ったことがなかった警官が、上司からも同僚からも勤務態度を評価されていなかった警官が、女に振られただけで、あるいは好きな女を縛っている売春組織に腹を立てただけで、退職後に命がけで赤の他人の行方不明者を助け出そうとするでしょうか? いきなり青臭い警官に変身です。 そこらあたりの人物の性格の整合性が乏しいために、他の二人の主人公が人間臭くリアルに描かれていただけに余計に浮いてしまっていました。 リチャード・ギアはやっぱり格好良い役でなくてはならないとしたらキャストとして間違っていませんが脚本は駄目でした。
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[024]レッド・ファミリー
 にせもの家族kuro2015-02-08
 【ネタバレ注意】
コメディ映画なのだろうけど、あまり笑えずに、しんみりしてしまうコメディです。 しかも韓国映画らしい暴力シーンすらしっかりあります。 コメディだからこそ、人間が持つ建前・・・
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コメディ映画なのだろうけど、あまり笑えずに、しんみりしてしまうコメディです。 しかも韓国映画らしい暴力シーンすらしっかりあります。 コメディだからこそ、人間が持つ建前と本音の部分が明瞭に描き分けられていて、小難しさは皆無の人間ドラマになっています。 韓国映画は品格には乏しいが、独特の個性がある作風は大きな魅力になっています。 自害シーンでラストを盛り上げるなんて、日本のコメディ映画では考えられません。 しかしながら、この映画のコメディタッチは、それが観る者にフィクションであることを忘れさせてしまって映画の世界にのめり込んでしまう気持ちを削ぐことで、どこか冷めた目で鑑賞してしまい感動シーンがイマイチだったのが気になります。 コメディ映画に死や暴力は似合いません。そこが残念です。
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[025]おやすみなさいを言いたくて
 家族愛を超えた愛kuro2015-02-08
 
作品のなかで戦場カメラマンの母親が、娘になぜ写真を撮るのかを聞かれ、怒り(anger)と答えるシーンがあります。 rageやindignationとは違う、ただのangerです。 彼女を帰国し・・・
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作品のなかで戦場カメラマンの母親が、娘になぜ写真を撮るのかを聞かれ、怒り(anger)と答えるシーンがあります。 rageやindignationとは違う、ただのangerです。 彼女を帰国したときには支える、愛する家族すら、その怒りの意味がわかるのには時間がかかります。 そこにあるのは彼女の赤の他人に向けられた愛です。ふつうの者は他人が殺されても怒りは感じません。しかし、戦場カメラマンである彼女は怒りを感じることに、家族が気づいたところがすばらしかったです。 良い映画でした。
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[026]グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
 スポーツカーが鍵kuro2014-11-03
 【ネタバレ注意】
ニコール・キッドマンは、演じる相手であるグレース・ケリーとはイメージが違うと感じていましたが、映画のなかでは聡明で決断力がある女性を演じていてハマり役でした。 意外・・・
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ニコール・キッドマンは、演じる相手であるグレース・ケリーとはイメージが違うと感じていましたが、映画のなかでは聡明で決断力がある女性を演じていてハマり役でした。 意外な人物がスパイであったことでミステリー的な面白さもありましたが、どちらかと言うと、頼りない旦那に代わって国家の危機を救うヒロインを描いた女性ウケする映画でした。 ヒッチコックの泥棒成金を観たことがない人は、鑑賞してから、この映画を観ることをお勧めします。 なかなか面白かったです。
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[027]花子とアン
 脚本の上手さkuro2014-10-11
 
朝のたった15分で泣かせる脚本の上手さ。 脚本が素晴らしすぎます。 実在人物をモデルにしているために、あちらこちらで開催されている実在人物の展覧会でドラマと比較したり・・・
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朝のたった15分で泣かせる脚本の上手さ。 脚本が素晴らしすぎます。 実在人物をモデルにしているために、あちらこちらで開催されている実在人物の展覧会でドラマと比較したり、実在人物のゆかりの史跡で、ドラマに思いを馳せたりする派生的な楽しみもあります。 ドラマのなかの村岡花子は達筆だが、実際の本人は字が下手なことなど発見。
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[028]LUCY/ルーシー
 単なる女性アクションkuro2014-10-11
 
単なる女性が主人公のアクション それだけでは、あまりにも月並みなために、自然界の驚異的な映像や、CGで作った目に迫力のある映像を散りばめただけの映画。 そこに意表を突く・・・
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単なる女性が主人公のアクション それだけでは、あまりにも月並みなために、自然界の驚異的な映像や、CGで作った目に迫力のある映像を散りばめただけの映画。 そこに意表を突く発想は全くなし。 その分、わかりやすいのだが、SFらしい新しい発想に対する新鮮な感動は皆無。単なるアクションになっています。 冒頭の男友達に無理やりカバンを押し付けられて、ギャングに渡さなくてならなくなるシーンまでは良かったのに残念。 ETを彷彿させるシーンなんて、ユニバーサル映画は、まだ、ETのヒットが忘れられないのだと思わされて苦笑。
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[029]罪の手ざわり
 血生臭いだけkuro2014-09-28
 
制作に北野武監督が一枚噛んでいるようですが、その所為か、北野武監督の映画かと勘違いしそうなバイオレンス映画です。 小汚い背景に血生臭いバイオレンス、これは北野映画そ・・・
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制作に北野武監督が一枚噛んでいるようですが、その所為か、北野武監督の映画かと勘違いしそうなバイオレンス映画です。 小汚い背景に血生臭いバイオレンス、これは北野映画そのままではないかと感じた次第です。 オムニバス形式で、殺人や自殺に追い込まれる4人の人物を描いたショートストーリーで構成されています。 それぞれの話はたいしたことありません。ありきたりのストーリーです。 カンヌ脚本賞には驚きです。私でも書けそうなぐらいのストーリー。 急速な資本主義導入による経済発展の中国にあって、それに取り残されていく人々という現実的な大きな背景があってこそ生きるストーリーです。 しかし、それを単純に血生臭い復讐劇的なバイオレンス映画にしたのでは浅いと言わざる得ません。 このような映画は好みではありませんので高い評価はできません。
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[030]神聖ローマ、運命の日〜オスマン帝国の進撃〜
 テーマに負けている出来kuro2014-05-31
 
歴史劇のはずだが、キリスト教賛美に偏りすぎています。 キリスト経の修道士は高潔な人物で、実際に奇跡まで起こすように描かれ、イスラム教徒は俗っぽい人間に描かれます。 ポ・・・
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歴史劇のはずだが、キリスト教賛美に偏りすぎています。 キリスト経の修道士は高潔な人物で、実際に奇跡まで起こすように描かれ、イスラム教徒は俗っぽい人間に描かれます。 ポーランドがキリスト経ローマを救ったのだと言わんばかりの内容です。 イタリアとポーランドの合作映画なので仕方ありませんが。 登場人物の描きこみも、各シーンの整合性も不足ぎみです。 戦闘シーンはそれなりに迫力はありましたが、CGは上手いとは言い難いです。
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