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サウンド・オブ・サイレンス」に対してのコメント
  案外面白い 幸村和 2010-05-02
 
マイケル・ダグラス、久しぶりに観た気分です。これまで私が見た映画で印象に残っているマイケル・ダグラスと言えば「危険な情事」や「氷の微笑」「ディスク・ロージャー」「ダイヤルM」といった、セクシーなのにインテリなのに金持ちなのに女性に痛い目にあわされる、とか、女性に陥れられるといった悲哀を感じさせる役どころで、今回もまた優秀な精神科医で登場です。おかげでどこかで女性に殴られるんじゃないか、という心配半分期待半分でダグラスを見ている自分がいましたが、それは大丈夫でした。ダグラスには悪いことをしましたが、私生活でもキャサリン・ゼタ・ジョーンズの尻に敷かれているイメージが災いしているのかもしれません。 さて本作は飽きずに最後まで見られるサスペンスになっていたと思います。少女の病名診断は恐らくコンラッド医師(マイケル・ダグラス)の優秀さをアピールする手段の一つなのと、あんまりそれで引っ張ると時間切れ(?)を起こすのと、この物語の軸は少女の心にしまいこまれた番号探しと犯人とダグラスの攻防の二つにあったのではないかと思われたので、まあ許容範囲かなと。 私がちょっと面白いなあと思ったのは、犯人とコンラッド医師の電話でのやりとりです。例えば犯人が最初に電話をしてきたところですが、子どもを誘拐された親が犯人からの電話を受けるシーンというのは大抵似たり寄ったりだけど、そこはさすが優秀な精神科医、相手の心理を巧みに突いてイニシアチブを簡単に渡しません。 そのあともそういった精神科医ならではの心理的かけひきや、自分の持ち札ができればそれの使いどころを見極めて強気に転じたり、といった箇所があってそこが印象的でした。心理的駆け引きというと、ひところ犯罪者の心理をプロファイリングする、という趣の映画が流行ってはいましたが、この映画は最初から犯人がわかっているので、そういう顔のない犯罪者の犯人像に迫るというものとは全く違い、それがマンネリ感を感じさせず良かったのかもしれません。 更に、コンラッド医師の奥さん(ファムケ・ヤンセン)と犯人とのスリリングな攻防、犯人を別のアプローチから追う女性刑事キャシディー(ジェニファー・エスポジート)、という二人の女性の存在も男性陣女性陣の活躍のバランスがとれていて、退屈にさせない効果があったと思います。犯人(ボス)役のショーン・ビーンも冷酷で狡猾な犯人をこれでもかと演じてましたし、誘拐される女の子もキャーキャー騒ぐことなく、利発で好感度大のキャラでした。 ただ女性刑事が夜に一人でボート乗って行くってのは映画的だな、とは思いましたが、ま、それも許容範囲かなと。手堅くまとめていて案外面白かったです。
  
 

 
 



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