allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

 
 
  コメント題 投稿者 投稿日
ゴールデンボーイ」に対してのコメント
  弱い 幸村和 2010-04-12
 
公開当時、なんか怖くて面白そう、というイメージだけで観に行った。しかし、なんかよーわからんかったな、という感想しか持たなかった。正直、ハズした、とも思った。当時は若くて今よりパーだったし映画をほとんど見なかったので、わかりやすい面白さ、怖さを求めていたというのもある。その後、この映画の監督がブライアン・シンガーということを知り、ブライアン・シンガーならそれなりに娯楽作品をそれとしてひきつけることが得意な監督と感じていたこともあり、じゃあなんでハズした感があったのか、未熟ゆえに自分の観方に問題があったのかそれを確かめたくてもう一度観てみました。今回は、原作まで読んでの鑑賞です。 それで、「なんかよーわからん」と当時思ったその理由がわかりました。主人公の少年の演技が弱いんです。いや、多分演じるとしたらすごく難しい役だとは思います。原作はかなりえげつないので、これを映像化するとジャンルはスプラッタな要素のあるホラーといっていいでしょう。主人公の少年の空想を映像化したら、特にね。それの映像化はしないでいて原作の持つ怖さを表現しようと思ったら役者の演技に負うところが大きくなる。そこが失敗している。もう失敗と言ってしまおう。イアン・マッケランはさすがの演技でいい線いってましたが、肝心の主人公の少年が甘すぎた。例えば原作ではどんどん恐ろしい妄想に取りつかれていくわけです。そして夜も眠れなくなり、食欲もなくなり痩せてきて目にも狂気を帯びてくるんです。そういう主人公の内面の崩壊がほとんど見えないんですよね。主人公は年いったら太りそうだな、という白くてパッツンとしたお肌の状態をキープ。血色もあんまり悪くなってないしな。 ラストの少年とゴム靴エドのやりとりも後味悪い。懲悪がいいとはいわないけど、私としてはせめて「崩壊」の予感くらいは見たかったな。そのほうがいろんな意味で怖かったと思うのですが。え?それでおしまい?って感じでした。 というわけで、感想が変わるかと思って見直しましたが、不満に感じる理由がわかっただけで、やっぱり公開当時と感想は同じでした。そもそも原作がブライアン・シンガー向きじゃなかったんじゃないかな。
  
 

 
 



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION