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 「noir fleak」さんのコメント一覧 登録数(1210件)rss
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[001]タタール人の砂漠
 ロケ地はイラン高原らしいが、noir fleak2017-07-16
 
これが驚異だ。砦(本物?)とその周囲の古代遺跡とおぼしき住居跡、そして荒涼とした砂漠、、、、この風景だけで圧倒されてしまう。雪の中の行軍やイノシシ狩の撮影も素晴らし・・・
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これが驚異だ。砦(本物?)とその周囲の古代遺跡とおぼしき住居跡、そして荒涼とした砂漠、、、、この風景だけで圧倒されてしまう。雪の中の行軍やイノシシ狩の撮影も素晴らしい。映像的にこれほどの迫力の映画は他に知らない。(モチロンGCなどゼロだろう。) 僻地の半ば見捨てられた砦に赴任した若き士官が、いつ来るとも知れぬ「敵」(国、民族一切不明。タタール人では勿論ない。)に待ちわびながら老いていき、ついに戦が現実になった時に、戦わず死ぬ、という不条理物語。欧州の錚々たる俳優陣が出ていて見応えがある。 岩波文庫で原作が出ているので、これは読まなければならない。 傑作。
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[002]将軍月光に消ゆ
 I\'ll met ではなく Ill met !noir fleak2017-07-13
 
つまり病気のイルだ。知らなかったが語源はなんとシェークスピアの真夏の夜の夢に出てくるセリフだった。「月夜に悪しくもお会いしたな」みたいな意味。さすが英国映画だ。 パ・・・
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つまり病気のイルだ。知らなかったが語源はなんとシェークスピアの真夏の夜の夢に出てくるセリフだった。「月夜に悪しくもお会いしたな」みたいな意味。さすが英国映画だ。 パウエル・プレスバーガーの名コンビ監督作品だが、戦争映画なのかコメディなのか焦点がはっきりしない。すばらしいクレタ島の景色だと思ったら、撮影はクレタではないらしい。 拉致したドイツ人将軍を最後まで丁重に扱い、将軍もなかなか度量のある人間として描かれている。なんだか、先の戦争の醜い面は忘れて、英雄的・人道的なことだけ思い返そうとした映画かと勘ぐってしまう。 名監督としては拍子抜けの作品。
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[003]理想の夫
 まだ大戦終結から2年という当時にnoir fleak2017-07-06
 
巨額の予算で製作されたカラー映画。たびたび出てくるハイドパークのシーンはまさに圧巻だ。ロンドン中の貴族が馬車に乗ってやってきてお互いに挨拶を交わす。これがビクトリア・・・
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巨額の予算で製作されたカラー映画。たびたび出てくるハイドパークのシーンはまさに圧巻だ。ロンドン中の貴族が馬車に乗ってやってきてお互いに挨拶を交わす。これがビクトリア朝下の上流社会の習わしだったのかと納得する。パーティーシーンのセットも絢爛豪華だ。 これほどの映画が作られた理由は、やはり「オスカーワイルドの喜劇」だからだろう。 The Fan, The Importance Being Earnest と並ぶ傑作だ。 ポーレットゴダードが」珍しく悪役。
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[004]ナイジェル・パトリック
 "How to Murder A Rich Uncle" 1957noir fleak2017-07-02
 
ナイジェルパトリックは、英国映画ファンなら忘れられない人。一癖ある男の役が多い。すばらしい声とdiction をしている。 そのパトリックが何と初の監督をしたのが、本作。ア・・・
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ナイジェルパトリックは、英国映画ファンなら忘れられない人。一癖ある男の役が多い。すばらしい声とdiction をしている。 そのパトリックが何と初の監督をしたのが、本作。アメリカから金持ちの叔父(チャールスコバーン!)が貧乏な貴族一家を訪ねてくる。なんの躊躇もなく、家族全員で叔父殺しの方法を考える、という完全なるブラックユーモア映画。 ごく若いマイケルケインが出ている。
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[005]テキサスの五人の仲間
 どこへ行く?と聞かれ、noir fleak2017-07-02
 
