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 「nabeさん」さんのコメント一覧 登録数(910件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]ハドソン川の奇跡
 155nabeさん2017-10-21
 
名匠イーストウッドらしい社会派ドラマである。 離陸直後に起きた事故にもかかわらず、冷静な判断と見事な操縦技術でハドソン川に不時着し、乗員乗客155人全員の命を救った・・・
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名匠イーストウッドらしい社会派ドラマである。 離陸直後に起きた事故にもかかわらず、冷静な判断と見事な操縦技術でハドソン川に不時着し、乗員乗客155人全員の命を救った機長の実話を、イーストウッド監督はその後の事故調査という一見地味な話を軸に進めてゆく。誰もが英雄と讃える中で、憎らしいほど事務的な調査員たちとのやりとりにより、より一層機長の英雄的行為による感動がジワジワと高まってゆく演出は、まさにイーストウッドならではである。 サリー機長役のトム・ハンクスが、いつもながらの名演なのはもちろんだが、妻役のローラ・リニーも味わい深い演技で印象的だ。
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[002]シン・シティ 復讐の女神
 アダルト版マーベル・コミックnabeさん2017-10-15
 
シン・シティ9年ぶりの続編である。 一見マーベル・コミック風な世界観の中、モノクロの劇画と実写を組み合わせて独特の映像表現を行なっている。このおかげで、シン・シティ・・・
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シン・シティ9年ぶりの続編である。 一見マーベル・コミック風な世界観の中、モノクロの劇画と実写を組み合わせて独特の映像表現を行なっている。このおかげで、シン・シティのおどろおどろしさが強調される効果は大きいが、反面せっかくこれだけの個性派俳優を揃えた割には、個々のキャラクターのインパクトを削いでしまっているのは残念な点だ。 しかし、ミッキー・ローク、ジョシュ・ブローリン、パワーズ・ブースといった面々の強烈な個性は、本当に図抜けていて凄い!それに対して女優陣はいたって普通だが、唯一日本人の殺し屋ミホに扮して切りまくるジェイミー・チャンのクールさが印象的だ。
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[003]ヒトラー暗殺、13分の誤算
 昭和史発掘nabeさん2017-10-14
 
実話に基づく反戦ドラマである。 ヒトラーを暗殺しようと企てた者は何人かいるが、そのうちの一人がごく普通の家具職人であり単独犯であったことは知られていない。結果は失敗・・・
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実話に基づく反戦ドラマである。 ヒトラーを暗殺しようと企てた者は何人かいるが、そのうちの一人がごく普通の家具職人であり単独犯であったことは知られていない。結果は失敗したが、彼の試みがもし成功していたら歴史を大きく変えたことになる訳で、そのスリリングな事実がこの作品を支える柱となっている。 主人公であるエルザーの心の推移を、彼の友人関係を通して丁寧に描いてゆくが、最後までその犯行動機の強さは伝わって来ないので感動する場面は少ない。主人公がすぐに殺害されずに生かされていた事実に対しても謎のままである。
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[004]星をかった日
 文豪の短編小説nabeさん2017-10-09
 
ジブリ美術館限定の短編である。 わずか16分の短い上映時間ながら、観終わった後の充足感と満足感は宮崎作品ならではである。少し気弱な少年が主人公なのも、不思議な動物の・・・
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ジブリ美術館限定の短編である。 わずか16分の短い上映時間ながら、観終わった後の充足感と満足感は宮崎作品ならではである。少し気弱な少年が主人公なのも、不思議な動物の姿をした行商人が道すがら星の種を売るのも、ジブリワールドらしい展開だが、その造りのクオリティは短編とは思えないほどに高い。 星がまるでペットのように生まれ、育つという発想と、それを見事なセンスでまとめ上げる宮崎監督の手腕は、見事というしかないだろう。
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[005]あなたと私の合言葉 さようなら、今日は
 日産オースチンnabeさん2017-09-25
 
