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三つ数えろ(1946)

THE BIG SLEEP

メディア映画
上映時間110分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1955/04/20
ジャンルサスペンス/ミステリー
三つ数えろ [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,571
価格:¥ 1,500
USED価格:¥ 1,854
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【解説】
 チャンドラーの『大いなる眠り』の映画化で、脚色は文豪フォークナーに、ブラケットとファースマンと大変豪華な布陣だが、原作者の回想によると、文豪はほとんどタッチしなかったそうである。ホークスの演出は、彼特有の骨っぽさとエロティシズムが出て、いわゆるハードボイルド的文体ではないが、非常にノッている感じで観ていて嬉しくなる。人物の出入りが激しく、追う事件が一つでなく幾つもリンクしてくるので、分かり難いとの風評をよく耳にするが、これがミステリーってもんじゃなかろうか。
 主人公の探偵フィリップ・マーロウは、富豪の退役将軍スターンウッドに呼ばれ、次女カーメン(ヴィッカーズ)が書店主ガイガーから多額の請求を受けている件について調査するよう頼まれる。その背後にはこれまでにも何度かゆすってきた与太者ブロディがいるのでは--というのが将軍の読みである。果たして、ガイガーの素行を探ると、色情狂でたまに心身喪失するカーメンをモデルに怪しい写真など撮っていたが、すぐに何者かによって殺され、現場にはカーメンが立ちすくんでいた。ブロディの線を洗いながら、マーロウにはカーメンの姉ビビアン(バコール)の不審な行動が気になり始める。彼女は、IRAの活動家リーガンの妻を寝取ったことで名を馳せるカジノ経営者マースに、多額の借金があった……。
 ガイガーの正体を見抜く、始めの方の何気ない描写など--あらかじめ古書の知識を蓄えていって、店員に質問すると、向かいの店の売り子が分かっている常識を彼女が知らなかったというクリシェなのだが、ホークス的快活さがすこぶる好調で、チラッと出てくるだけの向かいの店子のマローンが可愛らしいお色気で点数を稼ぐ(実際、この作品で認められ、彼女は主演格となっていった)。マーロウのボギーの良さは今さら言うまでもなかろう。作中の脅し文句“映画のように三つ数えるか”から来ている邦題は、これはこれで名タイトルと言えるだろう。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
863 7.88
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-03-24 22:09:34
何度観てもはっきり言って良くわからない、というのが正直なところ
登場人物が多く(しかも名前だけしか出てこないヤツも多い)、会話も多いが、嘘ついたり裏切ったり裏切られたりで、本筋が常にわかりにくい
まあそういう小説が原作なので、筋はふんわり追えれば良いのではなかろうか

ハードボイルドのボギーはタフでカッコ良いが、ご都合主義でいろいろ上手くいきすぎのところもある
ローレン・バコールは、ガタイが良く大味であまり好きなタイプの女優ではないが、こういう人じゃないとボギーの相方はつとまらないのだろう
妹役のマーサ・ヴィッカーズという女優は、本作でしか知らないが、こっちはなかなかかわいらしくて良い

未だに「で、どういう話だったの?」となってしまうが、この調子だと原作読んでももっと混乱するんだろうな
投稿者:イエガー投稿日:2017-02-21 03:37:48
が原作なんだね。昔読んだかも。映画も大昔にリバイバルで観た記憶あり。その時もなんだかわからないうちに事件が解決してた(笑)。今回はBlu-rayで観てみたら、色々な登場人物を把握しないまま事件が解決(笑)。それでも魅せる力があるから困ったものだ(笑)。フレンチノワール、特にメルビルなんか影響受けてそう。当時のプログラムピクチャー的な魅力もあるよね。
投稿者:sachi823投稿日:2014-04-14 20:23:48
ボギーの魅力。
それが全て。
ハードボイルド映画の教科書のようです。
投稿者:bond投稿日:2013-10-31 08:31:45
余計なものは削ぎ落として、シンプルかつスタンダードに仕上げてる、やや展開がわかりにくいが、今はこういう映画は作れない。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-02-25 11:15:34
\'41年の「マルタの鷹」(ジョン・ヒュ−ストン)のサム・スペ−ド役に比べるとこの映画のボガ−トは生き生きとしていて魅力的である。原作も演出者も違うのだから比べるのは意味のないことかも知れないが、「マルタの鷹」のボガ−トは口が達者な嫌味な男でしかなかったが、この「三つ数えろ」のボガ−トは拳銃は撃っ放すし人は殺すしで、まことにハ−ドボイルドの主人公に相応しい活躍をする。しかし、この両作品の違いを際立たせたのは何と言ってもヒロインの格の違いである。「マルタの鷹」のもう名前も忘れてしまった薹の立ったヒロインに比べて、このロ−レン・バコ−ルの際立った存在感はどうだろう!彼女あってこそのボガ−トなのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:uptail投稿日:2010-03-14 22:15:26
演出:10
演技:9
脚本:8
音響:8
投稿者:ノブ投稿日:2010-01-19 20:57:43
【ネタバレ注意】