ヘンリーフォンダは「サンアントニオ」と言ってから「サンアントン」と言い直した。確かに地元ではサンアントンと言うのが普通。だからフォンダは、いかにもよそ者という印象を・・・
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ヘンリーフォンダは「サンアントニオ」と言ってから「サンアントン」と言い直した。確かに地元ではサンアントンと言うのが普通。だからフォンダは、いかにもよそ者という印象を与えた訳だ。さすが手が込んでいる! しかし、今はじめて見る人には、結末は途中で予想がつくだろう。この種の映画がたくさんあるから。 佳作であるのは間違いない。
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[006]ノエル・カワード
 "The Astonished Heart" 1950noir fleak2017-07-02
 
英国でのノエルカワードという人の存在の大きさは日本で想像できない。ダンサーから出発して、俳優、劇作家、作曲家等々となったが、それ以上に「英国的センス」を体現した人と・・・
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英国でのノエルカワードという人の存在の大きさは日本で想像できない。ダンサーから出発して、俳優、劇作家、作曲家等々となったが、それ以上に「英国的センス」を体現した人という意味で尊敬されている。 本作は、カワードがシナリオを書き、自ら主演した心理ドラマ。精神科医で顧客の不倫相談などをしているカワードは愛妻セリアジョンソンと一緒に何一つ不足ない生活をしていたが、セリアの同窓生マーガレットレイトン(顔がスーザンヘイワードにそっくり。)が現れて、思わぬ恋に落ちる、という話。 結末はビター。やはりカワードの演技がすばらしい。両女優も立派だ。
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[007]狂熱の孤独
 ミシェルモルガンのバディーをnoir fleak2017-07-02
 
存分に見せる映画、と言ったら失礼か。この時代にこんなに下着姿のシーンが延々と続くのは珍しい。当時は大きな話題になっただろう。そしてモルガンは実に美しい。今一歩、国際・・・
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存分に見せる映画、と言ったら失礼か。この時代にこんなに下着姿のシーンが延々と続くのは珍しい。当時は大きな話題になっただろう。そしてモルガンは実に美しい。今一歩、国際的大女優にはなれなかったが、フランスではレジョンドヌール勲章も受けたというから立派なものだ。 夭折したジェラールフィリップにはどうも汚れ役は似合わない。 全篇に流れる、騒々しいメキシコ音楽や爆竹の音。なんとなく「黒いオルフェ」を先駆した感じがする。 しかし見どころはモルガンに尽きる!
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[008]フェリーニのアマルコルド
 フェリーニと言えば音楽はnoir fleak2017-06-26
 
ニーノロータと決まっているが、本作の中で、2回、ハロルドアーレンの名曲 Stormy Weather が流れる。子どもの頃を懐かしむと同時に嵐のような厳しい時代だったという意味が込・・・
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ニーノロータと決まっているが、本作の中で、2回、ハロルドアーレンの名曲 Stormy Weather が流れる。子どもの頃を懐かしむと同時に嵐のような厳しい時代だったという意味が込められているのだろうか? 私も、狂った叔父のエピソードが一番面白かった。そして周りの人が、その狂人を見る目がやさしいことにちょっと感銘した。
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[009]殴り込み戦闘機隊
 いつもながらケネスモアがnoir fleak2017-06-24
 
いい。美男でもない彼がなぜ英国で人気絶大だったのか、本作でも十分察せられる。 英国俳優にみられる気取りが全くないからだろう。 実在した、両足切断のハンデを乗り越えて、・・・
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いい。美男でもない彼がなぜ英国で人気絶大だったのか、本作でも十分察せられる。 英国俳優にみられる気取りが全くないからだろう。 実在した、両足切断のハンデを乗り越えて、対独空中戦「バトルオブブリテン」で大活躍し、その後捕虜となりながらも無事生還したダグラスアーバーの伝記映画。英国の戦争物の佳作だ。
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[010]アデライン、100年目の恋
 「1年後」の結末はnoir fleak2017-06-24
 
予想通りだったが、それをアデラインがあまり喜んだ風ではないのが気になった。 ハリソンフォード一家の描写がなかなかいい。 主演の女優は感じはいいが、いまいちスターの魅力・・・
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予想通りだったが、それをアデラインがあまり喜んだ風ではないのが気になった。 ハリソンフォード一家の描写がなかなかいい。 主演の女優は感じはいいが、いまいちスターの魅力がない。これからはバイプレーヤーで活躍してほしい。
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[011]小さな巨人
 これは見事なピカレスク小説だ。noir fleak2017-06-24
 