市川崑の爽やかなコメディである。 若尾文子、京マチ子、野添ひとみ、菅原謙二、川口浩、船越英二と、まさに当時の大映スター俳優たちを揃え、サラリーマン家族の日常生活をコ・・・
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市川崑の爽やかなコメディである。 若尾文子、京マチ子、野添ひとみ、菅原謙二、川口浩、船越英二と、まさに当時の大映スター俳優たちを揃え、サラリーマン家族の日常生活をコミカルに描いている。棒読みのような切れ切れのセリフ回しもリズミカルで、女性陣のコケティッシュな感じが強調されていて、実に魅力的だ。 ヒロインの若尾文子のフルカラー画像は、ファンならずともお宝だろう!日産のエンジニアという設定にはいささか無理があるが、まさに第一級の美しさである。
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[006]にっぽん・ぱらだいす
 逞しい女性たちnabeさん2017-09-04
 
前田陽一監督のデビュー作である。 東京の赤線地帯を舞台に、終戦直後の再起から売春禁止法が成立し解散するまでの時代を描いている。今日ではアンダーグラウンドな世界だが、・・・
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前田陽一監督のデビュー作である。 東京の赤線地帯を舞台に、終戦直後の再起から売春禁止法が成立し解散するまでの時代を描いている。今日ではアンダーグラウンドな世界だが、当時は合法だったせいかその人間味たっぷりの日常はとても明るく逞しい。香山美子演じるヒロインの光子の生き様をメインにしながら、加藤大介、益田喜頓、長門裕之、柳沢真一らの芸達者なメンバーを揃えたコメディタッチな演出も、若干30歳の新人監督とは思えない演出力だ。 ホキ徳田が、逞しい売春婦のリーダー役を活き活きと演じている。その他の女性たちも、女子高生の集団のように明るく愉快だ。
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[007]男の顔は履歴書
 マル禁セリフ乱れ飛びnabeさん2017-09-04
 
安藤昇主演のアクション映画である。 戦後闇市における、日本人と三国人との戦いを描いている。実際は、さらに地元ヤクザが絡んだ三者の抗争劇だが、ヤクザについてはチラリと・・・
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安藤昇主演のアクション映画である。 戦後闇市における、日本人と三国人との戦いを描いている。実際は、さらに地元ヤクザが絡んだ三者の抗争劇だが、ヤクザについてはチラリと登場するのみで、今回はあくまでも乗っ取りを企む三国人との争いが中心だ。 日本人チームのリーダー役の安藤昇と、三国人チームのリーダー役である内田良平の二人が強烈な存在感を放っている。特に元組長の安藤は、棒読みの拙い演技ながら俳優では出せないプロの迫力があり、さすがだ。内容はあくまでも娯楽作品であるが、今日では許されないセリフが乱れ飛ぶおかげで、終戦直後の歴史の一断面を知ることが出来る点も貴重だろう。
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[008]ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂
 60年後のカラードキュメンタリーnabeさん2017-09-04
 
史実を基にした山岳ドキュメンタリードラマである。 1953年に、イギリス隊のヒラリーとテンジンがエベレストに初登頂をするまでの経過を、当時の実写と現代のCGによる再・・・
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史実を基にした山岳ドキュメンタリードラマである。 1953年に、イギリス隊のヒラリーとテンジンがエベレストに初登頂をするまでの経過を、当時の実写と現代のCGによる再現ドラマで忠実に描いている。二人を演じる役者も結構似ているので、実際のストーリーを知っている観客にとっては、そこそこ楽しめると思うが、そうではない観客にとっては最後まで盛り上がらない淡々とした作品に思えるだろう。 しかし実際は、ニュージーランド人のヒラリーが上流階級のイギリス隊員達の中で差別されながらも、強い意志と強靭な体力で初登頂をもぎ取った壮絶なドラマが隠されているのだが、そこは全体から醸し出されてくる程度に抑えた演出がされているので、全くインパクトがない。せっかく60年もたった今映画にするならば、ぜひこの人間臭い部分をもっと赤裸々に描いて欲しかったと思う。CGの出来がいいだけに、その点が本当に残念だ。
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[009]グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
 小国の悲劇nabeさん2017-08-14
 
グレース王妃の自伝的作品である。 1962年のモナコを舞台に、ハリウッドから嫁いで6年経ったグレース・ケリーの苦悩を描いている。王室の疎外感に悩み、国事優先の夫との・・・
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グレース王妃の自伝的作品である。 1962年のモナコを舞台に、ハリウッドから嫁いで6年経ったグレース・ケリーの苦悩を描いている。王室の疎外感に悩み、国事優先の夫との不和も深刻となり、相談相手は唯一アメリカ人の神父だけという閉塞感の中で、彼女がいかにそれを克服していったかを、当時のモナコとフランスとの緊張状態を絡めて進めているので、とても分かりやすく、ドラマとしてもよくできている。グレース王妃役のニコール・キッドマンもまさにはまり役で、この伝説の美女を彷彿とさせる美しさと気品さが絶品だ。 ティム・ロスが、当時のモナコに降りかかった政治的危機に呻吟する大公をクールに演じていて印象的。地中海を望むモナコの景色も実に美しい。
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[010]ウォルト・ディズニーの約束
 感謝or皮肉?nabeさん2017-08-11
 
名作「メリー・ポピンズ」誕生の裏話である。 ディズニー映画の中でも一、二を争うヒット作である「メリー・ポピンズ」の原作者トラヴァース夫人をいかに説得し、映画化にこぎ・・・
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名作「メリー・ポピンズ」誕生の裏話である。 ディズニー映画の中でも一、二を争うヒット作である「メリー・ポピンズ」の原作者トラヴァース夫人をいかに説得し、映画化にこぎつけたかを描いている。ミュージカルはダメ、アニメはダメ・・・とダメダメ尽くしの中、いかに彼女の気が変わっていったかが、この作品の見せ場になるわけだが、その頑固なイギリス人女性をロンドン出身のエマ・トンプソンがイイ感じで演じている。彼女に対しては、トム・ハンクス演じるウォルト・ディズニーといえどもタジタジなのが愉快だ。 小さい頃の想い出を、彼女の夢としてフラッシュバックさせながら何故彼女が意固地になるのかを分からせる手法はいいと思うが、肝心の「メリー・ポピンズ」を観ていないとやはりついていけないだろうし、原作を読んでいないと、彼女があまりにも理不尽なことを連発するので面食らってしまう。また、最終的にシナリオにOKを出させたウォルト・ディズニーの彼女へのアプローチもやや強引なのが気になるところだ。 ラストで流れる実際の録音音声が面白い。いったいディズニーは50年たった今となって、彼女にお礼をいいたいのか皮肉りたいのか・・・それは最後まで分からずじまいだった。
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[011]コロラド
 地味な西部劇nabeさん2017-07-27
 
社会派の西部劇である。 南北戦争で勝利した北軍の大佐が、南軍の白旗を無視して全滅させたことがトラウマとなり、次第に性格が歪んでいく物語だ。幼馴染の大尉との友情と三角・・・
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社会派の西部劇である。 南北戦争で勝利した北軍の大佐が、南軍の白旗を無視して全滅させたことがトラウマとなり、次第に性格が歪んでいく物語だ。幼馴染の大尉との友情と三角関係に悩んだり、判事となった後もストイックなジャッジで住民に恨まれたりして救いようがないが、かといって保安官になった大尉も職務に忠実なわけでもなく、やや自分勝手なところは二人ともいい勝負だろう。 せっかくグレン・フォードとウィリアム・ホールデンの二大スターが共演しているのに、どちらも演技が地味で印象が薄い。やはり社会派西部劇というのは演出が難しいいい例だろう。
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[012]日本侠客伝 血斗神田祭り
 鳶vsヤクザnabeさん2017-07-24
 
ヒットシリーズ第4作である。 大正時代末期の神田の鳶職人たちと、新興ヤクザとの対立がテーマだが、鳶はヤクザではないので、間に呉服問屋の乗っ取り劇を絡ませている。今回・・・
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ヒットシリーズ第4作である。 大正時代末期の神田の鳶職人たちと、新興ヤクザとの対立がテーマだが、鳶はヤクザではないので、間に呉服問屋の乗っ取り劇を絡ませている。今回の高倉健はこの鳶チームの若頭を演じ、ゲストの鶴田浩二は大阪から親分の娘を連れて逃げてきた中堅ヤクザを演じているが、二人とも実に男っぷりが良くて、本当に惚れ惚れしてしまう。 この二人に加えて、ヒロインの藤純子がまた鮮やかな和服姿で悩殺し、河津清三郎や天津敏がシブイ演技を魅せ、名優藤山寛美が和ませて、野際陽子や里見浩太郎がフォローするとあっては、さすがマキノ監督完璧である!
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[013]キャプテン・フィリップス
 放水よりも銃撃nabeさん2017-07-19
 
