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 「nabeさん」さんのコメント一覧 登録数(992件)rss
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[001]暴力金脈
 実録総会屋nabeさん2018-10-14
 
総会屋映画の先駆け的作品である。 実在する伝説の総会屋小川薫をモデルに描いているが、東映実録路線の過渡期にあるせいか脚本や演出にも迷いが見られ、なんとも中途半端な出・・・
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総会屋映画の先駆け的作品である。 実在する伝説の総会屋小川薫をモデルに描いているが、東映実録路線の過渡期にあるせいか脚本や演出にも迷いが見られ、なんとも中途半端な出来になってしまっている。大袈裟なタイトルに反して、内容は若手総会屋の青春譚といったところだ。 主演の松方弘樹を中心に、小沢栄太郎、丹波哲郎、若山富三郎らベテランが次々に登場するので映画としては成立しているが、やはり支離滅裂なラストがせっかくの脚本を台無しにしてしまっているのが残念。 ヒロインの池玲子が、女っぷりのいいマダムを好演している。大物総会屋役の田中邦衛は、明らかにミスキャストだろう。
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[002]ジャズ娘誕生
 江利チエミワンマンショーnabeさん2018-10-13
 
江利チエミ主演の総天然色ミュージカルである。 田舎の椿油売りだった歌の上手な娘が、旅の一座に拾われて頭角を現わし、最後は東京の大舞台に立つ!というシンデレラストーリ・・・
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江利チエミ主演の総天然色ミュージカルである。 田舎の椿油売りだった歌の上手な娘が、旅の一座に拾われて頭角を現わし、最後は東京の大舞台に立つ!というシンデレラストーリーだ。ヒロインの江利チエミが、抜群の歌唱力とセンスでハリウッドミュージカルさながらに歌い踊る様は、カラー化もあってTVの普及していない当時としては最高のエンターテインメント作品だっただろう。 石原裕次郎がジャニーズさながらに歌って踊るが、まったくぎこちなく素人そのもなのが可笑しい。しかし、足の長さと顔の小ささはまさに日本人離れしているのはさすがだ。
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[003]キングコングの逆襲
 北極よりも東京タワーnabeさん2018-10-07
 
東宝版キングコング映画第二作である。 南海の孤島に棲むキングコングを、今回はなんと北極に連れて行ってしまう。その目的が、核物質の原料となる鉱石を採掘するためというの・・・
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東宝版キングコング映画第二作である。 南海の孤島に棲むキングコングを、今回はなんと北極に連れて行ってしまう。その目的が、核物質の原料となる鉱石を採掘するためというのだから、恐らく現代の感覚からするとコメディのようだ。 キングコングに似せて造形したロボットのメカニコングが秀逸。両者が東京タワーによじ登って戦うリアリティさは、まさに映画史に残る名場面だ。 女スパイ役の浜美枝が本来の魅力を出せていなくて残念。ヒロインのリンダ・ミラーは素人っぽいが、むしろそれがマッチしていて好感が持てる。
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[004]実録外伝 大阪電撃作戦
 Vシネマnabeさん2018-10-06
 
明友会事件を描いた実録ヤクザ映画である。 1960年に実際に起きた神戸山口組と大阪明友会との有名な抗争を題材に、松方弘樹、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、小林旭といったエースを・・・
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明友会事件を描いた実録ヤクザ映画である。 1960年に実際に起きた神戸山口組と大阪明友会との有名な抗争を題材に、松方弘樹、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、小林旭といったエースを起用し、オープニングからラストまでひたすら暴れまくる。そこには従来の極道映画に観られたような義理人情は無いので、現代のVシネマに継承されているように、ただただ暴力場面のオンパレードだ。 大ボス役の丹波哲郎が、さすがの貫禄を魅せている。松方弘樹と渡瀬恒彦は熱演しているが、いささか演技過剰気味でリアルさに欠けるのが残念だ。
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[005]南海の狼火(のろし)
 風光明媚nabeさん2018-09-30
 