たとえて言えばバリーリンドンの西部劇版だろう。インディアン側視点から描いた、などという評価は胡散臭い。そこは本作でも全く中途半端だ。本作のいいところは、英雄ではなく・・・
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たとえて言えばバリーリンドンの西部劇版だろう。インディアン側視点から描いた、などという評価は胡散臭い。そこは本作でも全く中途半端だ。本作のいいところは、英雄ではなく、あくまで一人のピカレスクを追ったところ、そして下手な説教や理屈を持ち込まなかったところにある。 チーフダンジョージの言う言葉が皆面白い。演技も見事だ。 悲劇的場面も多いが、本質的にはコメディー。そこがいい。
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[012]美女と闘牛士
 メキシコでこんなに闘牛が人気noir fleak2017-06-19
 
があるとは知らなかった。まさに闘牛の美学を追求した、ちょっと変わった映画だ。アメリカ人で闘牛士になることを夢見た青年をロバートスタックが好演している。彼独特の笑わな・・・
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があるとは知らなかった。まさに闘牛の美学を追求した、ちょっと変わった映画だ。アメリカ人で闘牛士になることを夢見た青年をロバートスタックが好演している。彼独特の笑わない目が戦いをする男にふさわしい。彼の代表作だろう。 長い闘牛場面はどれも圧巻だ。スタック自身も少しやっているように見える。立派。名監督ベティカーの隠れ傑作と言える。 しかし、やはり最後に剣を何本も背中に刺されて息絶える牛が可哀想! 
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[013]グレイシー・フィールズ
 "Molly And Me" 1945noir fleak2017-06-18
 
イギリスが誇る女優、コメディエンヌ、そして大歌手のグレイシーフィールズ主演の喜劇。この時彼女はすでに47歳だったのでおばさんにはなっているが、すばらしい魅力だ。歌は・・・
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イギリスが誇る女優、コメディエンヌ、そして大歌手のグレイシーフィールズ主演の喜劇。この時彼女はすでに47歳だったのでおばさんにはなっているが、すばらしい魅力だ。歌は、ビートルズも歌った My Bonnie などを歌っている。 死ぬ前に Dameの称号を受けたほどの人だが、Youtube で見られるいろいろなフッテージを見ると、彼女が死ぬまでいかに英国で愛されていたかがわかる。 ジャズ的な歌はあまり歌っていないので日本では全く知られていないのが残念。
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[014]地獄の黙示録
 Susie Q !!!noir fleak2017-06-17
 
ヘリコプターから降りてきたプレイメイトたちが踊るシーン。これは傑作だ。音楽といい踊りといい兵士たちのクレイジーぶりといい、最高。とくにカウボーイハットをかぶって踊る・・・
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ヘリコプターから降りてきたプレイメイトたちが踊るシーン。これは傑作だ。音楽といい踊りといい兵士たちのクレイジーぶりといい、最高。とくにカウボーイハットをかぶって踊る子! 冒頭のヘリコプター攻撃シーンに流れるワグナーも有名。 映画はあまり印象に残らない。
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[015]捜索者
 何十年ぶりかで見直してみると、noir fleak2017-06-14
 
戸外なのにスタジオセットが多いこと、最後の決戦シーンがあまりにあっけらかんとしていることなど、不満が多い。イーサンと兄嫁の(あったかもしれない)恋愛関係やイーサンの・・・
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戸外なのにスタジオセットが多いこと、最後の決戦シーンがあまりにあっけらかんとしていることなど、不満が多い。イーサンと兄嫁の(あったかもしれない)恋愛関係やイーサンの異常なまでのインディアン憎悪もやはり不可解だ。 しかしなぜ本作が史上最高のウェスタン映画になっているか、その理由は簡単だ。ジョンウェインと圧倒的なロケ撮影だろう。屋内から外を映すシーンで始まり、そして終わる。まさに映画芸術の美といえる。
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[016]大統領の執事の涙
 ダイナワシントンが歌うnoir fleak2017-06-14
 
Ill close my eyes が流れる。これには人種問題に「目をつぶって」仕事に専念してきた黒人たちの悔悟やあきらめの意味が込められているのだろうか? しかし人種問題の扱いがあ・・・
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Ill close my eyes が流れる。これには人種問題に「目をつぶって」仕事に専念してきた黒人たちの悔悟やあきらめの意味が込められているのだろうか? しかし人種問題の扱いがあまりに皮相的で定式化している。(冒頭のレイプ〜殺人など) 最後に「今まで戦ってきたすべての人に捧ぐ」とあるが、その意図は買う。しかしフリーダムライダースの挿話以外はどうも面白さがない。 主役のウィテカーは、バードでもそうだったが、いまいち好きになれない。
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[017]フィラデルフィア物語
 名作の評価が高いが、全然noir fleak2017-06-09
 
