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ノン子36歳 (家事手伝い)」に対してのコメント
  女性ドラマ!? 幸村和 2010-04-12
  【ネタバレ注意】
SAKE-ROCKの星野源さんが出ているという、ただそれだけの理由で観ました。 主人公は36歳元タレント、現在無職のノン子(坂井真紀)。36歳で職を失うことはかなり辛いがそういうこともあるだろう。しかし、親元で暮らし、ひたすら無為徒食の毎日ってどうよ。それだけでもなんだかなあって感じなのに、深夜ゴミ箱や看板をわざとなぎ倒し、けっ飛ばしながら自転車を漕ぐ子どもじみた憂さの晴らし方はもう最低としか言いようがない。 更にそんないい年こいた娘に「ノンちゃん、ごはんよ〜」とかいって甲斐甲斐しくご飯用意してあげたり、連れ込んだどこの馬の骨と知れない男性にまで「朝ごはん用意しますね♪」とか言ってるお母さんも不可解。そのうえ「ほっとけ!」「でてけ!」「のぶ子を呼べ!」と単語(?)しか発しないお父さんも不気味。もしかしてこの両親のキャラ設定、適当なんじゃないか?ペラペラなんだけど。 そして個人的に注目の星野源演じたテキ屋の兄ちゃん。彼もまた強烈に世間からズレてました。ノン子に夢を聞かれて「屋台で世界に出たい」しかし「でも特に何もしてないんですけどね」そんなテキ屋の兄ちゃんにノン子「いいなあ、若い子は夢があって」って。この会話で椅子からずり落ちそうになった。30歳手前で夢だけ語って何もしてない兄ちゃんも兄ちゃんなら、それを羨ましがる36歳ノン子も相当キテる。 そんなテキ屋の兄ちゃんのずれっぷりは後半加速を増す。地元のテキ屋の元締めみたいな人に「この裏切り者」って逆切れするところなんかズレ過ぎててただのサイコ野郎。まあ狙ってるのかもしれませんがね。 狙ってるというと、ひよこ追いかけシーン。あれもここでほのぼのユーモラスタイムなつもりだったんだろうか。見ているこちらは既に白けきってしまっていたけど。 とまあ、この映画はいい年こいて年相応の振る舞いと思考がどうもできていないダメ女と、やってることが完全に現実社会からズレ過ぎていてうまくいかないどころか、自分で破壊までしてしまうようなヤバい男のズレズレカップルのお祭り大騒動顛末記となっている。 しかしこれ、ダメ人間賛歌では全くないですね。だってダメな理由があるんだもん。笑っちゃうくらい明確に。 ダメな理由が自分の頑張りではどうしようもない部分にあって、でもなんとか頑張ろうともがいている人に対して人って寄り添えたり元気づけられたりするんじゃないか。 この映画観て優越感持つってのもハードル低すぎるしなあ。痛すぎるだけで優越感持つとかいうレベルじゃないし。何のためにこの映画作ったんだろな。解説の「女性ドラマ」ってなんだ?それ。 そんなこんなで坂井真紀、星野源、どちらも熱演でしたけどね、肝心の中身がね。熱演と言えば、最も印象に残ったのは鶴見辰吾。彼のやさぐれっぷりが板に付きすぎてて驚いた。あの肌のくすみとたるみ、目の濁りと卑屈めいた顔つきは役作りのためににわか仕込みで出来上がったんだろうか。もし役作りのためにそうなったとしたら、恐るべし鶴見辰吾。でもそうじゃなかったらどうしよう、内臓大丈夫かとか、とこちらも変な心配してしまいました。
  
 

 
 



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