小林旭の流れ者シリーズ第3作である。 今回は四国宇和島の港町が舞台だ。とても風光明媚なところで、地元ならではの闘牛と真珠の養殖がご当地気分を盛り上げてくれる。ここに・・・
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小林旭の流れ者シリーズ第3作である。 今回は四国宇和島の港町が舞台だ。とても風光明媚なところで、地元ならではの闘牛と真珠の養殖がご当地気分を盛り上げてくれる。ここにぶらりとやって来る小林旭と、元坊主の殺し屋宍戸錠、そしてヒロインの浅丘ルリ子を加えた三人の絡みが、なんといってもこの映画の見どころだろう。逆にそれ以外観るべきものは特にない。 宍戸錠のコミカルでクサイ演技が、なんとも言えない味がある。20歳の浅丘ルリ子が、たまらなくチャーミングだ。
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[006]日本やくざ伝 総長への道
 二枚看板nabeさん2018-09-22
 
正統派の東映やくざ映画である。 戦前の大阪を舞台に、南善一家とどぶ辰一家の抗争を描いている。南善一家の助っ人に高倉健、どぶ辰一家に鶴田浩二と、主演の二人が図らずもそ・・・
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正統派の東映やくざ映画である。 戦前の大阪を舞台に、南善一家とどぶ辰一家の抗争を描いている。南善一家の助っ人に高倉健、どぶ辰一家に鶴田浩二と、主演の二人が図らずもそれぞれ敵と味方に分かれてしまい、義理人情の東映ヤクザワールドが展開していく・・・といういつものパターンに新鮮味はないが、やはり高倉健と鶴田浩二という二枚看板が演じるだけで、得した気分になってしまう。それだけこの二人が画面から発するオーラは尋常ではない! 薄幸のヒロインを野川由美子が熱演している。若々しい松方弘樹と北川美佳が新鮮だ。
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[007]フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
 可哀そうなフランケンnabeさん2018-09-21
 
初の日米合作による怪獣映画である。 キングコングに続いて、フランケンシュタインを怪獣と戦わせるという企画だが、元来人間サイズのフランケンシュタインを、広島原爆の放射・・・
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初の日米合作による怪獣映画である。 キングコングに続いて、フランケンシュタインを怪獣と戦わせるという企画だが、元来人間サイズのフランケンシュタインを、広島原爆の放射能により突然変異を起こさせて巨大化させるというストーリーで、なんとか納得性を持たせている。そのためバラゴンのサイズも、巨大なゴジラと違って実際の恐竜に近い大きさに設定しているので特撮は結構リアルだが、これといった武器もないので肝心の決闘シーンに迫力がないのが残念だ。 フランケンシュタインのメイクが、現代のSFを見慣れた目からすると稚拙で違和感があるのは仕方がないだろう。バラゴンの顔がフィギュアのようにおもちゃ感が強いのも御愛嬌だ。 ニック・アダムスと水野久美が、理性的で品のあるカップルを演じていてイイ感じだ。志村喬、藤田進、田崎潤ら名優たちが、チョイ役ながら画面を引き締めている。
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[008]宇宙大戦争
 宇宙先進国日本!nabeさん2018-09-15
 
本多・円谷コンビの空想特撮宇宙活劇である。 いきなりオープニングで1965年と出てくるので、その時代設定が何とも可笑しいが、月の裏に基地を作りUFOで地球を攻めてく・・・
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本多・円谷コンビの空想特撮宇宙活劇である。 いきなりオープニングで1965年と出てくるので、その時代設定が何とも可笑しいが、月の裏に基地を作りUFOで地球を攻めてくる宇宙人と地球連合軍が戦う姿は、公開当時としては今日のスターウォーズ以上に盛り上がったに違いない! アメリカ人を従えて日本人が地球連合軍のリーダーとなり、勇ましく宇宙人と戦うシーンがなんとも微笑ましい。月面や宇宙空間の描写も、まだ誰も見たことが無い時代なのですべて想像で描いているのも御愛嬌だ。 主人公の池部良がクールでカッコいい。ヒロインの安西郷子もエキゾチックな美しさが実に印象的だ。
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[009]テッド2
 人間とは何だ!?nabeさん2018-09-10
 
ヒットコメディの続編である。 すでに名物になった下品さは前作にも増してよりヒートアップされているが、その反面ハリウッドの古典的な脚本を巧みに取り入れて、一風変わった・・・
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ヒットコメディの続編である。 すでに名物になった下品さは前作にも増してよりヒートアップされているが、その反面ハリウッドの古典的な脚本を巧みに取り入れて、一風変わったハートウォーミングな作品となっている。 セリフにアメリカのスラングやエンタメヒーローが多く登場するので、それらを常識的に知っているアメリカ人じゃないとウケないかもしれないが、テッドの表情が何ともユーモラスなので十分楽しめる。共演のマーク・ウォールバーグとの掛け合いもテンポよく、ヒロインのアマンダ・セイフライドもキュートだが、何と言っても弁護士役の名優モーガン・フリーマンの起用が、この作品のレベルを上げているのは間違いないだろう。下品なコメディにマジメな法廷劇という意外な組み合わせが、なんともアメリカらしくて楽しい!
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[010]ヒューゴの不思議な発明
 発明しないnabeさん2018-09-08
 