「三つ数えろ」(監督:ハワード・ホークス)
話の内容は探偵フィリップ・マーロウの活躍
ききこみに入った古本屋の受付に口説かれる演出がカッコよかった(メガネをかけた女の店員が、お店を閉め、メガネと髪を束ねているバンドをとってフィリップ・マーロウを誘惑する。メガネとバンドをとった時にフィリップ・マーロウが「ハロー」と挨拶する所が良かった)
全般的に
女の人が皆ベッピンさんだった(ビビアン・カルメンの美人姉妹、ガイガーの古本屋の受付、向かいの古本屋のメガネをかけた受付「メガネと髪のバンドをとってマーロウを誘う」、女性タクシードライバー「帰り際に仕事がない夜に電話してとマーロウに名刺を渡す」、マースの家のバニーガールのような衣装を着た案内嬢二人「マーロウと話たがって二人同時にマーロウに声をかける」・カフェのウエイトレス「マーロウのタバコに火をつける」など)
話の展開が速すぎてついていけない所があった(セリフでガンガン状況説明をしたり、次々に新しい登場人物がでてくるから)。結局前に雇われていたリーガンを殺したのは妹でそれをもとにマースは姉をゆすっていたみたい・・・(でも何でカイガーと将軍の運転手が殺されたかは謎のまま)。
謎解きよりもどこに行ってもカワイイ女の子達にモテモテのフィリップ・マーロウと、ローレン・バコール(姉のビビアン役)とのオシャレなキスシーンの方が楽しいハードボイルドな作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:TNO投稿日:2009-11-05 10:04:49
ストーリーの訳がわからないが、何となく勢いで見て満足感が大きい不思議な作品。
投稿者:投稿日:2009-02-21 17:47:29
『フェイクシティ』のレイトショーから『チェンジリング』の12時間のあいだにDVDでみた。偶然だが、いずれもロサンゼルスが舞台だ。何人が殺されただろう。
DVDには、1945年版と46年版が収録されていて、これを比較した10分程度の特典映像がみられる。完成してから、1年以上お蔵になっていたようで、これは出来不出来と言うよりも、戦気高揚映画の公開が優先されていたためだと、娯楽映画は戦争が終わってからだと、ジャック・ワーナーは考えていたとのこと。その間、試写で評判の良くない部分のリテイクをしていたようで、確かに較べてみると俄然良いシーンになっていたりする。
また、ホークスやフォークナーが登場人物のひとりが誰に殺されたか判らなくて、チャンドラーに問い合わせたところ、自分にも判らないと返答があったという。
楽しめる。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-02-11 22:49:20
【ネタバレ注意】

邦題は非情な雰囲気と勢いがあって良いね。確かに原作(チャンドラーの「大いなる眠り」)と別物に思われる可能性は否定できないが…
いや映画自体も素晴らしい。
※小説版読みました。コレ(大いなる眠り)…3つ数えません。
誰もがマーロウはヴィビアンの夫リーガンを探してると思うが彼は意外な犯人に殺害されておりその死体(魂?)こそが「大いなる眠り」をむさぼるというタイトルに繋がる〜読み応えのあるクライムストーリーであります。

勿論、あのボガードのヒートアップしてゆく捲し立てに突然のタイミングな銃声もだけど、ラストのサイレンが秀逸過ぎる…何か忘れてない?…私よ〜君がどうかしたのか?〜The Endの直前に映ってるのは…Nothing you can't fix.…って関係。

始まりは賭博金の請求書…以前ジョー・ブロディなる男に娘と引き換えで5,000ドル脅し取られた事があるらしい。その真相を追いかける内に殺人…また殺人、謎が謎を呼び、欲やら愛憎やら(病気やら?)…富豪の娘達…古本屋、その店員、賭博屋、その妻、部下の男…何人もの人間の行動が絡み合う。
で、クールでシニカルな姉(ビビアン)の行動が実に怪しく…その辺りの謎は最後の最後に解けます。