トム・ハンクス主演の海洋サスペンスである。 アメリカ船籍の大型船がソマリアの沖合で海賊に会い、船長が人質に取られた実話をもとにストーリーが展開する。冒頭から、海賊た・・・
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トム・ハンクス主演の海洋サスペンスである。 アメリカ船籍の大型船がソマリアの沖合で海賊に会い、船長が人質に取られた実話をもとにストーリーが展開する。冒頭から、海賊たちの小さなボートに放水して逃げまどいながらも、彼らの乗船を許してしまうスリリングな場面から始まるが、結局海賊のリーダーが船員たちに取り押さえられてしまい、まずは一段落という感じになってしまう。しかしこの後、船長が海賊たちに拉致されてからが、名優トム・ハンクスの独壇場だ。特に海兵隊に救出されるラストシーンの名演技は凄いリアリティで、観終わった後も長らく余韻が残る迫力である。 派手なアクションシーンこそ無いが、この地味な話をスリリングな佳作に仕上げたポール・グリーングラス監督に敬意を表したい。
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[014]雲に向かって起(た)つ
 正義感バクハツ!nabeさん2017-07-11
 
石原・浅丘コンビの日活青春映画である。 石原裕次郎演じる新米新聞記者が、国会議事堂に初出勤する場面から話は始まる。新人のくせにいきなり政界の大物や総理大臣と対等にや・・・
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石原・浅丘コンビの日活青春映画である。 石原裕次郎演じる新米新聞記者が、国会議事堂に初出勤する場面から話は始まる。新人のくせにいきなり政界の大物や総理大臣と対等にやり合うところが、いかにも日活の裕次郎映画らしくてひたすら明るく楽しい。そこに登場するヒロインの浅丘ルリ子の美女ぶりがまた期待を裏切らないので、ファンならずとも観客はこの二人の登場で十分満足しただろう。 したがって、他の脇役たちは基本的に誰でもいいのだが、そこはさすがに水谷良重や東野英治郎などの芸達者を起用してぬかりは無い。 昭和37年当時の東京の街並みや、ツイストなどの若者文化がたっぷり味わえるのも、今となっては貴重である。デビュー間もない田代みどりのキュートさも印象的だ。
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[015]メアリと魔女の花
 後継者テスト合格!nabeさん2017-07-08
 
米林宏昌監督渾身の独立第1作である。 ジブリの宮崎・高畑両巨頭の後継者を自認する米林監督が、ジブリから独立して製作した記念すべき作品であるが、全体的に従来のジブリ作・・・
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米林宏昌監督渾身の独立第1作である。 ジブリの宮崎・高畑両巨頭の後継者を自認する米林監督が、ジブリから独立して製作した記念すべき作品であるが、全体的に従来のジブリ作品の良いとこ取りをしたごった煮的な感じになってしまっている。さらに今回は、普通の少女が短期間限定で魔女になり、魔法使いの学校に入学するという、まさにハリーポッターそのもののようなシナリオなので、オリジナリティは残念ながら低い。しかし、ジブリの真骨頂である画面の美しさやスピード感あふれる場面は相変わらず楽しく、まさにジブリワールド全開だ! 米林監督という後継者が出来たおかげで、ジブリはディズニーのようにこれからも長い間話題作を提供し続けるだろう。まさにファンならずとも嬉しい限りである。次回はアベンジャーズやディズニーのように、トトロやナウシカたちスーパースターをぜひ競演させてみたらいかがだろうか。
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[016]借りぐらしのアリエッティ
 後継者育成nabeさん2017-07-08
 