スコセッシ初の3D作品である。 戦前のパリ市内の大きな駅に隠れ住み、毎日時計台の時刻を合わせている少年ヒューゴがとある老人に出会い、父の形見であるからくりロボットを・・・
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スコセッシ初の3D作品である。 戦前のパリ市内の大きな駅に隠れ住み、毎日時計台の時刻を合わせている少年ヒューゴがとある老人に出会い、父の形見であるからくりロボットをめぐる謎を解き明かすストーリーだが、全体がどうにもスローテンポで単調であり、また映画タイトルに反してヒューゴは何も発明しないので、冒険活劇を期待する観客は失望するかもしれない。むしろ本作は、ジョルジュ・メリエス監督に対するスコセッシのオマージュ作品なので、サスペンスというよりはハートウォーミングな脚本になっている。 時計台内部の大掛かりな歯車などのメカ描写が美しい。メリエス作品の時代を超えた斬新さも新鮮である。
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[011]海底軍艦
 昭和のSFnabeさん2018-09-04
 
本多・円谷名コンビの快作である。 古代海底に沈んだムー帝国が現在まで臥薪嘗胆生き残っていて、かつて奴隷だった現代の人々に復讐する・・・という、いかにも昭和のSFらし・・・
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本多・円谷名コンビの快作である。 古代海底に沈んだムー帝国が現在まで臥薪嘗胆生き残っていて、かつて奴隷だった現代の人々に復讐する・・・という、いかにも昭和のSFらしいストーリーが秀逸だ。そのムー帝国と戦うのは、なんと南方の島でひそかに海底軍艦を建造していた日本海軍の生き残り兵士たちだった・・・という設定も、公開当時としてはかなりリアルだっただろう。 55年前の特撮場面はさすがにCG全盛の今日からするとレベルは低いが、演じている俳優たちのしっかりした演技もあり、クオリティの高い作品になっている。 ムー帝国女王役の小林哲子が、見事な存在感で印象的だ。高島忠夫と藤木悠コンビの軽妙な掛け合いも楽しく、艦長役の田崎潤も凛々しくてまさにハマリ役である。
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[012]あぶない刑事リターンズ
 B級ドタバタコメディnabeさん2018-09-01
 
ハチャメチャシリーズの第4作である。 前作から7年ぶりの新作は、課長の中条静夫が小林稔侍に代わった以外は全員同じメンバーだが、悪ふざけの度合いがエスカレートしてクオ・・・
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ハチャメチャシリーズの第4作である。 前作から7年ぶりの新作は、課長の中条静夫が小林稔侍に代わった以外は全員同じメンバーだが、悪ふざけの度合いがエスカレートしてクオリティがグッと下がってしまった。確かに舘ひろしと柴田恭兵二人のアクションに大きく依存している作品ではあるが、浅野温子、木の実ナナ、小林稔侍、ベンガルといった達者な脇役たちを全く活かせていないのは、非常にもったいなく残念だ。定番の低予算のカーアクションシーンも時代遅れであり、ロシア製のミサイルが空を飛び回るラストにいたっては、もはやただのドタバタでしかない。
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[013]サボテンの花
 熟女の勝ち!nabeさん2018-09-01
 
ゴールディ・ホーンの出世作である。 名優ウォルター・マッソーとイングリッド・バーグマンの二大スターに、新人ゴールディ・ホーンが絡んで実にクオリティの高いコメディにな・・・
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ゴールディ・ホーンの出世作である。 名優ウォルター・マッソーとイングリッド・バーグマンの二大スターに、新人ゴールディ・ホーンが絡んで実にクオリティの高いコメディになっている。複雑な展開の連続にもかかわらず、この三人の魅力全開で最後まですんなり観れてしまうところは、I・A・L・ダイアモンドの見事な脚本のおかげだろう。 当時54歳だったバーグマンの艶っぽさは圧倒的なオーラを放っているが、24歳のゴールディ・ホーンがオスカーを受賞したその天性のキュートさで負けていないのがさすがだ!
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[014]検察側の罪人
 まだまだ力不足nabeさん2018-08-31
 