爪を噛んで「You're cute.」などとのたまう妹(カルメン)は美人だがヘンだし、請求書の主が古本屋なのできっかけ探しな図書館の司書は一瞬しか出ないが美人。訪れた古本屋(借金の請求先…ガイガー)の女店員(アグネス)は、ストーリーに大きく拘わってきます…ってのも彼氏が先のジョー・ブロディ…こいつは物語の途中でアグネスとカルメンの写真をネタに強請り(マーロウの事務所を訪れたビビアンが足を掻くのが楽しい…警察にいたずら電話するし)の途中で古本屋にくっ付いてる男に射殺されるのだが、彼女を崇拝してるらしい男(ハリー・ジョーンズ)と組んで情報を200ドルで売ろうとします〜まぁその情報がリーガンと駆け落ちしたというエディー・マースって賭博屋(ってかヤクザ)の妻の居場所。
アグネスに追い払われたマーロウは、向かいの本屋の女店主(また美人)にガイガーについて聞き込むが…ブラインド下ろして眼鏡も外す(別人?)引越しをブロディの家まで追跡した女タクシー〜喫茶店?の店員〜一瞬しか出ないのに何処かフィーチャーされてます。水を浴びせるマースの妻…

まぁ人物相関は結構複雑〜長くなっても何なので…リーガンの失踪;ガイガーの射殺;元運転手の死体;ブロディの射殺;ハリー・ジョーンズ毒殺;マースの部下(カニーノ)射殺;〜そしてマースの射殺…ここがまぁ超迫力のThat's one, Eddie!〜That's two, Eddie!(つまりが3つ数える)な訳だが…

このDVDの字幕は実に不満な気が(はしょり過ぎ〜運転手はクビになったんだろ?明らかにテニスラケットを抱えてとか言ってるのに字幕に無いとか気にならないか?)…コメントタイトルは字幕にないし、英語字幕は変。

投稿者:paris1895投稿日:2007-10-14 06:49:34
 大いなる勘違いと共にこの映画があった事を恥じなければいけない決断を、いま求められている。

 この映画は決してハードボイルドの代表格という肩書きを与えて良い映画ではない。
 俗に言われる難解なストーリーなど何処にあるのか。ハンフリー・ボガートの後にさえ必死について行く事さえ出来たらならば、この映画を見る、という行為は成功している。

 この映画は決して男の映画ではない。
ハワード・ホークスの仕掛けたこの見事な罠を一体どれだけの人間が見抜けたのだろうか。
 かつては山田宏一氏が淀川長治氏と蓮實重彦氏との共著「映画となると話はどこからでも始まる」において、語っていた通り、この映画は完璧なまでの「女の映画」なのである。

 ワンシーンしか出て来ない女優の何という魅力に溢れた事。女、女、女尽くしの映画である。
 特筆すべきは、ローレン・バコールの見事なまでの美しさである。
 その演技力とは別に、後にこの映画の主演俳優と結婚するのを予感させるかの様な、目配せのエロティズム、女優としての野心よりもデビュー作の「脱出」と同じ主演俳優と共演出来る事への歓喜に満ちたかの様な、寄り添い方のロマンティズム。

 最後に、これが粋だ、と断言しておいて締めくくりたい。
「THE END」のクレジットを出す時にこだわる監督はいくらでもあるし、さらりと流してしまう監督も同じ程にいくらでもいる。
 が、この映画においてのハワード・ホークスがその文字を出した時に映しているモノは、犯罪的に映画的だ。
 それが、何かなどと記す事は同様に犯罪的なので、その欲望を押さえる事でこの文章の終わりの鐘とさせて頂きたい。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-03-19 21:04:19
【ネタバレ注意】