米林宏昌監督のデビュー作である。 病気療養の為に田舎の別荘に滞在した少年が、家の床下に長い間住み着いている小人一家の女の子アリエッティと出会い、心を通わす物語だ。オ・・・
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米林宏昌監督のデビュー作である。 病気療養の為に田舎の別荘に滞在した少年が、家の床下に長い間住み着いている小人一家の女の子アリエッティと出会い、心を通わす物語だ。オープニングから、広大な家中を生活物資を求めて捜し歩くアリエッティと父親が登場し、小人たちが平和で堅実に暮らしているのが分かるが、実際に家人に見つかってからは突然不幸な展開となり、最終的にはこの家から去っていかねばならない。その出会いと別れが本作品のテーマになっている。 ヒロインのアリエッティがなかなかキュートで可愛いい。それに対し主人公の翔は病弱な設定のせいか弱々しいので、期待していたほど二人のドキドキしたシーンが少ないのが残念だ。小品としてまとまってはいるものの、ジブリ作品らしいスケールの大きな世界が無性に懐かしくなってしまうだろう。
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[017]シェナンドー河
 我参戦せずnabeさん2017-07-02
 
家族愛に満ちた反戦西部劇である。 南北戦争時、ヴァージニア州は南軍に属していたが、主人公のアンダーソン一家は、成人した息子たちがいながら参戦せず我が道を行っていた。・・・
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家族愛に満ちた反戦西部劇である。 南北戦争時、ヴァージニア州は南軍に属していたが、主人公のアンダーソン一家は、成人した息子たちがいながら参戦せず我が道を行っていた。その理由は父親の頑固一徹な思想によるものであり、息子たちも渋々それに従っていたが、やがて次第に負けが濃くなって来て、彼らが住むシェナンドー河畔も戦場となる。前半ののんびりした平和なシーンと、後半のシリアスで不幸な展開がまさにドラマチックな対比となっていて、結構スリリングだ。 主演のジェームズ・スチュワートのまさにワンマンショーだが、男勝りの娘役のローズマリー・フォーサイスが、グレース・ケリーばりの上品な美しさで印象的だ。また、本作でデビューした18歳のキャサリン・ロスが初々しくて可愛い。
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[018]オズ はじまりの戦い
 お姉さんの姉妹喧嘩nabeさん2017-06-23
 
サム・ライミ流のオズの魔法使いである。 映画史上に輝く「オズの魔法使い」をモチーフにしているが、中味はまったく違うストーリーだ。主人公のドロシーは、なんとニヤケた奇・・・
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サム・ライミ流のオズの魔法使いである。 映画史上に輝く「オズの魔法使い」をモチーフにしているが、中味はまったく違うストーリーだ。主人公のドロシーは、なんとニヤケた奇術師のオズであり、ライオンと案山子の代わりに羽の生えたサルと、小さな女の子の人形が登場するが、これはこれで可愛くて問題ない。 それよりも本作の見ごたえは、何と言ってもレイチェル・ワイズ、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ演じる三人の美魔女たちの競演だろう。善悪の役柄はあるにせよ、三人ともとても美しく魅力的である。彼女たちに翻弄されるオズ役のジェームズ・フランコもまたはまり役で、その飄々としたキャラクターで三人の弟のようなキャラクターをコメディチックに演じていて楽しい。
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[019]キング・アーサー
 ハリーポッター大人版nabeさん2017-06-23
 
男臭いアクション映画である。 中世に現れ、いまだにウェールズ人の間で語り継がれている伝説の王、アーサーが誕生し、極悪非道の叔父を倒すまでを描いたプロローグ的な作品で・・・
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男臭いアクション映画である。 中世に現れ、いまだにウェールズ人の間で語り継がれている伝説の王、アーサーが誕生し、極悪非道の叔父を倒すまでを描いたプロローグ的な作品である。 主演の正義感の強い庶民的でタフな男アーサーをチャーリー・ハナムが、そして叔父の憎らしい王ヴォーティガンをジュード・ロウがそれぞれクールに演じていて、実に男臭い。基本的にはこの二人の戦いが物語の中心になっているが、魔術師たちが放つ派手なSFX魔術のおかげで、まるでロード・オブ・ザ・リングのようにスリリングだ。 王の手下役で登場するベッカムが、ハンサムでイイ男ぶりを披露している。アーサーの父親役のエリック・バナもシブい二枚目で印象的だ。
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[020]日本一のワルノリ男
 新旧交代nabeさん2017-06-18
 