キムタクと二宮和也の初共演サスペンスである。 腕利きの中堅検事最上が、すでに時効になったクラスメートの殺人事件の重要参考人を見つけ、いかに復讐するかをスリリングに描・・・
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キムタクと二宮和也の初共演サスペンスである。 腕利きの中堅検事最上が、すでに時効になったクラスメートの殺人事件の重要参考人を見つけ、いかに復讐するかをスリリングに描いている。その検事を慕う新人検事沖野は、持ち前の正義感から最上の言動に疑問を感じ、最後は検事の職を辞してまで彼を追いつめる・・・という脚本はなかなか良くできているが、肝心のキムタクと二宮の演技に力が入り過ぎていて、ぎこちなさばかりが目立ってしまい仕上がりはイマイチだ。逆に主演の二人に比べて脇役陣のレベルが圧倒的に高く、特に殺人犯役の酒向芳と悪徳ブローカー役の松重豊は、その狂気に富む自然な演技で強烈なインパクトを放っている。 原田監督らしいアウトローの世界観が満載だが、その世界にキムタクと二宮がまったく入り込めていないのが残念。また、最上の同級生の政治スキャンダルを絡めたのは、話が複雑になってむしろ余計だっただろう。突然登場する山崎努も、意味がよく分からない。
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[015]ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
 階段はキツイ!nabeさん2018-08-26
 
名優二人によるハートフルな作品である。 長年住み慣れたブルックリンのアパートを手放そうとする老年夫婦を、オスカー俳優のモーガン・フリーマンとダイアン・キートンがシブ・・・
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名優二人によるハートフルな作品である。 長年住み慣れたブルックリンのアパートを手放そうとする老年夫婦を、オスカー俳優のモーガン・フリーマンとダイアン・キートンがシブく演じている。派手に開催されるアメリカスタイルの内見会やオークションの模様が興味深いが、これは本来の主旨ではなく、二人がこの機会に改めてお互いを見つめ直し、愛を確かめ合うのがメインテーマだ。しかし、飼い犬の病気に右往左往したり、部屋の中のあちこちにある想い出に浸ったりと、ごく日常的で地味な場面が多いので、老人の観客以外の共感を得るのは難しいだろう。 内見会に登場する少女役のスターリング・ジェリンズが、可愛くてキュートだ。
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[016]続人間革命
 借金地獄nabeさん2018-08-25
 
創価学会設立ドラマの続編である。 前作で仏法の悟りを開いた物語を描き、主演の丹波哲郎の熱演もあって結構迫力があったが、今回はその迫力も事業破産や借金苦という現実に押・・・
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創価学会設立ドラマの続編である。 前作で仏法の悟りを開いた物語を描き、主演の丹波哲郎の熱演もあって結構迫力があったが、今回はその迫力も事業破産や借金苦という現実に押され、かなり弱まってしまっている。また、創価学会的な教えの場面はほとんどなく、終始戸田城聖の経営破たんを追いかけているので、宗教映画を期待していた観客は期待外れだろう。 ラストで戸田城聖が、一切の事業をやめて創価学会の運営に専念する場面が活き活きと描かれているが、75万人の会員達成をヒトラーのように高らかに宣言する丹波哲郎の姿が、今日を暗示しているようで不気味である。
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[017]人間革命
 南無妙法蓮華経nabeさん2018-07-30
 
創価学会の設立を描いたドラマである。 今日の創価学会の原点は何か?ということを、分かりやすく教えてくれる構成になっている。特に戸田城聖の「生命論」について、まるで創・・・
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創価学会の設立を描いたドラマである。 今日の創価学会の原点は何か?ということを、分かりやすく教えてくれる構成になっている。特に戸田城聖の「生命論」について、まるで創価学会の研修ビデオのように事細かく語られていて、戸田役の丹波哲郎の熱演と共にかなりの迫力があって印象深い。 学者肌の牧口に対して、実業家肌の戸田が何故熱心に宗教の道へのめり込んで行ったのかについては、やや不明確なところもあるが、終戦直後の荒んだ日本国民の心根に彼の理論が合致したことが、その後の普及の理由だったことは事実だろう。
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[018]セントアンナの奇跡
 恨み骨髄nabeさん2018-07-28
 