コメントしがたい作品である。
だが、まず第一に、「ハードボイルド」だとか、「難解」だとかいった定番の謳い文句が、本作にとって、いかに不適切であることか。
おそらく、スクランブル・エッグにでもたとえたほうがマシで、難解というよりも、理解を本質的に拒絶している部分すらある。
かたや、「ミステリー映画」でもなかろう。ここには、ヒッチコックのようなカタルシスもないし、その手の分かりやすさ・親切さもない。
むしろ、驚くほど、夢に似ている。だからこそ、たとえば、ジャン・コクトーの『オルフェ』にすら近いような作品なのだし、そのテンポの奇妙さでは、鈴木清順をも髣髴とさせる。
私自身、数年前に鑑賞したはずなのに、ほとんど記憶が残っておらず、そのことに対する驚きを隠せないまま観る羽目に陥ったが、おかげで、初見のように新鮮で、「何度観ても新鮮な映画」とはこういうものかと、悟るに至った。
つまり、これは、「夢幻的」な映画のジャンルに分類されるべきものなのだ。
いっそ、優れた作品は、ほぼ間違いなくこの範疇に入るのだと断言しても良いのかもしれない。
終盤、突然の銃声で、骨董品(隠しカメラ)の破壊される衝撃音が炸裂する。これで、思いきり、目が覚める。
この感覚だけは、一度、味わっておく価値があるだろう。
そして、もうひとつだけ。マーロウとヴィヴィアンの「クールな愛」を描いたものとして見るのも不充分だ。
警察に協力する一市民に過ぎない探偵が犯す唯一の殺人(カニーノ銃殺)が、いかに冷静で、復讐的で、倫理的な色を帯びているかを見落とすわけにはいかない。その裏には、もう一人のチビ男(ハリー)の苦い愛の形の肯定がある。
二つの愛が平行して語るもの、それは、ハッキリ言ってしまえば、「オレを軽蔑し騙している(かもしれない)女への命がけの愛」だ。

投稿者:o.o投稿日:2005-09-26 03:15:05
原作を読んでから見たほうが良かったかもしれません。富豪の次女に対する多額請求、請求者の殺害、殺害現場にいた次女と消えた死体の謎、富豪の運転手の死、そして脅迫者の登場と続く一連の事件に、過去に失踪した探偵の謎、それに関わっているらしい長女の不審な行動、彼女と怪しい賭博場経営者の関係といった、異なる系列の事柄が絡むという構成で、頭の整理に忙しくて、ゆっくり楽しむ余裕がなかったというのが正直なところです。

探偵フィリップ・マーロウを演じるハンフリー・ボガートは格好良かったと思います。ただ、マーロウが聞き込みをした本屋の女性店員が店を閉めて色目を使ったり、偶然乗ったタクシーの女運転手が「用事があったら電話して」などと言ってメモを渡したりするのを見ると、そこまで良いかなあと思ってしまったのも事実です。なおこれは、作品が難しかったことに対する八つ当たりではありません。また、ローレン・バコールという人は初めて見ましたが、クール ビューティーが大好きな自分としては、好きにならずにはいられませんでした。

ポカリと殴ると相手がすぐに伸びてしまうのは、やはり時代でしょうか。
投稿者:さち投稿日:2004-09-15 08:16:17
男ボギー

投稿者:Ikeda投稿日:2004-09-02 15:28:50
レイモンド・チャンドラーの小説の中では、この作品が一番有名だと思いますが、それだけに映画も面白いです。ただ、チャンドラーの雰囲気が多少薄い感じはします。ハンフリー・ボガードが適役のようで、ハードボイルド向きではないのか知れません。実際の奥さんでもあったローレン・バコールが綺麗ですし、二人の間のやりとりもうまく演出されていますが、それがロマンティックに流れかかっているのもその原因でしょう。チャンドラー物は登場人物が多いので、ストーリーがややこしくなっていますが、これは原作の性格上、仕方ないと思います。この邦題が名訳だとの話もありますが、私はそれほど適訳だとは思いません。それに映画の公開と訳本の出版のどちらが先っだったか覚えていませんが、題名が違うのも紛らわしいです。
投稿者:skull & rose投稿日:2003-04-26 01:33:53
フィルムノワールの古典、これだけ豪華な顔ぶれでよく一つの作品に仕上がったものだと思う。複雑で伏線に富んだ展開には苦労する人もいるかもしれないけれど、ボガートとバコールのウィットのきいた会話と、緊張感だけでも十分楽しめる出来だと思う。この時期隆盛を極めたハリウッド伝統のスタイル化されたジャンル映画の頂点。満足。
投稿者:らくだ投稿日:2001-10-29 03:18:40
マーロウとしては、ミッチャムやガーナーのほうが抵抗少なく観ることができる。グールドも悪くなかった。鑑賞以前に原作を読んでいたため、すでに私的マーロウ像ができあがってしまっていた。映画が先だったなら印象は変わったろう。ボギー・ファンだが、このマーロウ役だけは、どうも……。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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