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人生に乾杯!」に対してのコメント
  ハンガリー映画 幸村和 2010-03-20
  【ネタバレ注意】
81歳と70歳の老夫婦が「ボニー&クライド」する幸福への大冒険、とか、ラストには思わず拍手喝采のドンデン返しが待つチャーミングな人生賛歌、とかそんなパンフレットの宣伝文句に惹かれて観に行きました。が、結論から言うと拍手喝采のドンデン返しはちょっと言いすぎではないかというのが正直な感想です(これを連れ合いに言うと「そらあんた、『それなりのラストです』とは言わんやろ、と。確かに…)。 警察も運転席と助手席見ればわかるだろうし、炎上しても死体があったかどうかくらいもわかるでしょ。警察が騙され過ぎというかドン臭すぎ。 ま、それはどうでもいい(?)としてハンガリー映画なんである。ハンガリー。以前社会主義国だったけれど今はどんな国なのか知識がほとんどないのでそれを見たい知りたい感じたいというのもありました。しかし、それもまるでこの映画では日本かアメリカといったたいへん馴染があり過ぎて辟易する大衆娯楽消費至上社会とでもいった様相を呈していて、なんだか意外というか別にハンガリーでなくてもいいですし、という感じ。ま要するにつまんない国だなー、とこの映画で決めつけてしまうのもなんですがそういう印象を持ってしまいました。 だって生活苦の年寄りたちが見るのは「クイズ・ミリオネア」だし、警察24時みたいなセンセーショナルなだけの報道番組で主人公夫婦の犯罪が取り上げられたり、あるいは軽佻浮薄なワイドショー的番組が主人公夫婦の人となりを放送したりするし、そんなセンセーショナリズムのマスコミに刺激されて主人公夫婦を支持する人たちが出てきたり、二番煎じの年寄り強盗が発生とか、年金で暮らしていけない年寄りたちが集まりだしたり、なんか数十年後年金破たんした日本を見せられているみたいでした。でもそれ見せられてもそこから示唆されるものも特にないしなあ。だからどうしたらいいんだってね。まさか強盗じゃないでしょ。 お金を手にした夫婦が向かう先がいかにもなホテルに泊まってお金使うってのも、なんかね。所詮人間の欲望ってこの程度かねとつい思ってしまいます。 年寄り夫婦との対比としてこれから家族を築くという刑事カップルを持ってきていたけどこちらもまあ若いもんは色々あるけど頑張りなさいという感じでしかないしなあ。キャラクターとして面白かったのは車オタクの同僚くらいか。 それにしても映画とは直接関係ないけど、「スラムドッグミリオネア」でもあったようにクイズ・ミリオネアって世界中にある感じです。こうして貧困層は刹那の夢を与えられガス抜きさせられてるのね。それはそれで生きていくうえで必要ではあるけれどそればっかりにならないようにしたいですな。
  
 

 
 



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