宗教色の濃い戦争映画である。 第二次大戦下、イタリア戦線に投入されたアメリカ黒人兵たちの戦いを描いている。トスカーナの純朴な村人たちとの交流や、パルチザンたちとの共・・・
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宗教色の濃い戦争映画である。 第二次大戦下、イタリア戦線に投入されたアメリカ黒人兵たちの戦いを描いている。トスカーナの純朴な村人たちとの交流や、パルチザンたちとの共闘についてはよくある普通の戦争映画だが、彼らが助けたイタリア人の子供をミステリアスにすることにより、全体がサスペンスっぽく仕上がっているのがユニークなところだ。黒人が主役だとどうしても人種差別が作品のテーマになりがちだが、本作もその点は色濃く描かれているのに加え、彼らの敬虔な信仰心がかぶさるので、信者じゃないと感動は薄いかもしれない。 ドイツ軍の残虐ぶりがことさら強調されている。教会前の無差別大量虐殺シーンは、かなり衝撃的だ。
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[019]砂の器
 運命nabeさん2018-07-27
 
野村芳太郎の傑作サスペンスである。 前半の、二人の刑事による迷宮入りの捜査場面がやや冗長ではあるが、少しづつ真相が分かってくるにつれて後半のクライマックスに繋げてい・・・
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野村芳太郎の傑作サスペンスである。 前半の、二人の刑事による迷宮入りの捜査場面がやや冗長ではあるが、少しづつ真相が分かってくるにつれて後半のクライマックスに繋げていく、橋本忍と山田洋次の脚本が見事だ。随所に泣かせどころが満載だが、特に終盤の三木謙一と本浦千代吉の絡みは、丹波哲郎の切々としたセリフまわしと共に、永久に語り継がれる名場面だろう。 加藤嘉の渾身の演技が、鬼気迫っていてとにかく凄い!また、不遇な親子二人が日本中を旅する映像が美しく、芥川也寸志の甘美なメロディにのりいつまでも余韻が残る。
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[020]キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
 三軍に降格nabeさん2018-07-23
 
キック・アスの続編である。 前作でブッ翔んだ面白さを魅せて、新たに庶民派素人ヒーローのジャンルを開拓したキック・アスだが、本作ではまるでテンポが悪くセンスのかけらも・・・
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キック・アスの続編である。 前作でブッ翔んだ面白さを魅せて、新たに庶民派素人ヒーローのジャンルを開拓したキック・アスだが、本作ではまるでテンポが悪くセンスのかけらもないB級作品になってしまった。 なんといっても、最大のウリであるヒロインのヒット・ガールを封印して、普通の女子高生にしようとしたのが失敗だろう。その結果ミンディは悩み苦しむわけだが、そんなヒット・ガールなど観たい観客は果たしているのだろうか?他のキャスト達も、ジム・キャリー以外は見るべきものもなく退屈である。
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[021]椿三十郎
 Cool!!nabeさん2018-07-15
 
黒澤明の痛快時代劇である。 とある城下に起きた内紛を、三船敏郎扮する素浪人が助ける単純な物語だが、優れた脚本と演出でここまで楽しい映画に出来るという見本のような作品・・・
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黒澤明の痛快時代劇である。 とある城下に起きた内紛を、三船敏郎扮する素浪人が助ける単純な物語だが、優れた脚本と演出でここまで楽しい映画に出来るという見本のような作品だ。三船にコミカルな演技をさせながら、見事な殺陣さばきで唸らせたり、生真面目一本な若者たち9人に正義を語らせながら、大人の視点で暖かく見守ったりと、さすが黒澤の采配には隙がない! 入江たか子が上品な奥方をのびやかに演じている。小林桂樹のとぼけた捕虜も秀逸。世界の映画史に残る衝撃的なラストシーンが、実にカッコ良くてクールだ。
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[022]うず潮
 私は負けない!nabeさん2018-07-13
 