面白くないというのが率直な印象だ。なぜか? それは短い日本語字幕では、各セリフの面白さが全く伝わらないからだ。 それに三大俳優の演技も私にはあまりに「こういうのが演・・・
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面白くないというのが率直な印象だ。なぜか? それは短い日本語字幕では、各セリフの面白さが全く伝わらないからだ。 それに三大俳優の演技も私にはあまりに「こういうのが演技だ」と言わんばかりで鼻につく。一番自然なのはスチュワートだが。
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[018]M★A★S★H マッシュ
 このサイトの解説を書いた人noir fleak2017-06-01
 
に100%賛成。Suicide is Painless というジョニーマンデルの書いた主題歌は本当に素晴らしい曲だ。公開当時見た時は全然気にも留めなかったが、スーレイニーの歌を聞いて目・・・
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に100%賛成。Suicide is Painless というジョニーマンデルの書いた主題歌は本当に素晴らしい曲だ。公開当時見た時は全然気にも留めなかったが、スーレイニーの歌を聞いて目からウロコが落ちた。ビルエバンス、アーマドジャマル、マルウォルドロンなどもやっているが、スーレイニーのボーカル盤が断然好きだ。 歌詞も見事で特にこのくだり、、、  A brave man once requested me To answer questions that are key Is it to be or not to be And I replied "O why ask me?" は傑作と思う。 なお自殺願望の男の仇名が Painless とは笑ってしまう。 映画はそれほどめちゃめちゃに面白いとも思わないが、この主題歌と「ラジオ東京」から流れる当時の日本人歌手によるポップ曲がいい。 なんとジュリーロンドンの亭主であの「ルート66」を作曲したボビートゥループが運転手役で出ている。
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[019]日本列島
 映画としては皆面白いが、noir fleak2017-05-31
 
本作といい、帝銀事件、下山事件と連なる熊井監督の映画は、一貫して(米側による)陰謀史観に基づいている。当時の世相(安保闘争などなど)からどうしても反米的色彩になる気・・・
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本作といい、帝銀事件、下山事件と連なる熊井監督の映画は、一貫して(米側による)陰謀史観に基づいている。当時の世相(安保闘争などなど)からどうしても反米的色彩になる気持ちはわからぬでもないが、松川事件、三鷹事件、スチュワーデス殺しなどをすべて陰謀という目で見るのは、50年たった今ではちょっと荒唐無稽にしか感じられない。戦後の混乱というのはいわば人心も混乱していたということなのだろう。
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[020]大いなる男たち
 古き良きハリウッド大作。noir fleak2017-05-29
 
ジョンウェインとロックハドソンという二大俳優の顔見世映画だけに終わらず、ストーリーもいいし、3000頭の馬が出てくる撮影がすばらしい。女優陣もいい。 なぜこの映画があま・・・
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ジョンウェインとロックハドソンという二大俳優の顔見世映画だけに終わらず、ストーリーもいいし、3000頭の馬が出てくる撮影がすばらしい。女優陣もいい。 なぜこの映画があまり知られてないのかが不思議だ。 メキシコの反革命側に支援していたフランス兵だけが散々殺されるというのは、ちょっとお笑いだ。 最後あまりに簡単に目的を遂げてしまうのが少々スリルには欠けるが、非常に楽しい西部劇の快作だ。
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[021]ブルーベルベット
 名作になった大きな理由のnoir fleak2017-05-23
 
一つは、音楽の選択にあったと断じたい。とにかく素晴らしい。30年前に見た時の印象で今でもはっきり記憶しているのは、勿論ロッセリーニの裸(笑)とディーンストックウェルの・・・
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一つは、音楽の選択にあったと断じたい。とにかく素晴らしい。30年前に見た時の印象で今でもはっきり記憶しているのは、勿論ロッセリーニの裸(笑)とディーンストックウェルの歌うシーンだ。今回見直して、それがロイオービソンのIn Dreamsという曲だと知った。そしてその後に続くのが、ビルドゲットの大ヒットナンバーのHonky Tonk。このシーンのシュールな感じ(人を横に並べて、一人に奇怪なダンス、、、)は最高だ。 俳優陣では何といってもデニスホッパー! 全てのセリフに"Fuck"が入るという滅茶苦茶の怪演。デビットリンチ監督という人は、疑似ストーリーを作って、あくまで映画的筋道をたてるが、本当はそんなことはどうでもよく、シーンごとの一瞬のスリル・幻惑を観客に与えることが大好きなのだ。
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[022]いつか晴れた日に
 昔の英国上流階級はこんなにもnoir fleak2017-05-15
 
