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ニーチェの馬(2011)

A TORINOI LO
THE TURIN HORSE

メディア映画
上映時間154分
製作国ハンガリー/フランス/スイス/ドイツ
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2012/02/11
ジャンルドラマ
ニーチェの馬 [DVD]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,570
USED価格:¥ 2,585
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ニーチェの馬ニーチェの馬ニーチェの馬ニーチェの馬

【解説】
 「ヴェルクマイスター・ハーモニー」「倫敦(ロンドン)から来た男」など独自の文法で映画芸術を極めるハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督が厳粛な眼差しで綴る壮絶な生と死の寓話。荒涼とした大地が広がる人里離れた農場に暮らす貧しい農夫とその娘が、日々の単調な生の営みを繰り返しながら少しずつ追い詰められていくさまを、精緻に構築された美しくもダイナミックなモノクロ映像と静謐かつ緊張感触れるタッチで描き出す。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
110 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2016-03-08 13:48:58
考えてみれば、バブルのころを境に「おもしろい」という言葉は「興奮する」「笑える」「感動する」だけを指すようになり、それまで「おもしろい」が持っていた「奇妙だ」「興味深い」などのニュアンスは切り捨てられてしまいました。
また現在の「きれい」はbeautifulからcleanへとすり替えられています。見る方がbeautifulをわからなくなったわけではなく、作る側がbeautifulをわからなくなってしまったからです。

現在、芸術映画と銘打たれているものは、「感動」を「芸術」という包装紙でラッピングしたアトラクション映画です。
そういう意味では、この「ニーチェの馬」は骨太な芸術作品です。

描かれるのは父娘の生活ですが、その人間関係に重きは置かれていません。
また事件にも重きを置きません。

描かれるのは、父娘の身支度と片付けが主です。
とはいえ、その身支度は功を奏することもなく、片付けられてしまいます。
そして黙って食事をし(ジャガイモ一個、父親はこれを利く方の左手一本で食べます)、外を眺める。
これがほぼ繰り返されます。
ある意味、準備と片付けだけの映画といってもよく、中心を欠いた作りは、(シニカルでない)ブニュエルのようです。
(『ブルジョワジーの秘かな楽しみ』や『皆殺しの天使』の登場人物たちも食事ができなかったり、家から出られないなどを繰り返します)。

昔の映画から着想を得たと思われる点は他にもあります。
窓の存在、視線を合わせない登場人物たちは、どこかドライヤーの『奇跡』にも似ています。
長廻しは(タルコフスキーやアンゲロプロス的というより)溝口健二的です。
寡黙な登場人物、作業する人の手への視線は、ほんのりブレッソン的です。

研究に研究を重ねて作った映画なのですが、どこか物足りないところもなくはありません。
どこか愚直なのです。
それでいて、この作品がどこか修験僧めいた、禁欲的な雰囲気を漂わせているのも、またその愚直さからくるのが不思議です。、
(なんとなくこの愚直さは小泉尭史に似ています)

タル・ベーラという監督、この作品を最後にするとのこと。
懲りずにまた撮ってもらいたいものです。
撮らなくてもいい人が撮っているこのご時世だからです。
投稿者:2時間はいい投稿日:2015-06-02 15:09:55
天地創造とは反対のことが行われた
なぜなら神は死んだのだから

と簡単に解釈すればいいことさ
お父様の髪型や顔立ちからは「アダムの創造」がちらついた
さらにこうなった理由に十分な情報がたった2場面の台詞でどうにかこうにかわかるようになっている
ただし。。。。分かったような気がしてさらに深読みしようとしたら矛盾が多くなってしまった
やめておこう

収穫されてたジャガイモは大きい

投稿者:onioiforty投稿日:2013-02-18 14:41:44
過酷な環境下での労働と、悲劇的な人生を描いてるのか?よくはわからんが、なぜこの親子はそこから抜け出す努力や工夫を見せないのだろう。何も中身がないがために様々なこじ付けによる解釈を受けることで高い評価を得た作品だ。ブニュエル、ベルイマン、タルコフスキー、ブレッソン、アンゲロプロス、ドライヤー・・・ これらの監督に比すると全く中身のない駄作である。
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-02-09 11:12:03
とことん追い詰められていく父と娘。過酷な荒野の中で、きっと二人は生き倒れていくだろう。神が与えた試練か。いや神は見放したのだ。黙示録の最終章。絶望の淵。馬の涙が哀しい。苦悩と苦痛の重圧に息さえ押し潰されそうだった。あまりに空恐ろしい寓話だ。絶頂期のベルイマンが描いた苦悩と葛藤の世界に久しぶりに触れた。
投稿者:uptail投稿日:2013-01-24 20:47:43
演出:9
演技:8
脚本:7
音響:9
投稿者:Normandie投稿日:2013-01-19 16:24:54
見る人を選ぶ映画かも知れないが、少なくとも3.11を経験した私たちには
得るものがあると信じる。
私は鑑賞中に数回気を失ったが、頭ではなく感じる映画だ。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2013-01-07 01:25:57
【ネタバレ注意】

これは食べ物を粗末にしてはいけないと諭す映画だ。
父娘の食事は一人ジャガイモ一個だけ。にもかかわらず、二人ともたいして食べずにイモを捨ててばかりいる。そんなことで体が(特に父のガタイの良い体が)もつわけがない。スクリーンに映ってないところで、ステーキでもたらふく食ってるに違いない。
そんな罰当たりなことをしているから、やがて水道も電気もガスも止められてしまう。
料理ができず、生のイモのあまりのまずさにガックリとする父娘。
食べ物は残さずいただきましょう。

投稿者:kuro投稿日:2012-12-07 20:49:16
この映画は人里離れた荒野に父と娘の二人だけで暮らし、交流は酒を買いにくる酔っ払い哲学者らしき者だけで、社会とは隔絶した生活をおくる家族が、原因不明のトラブルで生活基盤を失い、追い詰められるところまでを描いたものにすぎません。
それだけなのですが、何度も繰り返し描写される、父の朝夕の身支度を手伝う娘のシーンや、何の楽しみや変化もない、ただ淡々と描写される生き抜くために家事をするシーンに、ニーチェの哲学思想、実存主義や永劫回帰が投影されていることに気づきます。
人との関わりを避け、神に対する信心も、他人へ分け与える心もない親子に対して、神自身が無慈悲な鉄槌を喰らわすかにすら感じられます。
悲惨で、結末は描かれず、まじめに必死に生きている者たちを追い詰めてしまうストーリーには反感すら感じます。
無信心に罪悪感を感じない日本人が共感するのは難しいとも感じます。
非常に奥が深い映画なのでしょうけど、私には、そのようなものに違いないぐらいのことしか理解できず、正直言って難しすぎます。
点数は監督に対する敬意の点数です。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 審査員特別賞・銀熊賞タル・ベーラ 
□ 監督賞タル・ベーラ 
 □ 撮影賞フレッド・ケレメン 
 □ 音楽賞ヴィーグ・ミハーイ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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