吉永小百合主演の文芸作品である。 尾道を舞台に、貧しい女子高生が過酷な運命に翻弄されながらも挫けず、明るく前向きに生きていく物語だ。原作は決して明るいストーリーでは・・・
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吉永小百合主演の文芸作品である。 尾道を舞台に、貧しい女子高生が過酷な運命に翻弄されながらも挫けず、明るく前向きに生きていく物語だ。原作は決して明るいストーリーではないが、吉永小百合の純真無垢で清潔なキャラクターのおかげで、イイ感じの青春ドラマに仕上がっている。 躾作法担当の厳しい女先生を、沢村貞子が粋な演技で演じていて印象的。画面いっぱいに広がる尾道の街並みや風景が、美しくて感動的だ。
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[023]勲章
 元将軍の苦悩nabeさん2018-07-09
 
戦後に生きる旧軍人たちを風刺した佳作である。 落ちぶれた元将軍が、怪しげな元部下にそそのかされて再軍備を画策するが、当然周囲に潰されてしまい心身ともに破たんを来して・・・
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戦後に生きる旧軍人たちを風刺した佳作である。 落ちぶれた元将軍が、怪しげな元部下にそそのかされて再軍備を画策するが、当然周囲に潰されてしまい心身ともに破たんを来して、最後には悲劇的な結末を迎える。ストーリーはかなり暗いが、日本映画界を代表する名優たちのコミカルな演技もあって、元将軍は滑稽なくらい可笑しい。 小沢栄、東野英治郎、杉村春子たちベテランに、佐田啓二、香川京子、岡田英次らのフレッシュな若手をうまくミックスしながら、戦後間もなくの世相を生き生きと描いていて秀逸だ。
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[024]狼/男たちの挽歌・最終章
 香港版東映任侠映画nabeさん2018-07-03
 
ジョン・ウーの傑作ハードボイルドである。 プロの殺し屋とはみだし刑事との戦いから、やがて奇妙な友情が芽生えて親友になってゆくノワール的な作品だが、かつての東映任侠映・・・
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ジョン・ウーの傑作ハードボイルドである。 プロの殺し屋とはみだし刑事との戦いから、やがて奇妙な友情が芽生えて親友になってゆくノワール的な作品だが、かつての東映任侠映画を香港版にリメイクしたような世界である。ドスの代わりが拳銃という違いがあるが、そのマフィアのボス軍団相手に撃ちまくるシーンは、ヤクザの殴り込みそっくりだ。 チョウ・ユンファとダニー・リーのコンビが、さしずめ高倉健と菅原文太という感じだが、香港らしく義理はなく人情だけなので、観ていて理解しやすいだろう。特にチョウ・ユンファは、健さんをキザにしたような二枚目ぶりで印象的である。
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[025]雨のニューオリンズ
 正調メロドラマnabeさん2018-06-28
 
シドニー・ポラック初期のメロドラマである。 南部の田舎町にある一軒の宿屋を舞台に、解雇された鉄道員たちや男にすがって生きる母親と暮らすアルバが、突如現れたオーエンに・・・
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シドニー・ポラック初期のメロドラマである。 南部の田舎町にある一軒の宿屋を舞台に、解雇された鉄道員たちや男にすがって生きる母親と暮らすアルバが、突如現れたオーエンに恋をする物語だ。いかにもテネシー・ウィリアムズらしい正調メロドラマがなんとも懐かしく、レトロな気分に浸れること間違いない。 ヒロインのナタリー・ウッドとロバート・レッドフォードの二人が、やはり群を抜いて魅力的だ。特にウッドが、悲しい女の生き様を熱演していて印象に残る。
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[026]忍びの者 霧隠才蔵
 死んだフリも完璧nabeさん2018-06-21
 
シリーズ第4作である。 真田幸村に仕える霧隠才蔵たち忍者が、主君の宿敵徳川家康の命をいかに奪うかを、大坂冬の陣と夏の陣の進行に合わせて描いている。家康方にも雇われ忍・・・
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シリーズ第4作である。 真田幸村に仕える霧隠才蔵たち忍者が、主君の宿敵徳川家康の命をいかに奪うかを、大坂冬の陣と夏の陣の進行に合わせて描いている。家康方にも雇われ忍者がいて、彼ら同士の戦いもスリリングだが、大坂城落城の合戦シーンはなかなか迫力があり、時代劇としても見応え十分だ。 中村鴈治郎の家康が軽すぎるのが難点だろう。城健三朗の幸村は、逆に冷静すぎて面白みがないのが残念だ。
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[027]妖星ゴラス
 50年前の20年後nabeさん2018-06-19
 