シリーズ第9作のおなじみコメディである。 公開された昭和45年は、日本も高度成長期から安定期に入る頃であり、定番の植木等のナンセンスな出世コメディもひと頃の勢いは無・・・
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シリーズ第9作のおなじみコメディである。 公開された昭和45年は、日本も高度成長期から安定期に入る頃であり、定番の植木等のナンセンスな出世コメディもひと頃の勢いは無くなっていたのだが、やがてクレージーにとって代わるドリフの加藤茶を準主役に起用してカンフル効果を出している。 今観ても当時43歳の植木に対し、23歳の加藤のフレッシュさは群を抜いていて、完全に弟子が師匠を喰っているのが印象的だが、植木もそのせいかひところの勢いを取り戻して頑張っている。 本作で惜しくも引退した内藤洋子が、清楚な秘書役を演じていて魅力的だ。また小山ルミや辺見マリも、デビューしたての新鮮なオーラを放っていて印象深い。
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[021]パッセンジャー
 美男美女nabeさん2017-06-18
 
宇宙船に閉じ込められた男女のラブストーリーである。 広大な宇宙を航行する巨大な宇宙船のシーンから映画は始まる。この状況をまず理解しないと次の展開に進めないが、だた一・・・
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宇宙船に閉じ込められた男女のラブストーリーである。 広大な宇宙を航行する巨大な宇宙船のシーンから映画は始まる。この状況をまず理解しないと次の展開に進めないが、だた一人目覚めたジムへの説明という形で丁寧に解説してくれるので、ここはストレスなく物語に入っていける。 ジムが孤独に耐えかねてオーロラを覚醒させてしまうところがまずのクライマックスだが、ここはいささかオーバーで少しシラケてしまう。しかし、二人になってからの展開は、まさにハリウッド調で気恥ずかしくなるくらいロマンチックだ。クリス・プラットとジェニファー・ローレンスの美男美女がその魅力をふんだんに魅せつけ、本当に見とれてしまう。 その後二人が大喧嘩をして、ストーリー展開が行き詰っていたところにタイミングよく第三の覚醒者が現れ、三人で宇宙船を救う後半は、本来のSFに戻り結構スリリングだ。ここでもこの美男美女のアクションは実に美しく、観客はそのクールさにノックアウトされてしまうだろう。
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[022]ドリーム
 黒人差別撤廃のお手本nabeさん2017-06-18
 
アメリカ有人宇宙計画の黎明期を描いた感動作である。 まだ黒人差別が普通に存在していた1960年代初期、三人の黒人女性が当時最先端の職場であるNASAで、黒人ならでは・・・
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アメリカ有人宇宙計画の黎明期を描いた感動作である。 まだ黒人差別が普通に存在していた1960年代初期、三人の黒人女性が当時最先端の職場であるNASAで、黒人ならではの苦労と戦いながら自分の夢をかなえていくストーリーだが、この手の物語を描かせたらハリウッドの右に出るものはいないだろう。それほど緩急自在のシナリオには隙が無い。 黒人差別という、ともすると暗いテーマを、マーキュリー計画という国家の威信をかけた壮大なストーリーにうまくブレンドして、明るくコメディタッチで演出しているのがイイ。ラストのエピソードを含め、内容は史実に基づいているので違和感が無く、実に感動的だ。 オスカー女優のオクタヴィア・スペンサーら三人の黒人女優が、実に印象的な演技をしている。本部長役のケビン・コスナーもはまり役だ。
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[023]しあわせカモン
 幸せって何?nabeさん2017-04-28
 
ダメな母親と息子の物語である。 結婚したり別れたりを繰り返しながら、自由奔放に人生をおくるホステスが、施設にいる一人息子を溺愛しその成長を応援するものの、息子はそれ・・・
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ダメな母親と息子の物語である。 結婚したり別れたりを繰り返しながら、自由奔放に人生をおくるホステスが、施設にいる一人息子を溺愛しその成長を応援するものの、息子はそれが煩わしくて仕方がない・・・というところはよくある物語であるが、母親が麻薬中毒になってしまう点や、息子が多少グレるものの好きな音楽の世界で大成する点は、松本哲也の自叙伝をベースにしているだけに、結構リアルである。しかし、本当の幸せって母子水入らずで一緒に暮らすことなんだ、というメッセージは観ていて伝わっては来るものの、感動するレベルまでにはいかないのは、やはりこの母子の人生が少しも恵まれていなくて暗いせいだろう。 自堕落な母親役を鈴木砂羽が熱演している。息子役の石垣佑磨は複雑な心情を確実に演じるには明らかに力不足なのが残念だ。
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[024]鐘の鳴る丘 第二篇 修吉の巻
 子供階級社会nabeさん2017-04-27
 