礼儀正しくお互いにお辞儀をしたのかと驚いた。ヒューグラントと皆の初対面の時をはじめとした、とにかく日常生活の中でお辞儀する場面が多い。台湾人のアンリー監督だから、こ・・・
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礼儀正しくお互いにお辞儀をしたのかと驚いた。ヒューグラントと皆の初対面の時をはじめとした、とにかく日常生活の中でお辞儀する場面が多い。台湾人のアンリー監督だから、この礼儀作法を重視したのだろうか! 金のことしか頭にない叔母の存在はあるとしても、登場人物は皆善良な人ばかり。いかにもジェーンオースティンの世界だ。 エマトンプソンの演技も脚本も素晴らしいし、撮影も見事。いかにも英国映画的傑作。
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[023]晩春
 叔母杉村春子が、父の縁談の話をしたnoir fleak2017-05-10
 
瞬間にガラッと変わる原節子の表情! 原は天才だ。表情がすべてさまになる。 小津監督が本作をきっかけに「紀子三部作」を撮るようになったのも、案外この天才・原をもっとカ・・・
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瞬間にガラッと変わる原節子の表情! 原は天才だ。表情がすべてさまになる。 小津監督が本作をきっかけに「紀子三部作」を撮るようになったのも、案外この天才・原をもっとカメラに残しておきたいという単純な理由からだったのではなかろうか。勿論、彼女を愛していたことは間違いないが、、、、 前半の自転車を颯爽と乗るときの原の顔が、私にはベストに思える。こんなに美しいショットはない。 しかしこのような「父親思いの娘」は、いくら昔の時代であってもちょっと不自然だ。最後の笠の「結婚の幸せは二人が年月をかけて作るもの」という説教も、長すぎて雰囲気をこわしている。 また、エンディングでは当初、小津が笠に対し号泣するように要求したが、笠はそれだけは出来ぬといって断ったという有名な話がある。勿論、笠の判断が正しかった! 見逃せないのは、月丘夢路のすばらしさ。「麦秋」では同じ役を淡島千景が演じているが、淡島より月丘の方が合っている。なぜもっと小津は彼女を起用しなっかったのだろう? また、終戦から4年しか経っていないのに、家庭に動く鉄道模型はあるは、ショートケーキはつくるは、子供たちは野球に興じているは、、、これが現実だったのか。当時は、世相不安、闇市横行、多くの国民は栄養失調というのが一般の認識だと思っていた。小津の映画は必ず何かの形で戦争の影が落ちているが、現実に写された世界はすでに戦争など忘却の彼方にあるように見える。これがまた、小津監督の一つの反抗だったのか。
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[024]月丘夢路
 高峰、原、淡島等々に並ぶ大スターnoir fleak2017-05-09
 
だったのに、あまり映画の本のなかでは取り上げられないのは、もっぱら大衆路線向け映画の出演が多かったからだろうか? しかし、本当に美しいし、「乳房よ永遠なれ」「晩春」・・・
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だったのに、あまり映画の本のなかでは取り上げられないのは、もっぱら大衆路線向け映画の出演が多かったからだろうか? しかし、本当に美しいし、「乳房よ永遠なれ」「晩春」などでの演技は立派である。 95歳での大往生。幸せな俳優人生だったと思う。
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[025]乳房よ永遠なれ
 最近95歳で亡くなった月丘夢路はnoir fleak2017-05-09
 
1940年代から60年代まで驚くほどの数の映画に出ている。小津の「晩春」以外、大部分は忘れられた作品ばかりだが、本作はまぎれもなく彼女の代表作だろう。実在した夭折の歌人中・・・
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1940年代から60年代まで驚くほどの数の映画に出ている。小津の「晩春」以外、大部分は忘れられた作品ばかりだが、本作はまぎれもなく彼女の代表作だろう。実在した夭折の歌人中城ふみこ(解説でふみえとなっているのは間違い!)の伝記だ。 月丘の演技も立派だし、監督田中絹代の演出やカメラワークがなかなか斬新で素晴らしい。帯広のロケ撮影も貴重。 隠れた名作である。月丘夢路さん、RIP!!!
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[026]裸の太陽
 郡山などでのロケ撮影ーーこれはnoir fleak2017-04-17
 
もう、貴重な文化遺産といっても良いのではないかろうか。蒸気機関車の撮影も見事に尽きる。 家城監督の傑作だ。昭和を愛おしむすべての人は必見!
  