壮大なコンセプトのSFパニック映画である。 巨大な遊星が突如現れ、このままでは地球に衝突する!となった時に、人類はなんと地球そのものを南極に設置した巨大なロケット群・・・
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壮大なコンセプトのSFパニック映画である。 巨大な遊星が突如現れ、このままでは地球に衝突する!となった時に、人類はなんと地球そのものを南極に設置した巨大なロケット群で動かす決断をする。これは、今でもSFパニック大作として十分通用するストーリーだ。 オープニングで登場する日本の土星宇宙船や宇宙空間の描き方が稚拙なのは、さすがの円谷英二も56年前では仕方ないが、それでもゴラスに引き込まれる宇宙船の緊迫感は結構迫力がある。しかし何と言っても、後半でいよいよゴラスが地球に接近してきてからの都市を襲う津波のリアリティは、まさに円谷ワールド全開で、サスペンス性も高く見応え十分である。 リーダー役の科学者を、池部良が実に凛々しく演じている。白川由美と水野久美の美女コンビが、とてもキュートで魅力的だ。
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[028]空の大怪獣 ラドン
 重要文化財nabeさん2018-06-09
 
世界特撮映画史上に残る、円谷英二の傑作である。 ゴジラを二作続けてヒットさせた東宝が、当時は高価なカラー作品として満を持して製作した怪獣映画であるが、そのストーリー・・・
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世界特撮映画史上に残る、円谷英二の傑作である。 ゴジラを二作続けてヒットさせた東宝が、当時は高価なカラー作品として満を持して製作した怪獣映画であるが、そのストーリー性と演出により第一級のサスペンス映画に仕上がっている。九州阿蘇を舞台にした場所設定も新鮮で、CGが存在しない60年も前にここまでのクオリティでカラーの特撮を撮った至宝円谷英二に、ただただ尊敬の念を禁じ得ない。 ラドンに破壊される福岡市街の街並みや、前年に完成したばかりの西海橋が二つに割れてゆっくりと崩れ落ちる重厚感、自衛隊機とラドンのスピード感あふれる空中戦、阿蘇の火口に打込まれるロケット弾が炸裂するまでの静寂、そして永遠に語り継がれるラストのラドンの断末魔シーン・・・と、まさに映画史に残る数々の名シーンを十二分に味わって頂きたい!
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[029]エベレスト 3D
 素人登山隊nabeさん2018-06-03
 
実話に基づいた、山岳遭難ドラマである。 1996年におきたエベレスト公募隊の大量遭難を、史実に忠実に描いている。CGのおかげで、まるで一緒にエベレストに登っているか・・・
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実話に基づいた、山岳遭難ドラマである。 1996年におきたエベレスト公募隊の大量遭難を、史実に忠実に描いている。CGのおかげで、まるで一緒にエベレストに登っているかのような臨場感があり、特に山頂付近のリアリティは凄い! 公募隊ならではの弱点と不幸が重なったことで、いかに遭難が発生し人が死んだかを理解することができるが、むしろ留守家族の悲しさを前面に出したことがドラマとして成功している所以だろう。 ジェイク・ギレンホールが、冴えないリーダーを淡々と演じている。奇跡の生還を果たしたジョシュ・ブローリンが、唯一の救いとなっていて印象深い。
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[030]フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
 兄弟喧嘩nabeさん2018-05-31
 
日本映画史に残る傑作SF怪獣映画である。 前作では外見がフランケンシュタインそのものだったが、続編となる本作では怪獣らしく醜悪にデフォルメして、実に新鮮な怪獣を創作・・・
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日本映画史に残る傑作SF怪獣映画である。 前作では外見がフランケンシュタインそのものだったが、続編となる本作では怪獣らしく醜悪にデフォルメして、実に新鮮な怪獣を創作している。また爬虫類の怪獣を登場させずに、あくまでもクローン同士の兄弟喧嘩に徹したところが、大人の鑑賞に十分耐えうる世界観となっており秀逸だ。 特撮レベルは、数ある東宝怪獣映画の中でも最高のクオリティを誇っている。ガイラが羽田空港に上陸するシーンや、山中を逃げ回るサンダとガイラを自衛隊がメーザー砲で執拗に攻撃するシーンなど、何度見てもその臨場感に圧倒されるが、特にガイラの食人シーンに至っては、現在だったら決して一般公開は許されないほどリアル で、恐怖感満点である。 博士役のラス・タンブリンが、吹き替えだが違和感なくいい味を出している。助手役の水野久美が実にエレガントだ。
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