人気ラジオドラマの劇場版第2作である。 前作で行き違いになり、最後まで逢えなかった主人公修平と、弟修吉との再会の物語が中心になっている。弟を捜しに信州と東京を往復す・・・
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人気ラジオドラマの劇場版第2作である。 前作で行き違いになり、最後まで逢えなかった主人公修平と、弟修吉との再会の物語が中心になっている。弟を捜しに信州と東京を往復する修平だが、修吉も兄を捜しに信州へ来たりして、結構観ていてイラつくのが玉にキズだ。さらに本家の金持ち親子がこれまた嫌らしく、特にその子供姉弟にイジメられる隆太や修平が情けないくらいじっと我慢しているのが、当時日本に存在していた階級社会を露骨に表現していて悲しい。 そんな中、やがて修平の孤児院も完成し、理解を示す町長なども加わって、ささやかなクリスマスパーティが開催される。観ていて少し恥ずかしくなるくらいに、子供たちが純粋で感動的なラストシーンだ。
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[025]鐘の鳴る丘 第一篇 隆太の巻
 浮浪児のいる風景nabeさん2017-04-27
 
ヒットラジオドラマの劇場版第1作である。 戦後間もない時代に、東京に大勢いた戦災孤児たちを再生する男の物語だ。彼は故郷信州の丘の上に小さな小屋を建てて、そこで私製の・・・
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ヒットラジオドラマの劇場版第1作である。 戦後間もない時代に、東京に大勢いた戦災孤児たちを再生する男の物語だ。彼は故郷信州の丘の上に小さな小屋を建てて、そこで私製の孤児院を始める。本作はいわばそのプロローグともいうべき、子供たちとの出会いを描いているのだが、特に後にリーダーとなる隆太との絡みが中心になっている。 純粋で正義感に燃える主人公の修平を、まだデビューしたての佐田啓二がフレッシュに演じていて好感が持てる。相手をする隆太役の野坂頼明も、子役ながら達者な演技でイイ感じだ。名優笠智衆の悪役も珍しいが、当時11歳の江原 達怡が子役で銀幕デビューを飾っている。 公開された昭和23年当時の東京の風景の中に普通に存在する戦災孤児たちの姿が、実にリアルで強烈な印象を残す。
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[026]炎の城
 西洋史劇的時代劇nabeさん2017-04-10
 
悲しい時代劇である。 遠く離れた明に行っていた主人公が数年ぶりに戻ってみると、城主だった父は叔父に殺され母は城を乗っ取った叔父の妻となっていた・・・という、西洋史劇・・・
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悲しい時代劇である。 遠く離れた明に行っていた主人公が数年ぶりに戻ってみると、城主だった父は叔父に殺され母は城を乗っ取った叔父の妻となっていた・・・という、西洋史劇のようなストーリーである。救われるのは許嫁が無事だったことだが、これも後半で悲劇的な結末を迎えるので、全編を通して明るい場面は少ない。 主演の大川橋三が、得意の二枚目役ではなくシリアスな主人公役に挑戦しているが、高度な演技力を要求されるだけに出来は今一歩というところだ。また、一方の主役である城主役の大河内伝次郎も、その独特のセリフ回しがあだとなって非常に聴きとりにくく、本作のような繊細な作品には明らかにミスキャストだろう。 ヒロインにデビュー間もない19歳の三田佳子が出ているが、さして存在感はなく、女優は年齢と共に成長していくのがよくわかるいい例だ。逆に母親役の高峰三枝子が、その艶っぽさで印象に残る。
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[027]太秦ライムライト
 日本映画の至宝たちnabeさん2017-03-27
 