 
[027]ミュリエル・ボックス
 "Street Corner" 1953noir fleak2017-04-17
 
40〜50年代の英国映画には、名前は知られてなくても傑作と呼べる映画が実に多い。特に、警察ものが良い。本作もその一つで、副題をつけるとするなら、「英国婦人警官物語」・・・
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40〜50年代の英国映画には、名前は知られてなくても傑作と呼べる映画が実に多い。特に、警察ものが良い。本作もその一つで、副題をつけるとするなら、「英国婦人警官物語」だ。数名の婦人警官のさまざまな日常業務を描写しながら、最後にはサスペンスもあり、飽きさせない。 すばらしい映画だ。
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[028]沈黙 SILENCE
 もしキリストがここにいたら、きっと自分でnoir fleak2017-03-22
 
踏み絵を踏んだだろうと最後に悟るシーンはなかなか素晴らしい。しかし、そのあと、牢に入れられたロドリゴが岩下志麻に欲望するというエンディングはひどい! ちゃんと原作通・・・
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踏み絵を踏んだだろうと最後に悟るシーンはなかなか素晴らしい。しかし、そのあと、牢に入れられたロドリゴが岩下志麻に欲望するというエンディングはひどい! ちゃんと原作通りに、淡々とその後のロドリゴの人生を文章で説明すべきだった。 主役の俳優の表情はいいが、英語と日本語のチャンポン演出がいけない。日本語もよく聞き取れない!(これは俳優が悪いのではなく、監督以下製作者側の責任だ。) 疑問点も多い。馬は絶対に横たわった人間を踏まない(映画「ガンジー」を見よ。)ので、あの拷問方法は本当にあったのだろうか? しかし、いろいろ難点はあるとはいえ、原作の見事な映画化だ。宮川一夫の撮影も素晴らしい。
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[029]ティファニーで朝食を
 Holly Go-Lightly という名前はnoir fleak2017-03-05
 
ちょっとやりすぎか。カポーティ―の原作でも多分そうなっているのだろうが。 気ままに生きていても、聖なる心とでも言いたいのだろうか。 どうみてもヘップバーンがテキサス育・・・
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ちょっとやりすぎか。カポーティ―の原作でも多分そうなっているのだろうが。 気ままに生きていても、聖なる心とでも言いたいのだろうか。 どうみてもヘップバーンがテキサス育ちには見えないし、ジョージペパードも作家には見えない。ましてやミッキールーニーのMrユニヨシという疑似日本人は最悪だ。 内容も、60年代に流行った「大スター主演の軽佻浮薄」映画の先触れみたいな感じだ。 が、しかし、冒頭シーンと、ヘプバーンの歌うMoon River は素晴らしい。なんといっても彼女が自分で歌っている! これこそ holly だから、ほかの欠点はすべて許せる!
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[030]愛人
 突然、ナットキングコールのnoir fleak2017-02-15
 
Pretend が終盤に流れてくるのには驚いた。しかもフルコーラス!この曲がヒットしたのは1952年。この映画の製作と同時進行だったはずだ。それを使うなんて、著作権関係はちゃ・・・
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Pretend が終盤に流れてくるのには驚いた。しかもフルコーラス!この曲がヒットしたのは1952年。この映画の製作と同時進行だったはずだ。それを使うなんて、著作権関係はちゃんと処理していたのだろうか?! それとも無断借用か? しかしこの大名曲を使うとはすごい。もしかしたら和田夏十のアドバイスかな。 映画の中身は筋がちょっと阿保らしいが、しかし、撮影の手法(冒頭の志賀高原。顔の大アップ多用。遠近オールフォーカスなど)が斬新でなかなか良い。 そして名優たちの若かりし頃の溌剌さ。これが一番の見どころだろう。 実際には9歳位しか違わない越路と岡田が親子という設定も、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」みたいで、製作者のユーモアがいい。 楽しめる作品だ。
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