哀愁をおびた佳作である。 すでに時代劇の斜陽期に入った京都太秦の撮影所を舞台に、一人の斬られ役専門の俳優にスポットを当てて、時代の新旧交代を丁寧に描いている。時の流・・・
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哀愁をおびた佳作である。 すでに時代劇の斜陽期に入った京都太秦の撮影所を舞台に、一人の斬られ役専門の俳優にスポットを当てて、時代の新旧交代を丁寧に描いている。時の流れに逆らえない人々の哀切がしみじみ伝わって来て、静かな感動を味わえる実に上質な作品だ。 主演の福本清三自身が実際に本人そのままの役柄なので、説得力があるのは当然だが、彼を起用して太秦のプロフェッショナルたちをリアルに映像化した落合監督の演出力は、数々の映画賞を受賞したことからも明白だろう。 ヒロイン役の山本千尋の凛とした美少女ぶりも印象的だが、なんといっても福本の殺陣の迫力が凄い!かつての日本時代劇全盛期に存在した太秦俳優たちの至宝の神技を、じっくりと味わえる貴重なシーンの連続だ。
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[028]ギャラクシー街道
 ハイクオリティな大衆喜劇nabeさん2017-03-13
 
三谷ワールド全開のコメディである。 今回の舞台は、なんと未来の宇宙コロニーだ。名うての名優たちをユニークな宇宙人に仕立ててしまったところが、まさに三谷監督ならではだ・・・
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三谷ワールド全開のコメディである。 今回の舞台は、なんと未来の宇宙コロニーだ。名うての名優たちをユニークな宇宙人に仕立ててしまったところが、まさに三谷監督ならではだろう。次々に何組かの人々が異なったドラマを持ち込む様は、大衆舞台喜劇を観ているようで楽しい。また、スターウォーズのようにビジュアルに訴えるのではなく、あくまでも見かけは日本人ながら、そのキャラクターで宇宙人に魅せる演出も、アマチュアの演劇を観ているようでどこか微笑ましい。 全体のトーンが、60年代のアメリカコメディを彷彿とさせるのが懐かしいかぎりだ。綾瀬はるかや優香はもちろんキュートだが、なんといっても遠藤憲一の怪演が群を抜いて印象に残る。
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[029]娘十六ジャズ祭
 雪村いづみ衝撃デビュー!nabeさん2017-02-26
 
「青春ジャズ娘」の続編である。 前回の江利チエミに代わり、今回は初々しい17歳の雪村いづみがヒロインだ。戦災孤児たちを更生させたバンドが主役なところは、まだ戦後の記・・・
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「青春ジャズ娘」の続編である。 前回の江利チエミに代わり、今回は初々しい17歳の雪村いづみがヒロインだ。戦災孤児たちを更生させたバンドが主役なところは、まだ戦後の記憶が新しい時代の作品らしい。ストーリーは平凡だが、なんといっても魅力的なのは、プロのジャズバンドの軽快さだろう。そのアップテンポが当時としてはとてもクールだったに違いない。 バンドメンバー役の高島忠夫、フランキー堺と、親代わりの先生役の古川緑波の掛け合いが、実にアットホームで微笑ましい。雪村いづみの歌唱力は衝撃的だが、ラストシーンは新倉美子が歌っている。ここはやはり先輩の貫禄といったところで仕方がない。
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[030]花くれないに
 坊ちゃんnabeさん2017-02-25
 
坊ちゃん風な学園コメディである。 都会の青年が地方の高校に赴任して来るなり、すぐに町の人々と仲良くなり様々な事件に巻き込まれていく展開は、まんま漱石の坊ちゃんだ。ド・・・
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坊ちゃん風な学園コメディである。 都会の青年が地方の高校に赴任して来るなり、すぐに町の人々と仲良くなり様々な事件に巻き込まれていく展開は、まんま漱石の坊ちゃんだ。ドリーム先生なる美人先生や、市長の椅子を狙ういかにも悪そうなPTA会長や、こすからい教頭もちゃんと登場する。舞台風のセリフ回しも、当時の映画らしくて実に微笑ましい。 ヒロインの小山明子以外は、主人公の高橋貞二を筆頭にもう今となっては無名の俳優ばかりである。監督の田畠恒男からして知っている人は非常にまれだろう。しかし、それでも楽しく見ていられるところが、日本映画黄金時代の松竹大船ブランドの実力だ。
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