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砂塵(1939)

DESTRY RIDES AGAIN

メディア映画
上映時間93分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1941/05/
ジャンル西部劇
砂塵 [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 1,057
USED価格:¥ 1,907
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【解説】
 文句なしに楽しめるウェスタン。原作はその小説界の第一人者M・ブランド。監督は荒っぽい活劇とドタバタ専門G・マーシャル--彼としては一級の仕事だが、ジミーにマレーネ、この主演者なくしてはせいぜい星三つの出来。ところが、この両者がひときわスターの魅力を放って満点の作品にしてしまったのが本作。ボトルネックなる西部の町が舞台。ここを牛耳る悪徳市長はいかさま師ケント(憎々しげなB・ドレンヴィ)を使って、酒場の歌手フレンチー(ディートリッヒ)に片棒を担がせ、牧場主クラゲットの土地を根こそぎ、初歩的ないんちき賭博で奪い取る。これに怒った保安官キーオも亡き者とされ、酔いどれのウォシュ(C・ウィニンガー)がその後任に選ばれるが、彼は心を入れ替えて、町のウジ虫一掃に、かつて助手を務めた名シェリフ、デストリーの息子トム(スチュワート)を今度は彼の助手に呼び寄せる。ところが、ナプキン・リングを彫るのが趣味というこの男、腰にガンベルトをぶら下げるわけでもなく、法と秩序を重んじる--と弁は立つが、いっこう頼りない。しかし、頭の方は大変なもので、恐妻家で先夫の名で呼ばれクサっているロシア系の自称“名門の出”ボリスとウォシュ二人きりを使って、市長たちの不正をまずキーオ殺しから暴き、ウォシュがふいを突かれて殺されたとなれば、いよいよベルトを腰に巻き、フレンチー煽動の女性軍の援助も得て、ダニ退治に向かう。ジミーがジミーならではというキャラクターを演じ、マレーネも鉄火肌ぶりをいかんなく発揮。脇の人物も的確に描かれ、全体にユーモラスな味が何とも言えず、ジミーの格言癖も効果満点。繰り返しの鑑賞に堪える愛すべき作品だ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
846 5.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-11-24 18:39:13
食えない奴という言い方がある。ジェ−ムス・スチュワ−トという俳優は一見善良そうな役柄を演じて、ク−パ−ともウエインとも違ったタイプのアメリカン・ヒ−ロ−を演じてきた。体格はヒョロ長くてまるで強そうではなく頼りなげなので、女性の母性本能をくすぐる憎いヒ−ロ−なのだが、どうしてどうしてコイツしぶとくて食えない奴なのである。その性格を決定付けたのがこの映画だったのではないだろうか。ラストチャンスという笑わせる名の酒場の女主人フレンチ−は、悪徳市長といかさま師のケントとともに町を牛耳ってよろしくやっていたのだが、その目の前にこの若くて食えない保安官補トムが現れ、笑い者にしているうちにいつの間にか心の裡に忍び込まれてしまう。彼の身の危うさを見て取ってフレンチ−が、“早く町を出た方がいいわよ”というのだが、急に様相を変えたトムに、“そんなにワルぶるなよ”“放っておいてよ!”“化粧を落したら美人だろうな”“素顔になってみるといい、違う人生が見つかるぜ”と言われてしまう。これによってフレンチ−の心の中に決定的な変化が生じ、ラスト、彼女はトムを庇ってケントの銃弾に倒れ、その毒々しい色の口紅を拭ってトムに別れのキスを求めるのである。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:クリモフ投稿日:2012-11-05 01:58:59
西部劇とはいうものの、決闘でズドン!ではなく主演のジェームス・スチュワートのキャラクタを活かした飄々とした出来栄え。一見ひょろくて、頼りなさげながら、実は腰の据わった保安官(代理)はしっかりはまっており、サクサク進む演出と相まって退屈はしません。
ディートリッヒはこの作品では何故か魅力を感じなかったんですが、それでもヒロインとしての存在感は流石で、その点では十分に役者で見れる映画だと思います。
ただ、終盤の展開が個人的には大いに疑問で、トムが常々口にしていた法の重要性はどこへやら、女たちの暴動という決着。これじゃあ、主人公の存在意義があまり感じられず、結局は銃を手に取ってるし、そのせいでフレンチーは死んだわけだし、何か釈然としませんでした。
なぜ法によって悪玉が裁かれるシーンを入れなかったのか、不思議に思ってしまいます。前の保安官が浮かばれない気も。
わき役も含めてキャストが良いだけに、落ちのつけ方が残念。こういうとこを気にしちゃいけない映画だったのか。自分には名作というよりは佳作がいいところかな、という作品でした。
投稿者:gapper投稿日:2010-09-18 20:30:44
 マレーネ・ディートリッヒとジェームズ・スチュワートの西部劇。

 ヒーロー的ガンマンが主人公の西部劇だが、その精神は「スミス都へ行く(1939)」の様な理想主義者。
 コメディタッチの演出も多く、当時の流れに乗ったもので時代を下った「真昼の決闘(1952)」の様なヒロイズムを好む者には少々足りない感じがある。

 ジェームズ・スチュワートは、適役で同時に名前は表示され左はディートリッヒだが実質的には彼が主役。
 ディートリッヒには、ファンも多く美人とするのだろうが個人的には好みでなくあまり注目ではなかった。

 主人公トム・デストリー(ジェームズ・スチュワート)は、西部においては「大いなる西部(1958)」異質な存在で周りを丹念に納得させていくと言う部分が共通する。

 ディートリッヒが出ているせいか「スポイラース(1942)」に舞台が似ている気がする。
 小さな町に無法な権力者、人々はだまされ搾取される。
 結局は、町の人々も協力し悪党は退治され”完”のパターン。

 フランク・キャプラの様な理想主義的語り口の好きなものには、大変面白い作品だろう。
投稿者:TNO投稿日:2009-10-30 02:31:36
主要キャストが、それぞれの持ち場を遺憾なく発揮し、隙のないストーリーと調和した完成度の高い西部劇。好青年ジェームズ・スチュワート、男の間を揺れる酒場女マレーネ・ディートリッヒ、名悪役ブライアン・ドンレヴィ、それぞれが役者としてのイメージそのものの役割を忠実に演じている。ストーリー展開も卒がなく、テンポが頗る良い。ミシャ・オウア、チャールズ・ウイニンガー、ウナ・マーケル等も活き活きと演じている。ビリー・ギルバート、サミュエル・S・ハインズ、ジャック・カーソン等おなじみの性格俳優達もこの映画に幅と深みを与えている。西部劇ファンで、この映画に不満を抱く者はまずいないであろう。最後は、男をかばう女が身代わりに撃たれ、悪玉が最後に倒れるという、今ではお決まりのパターンだ。舞台は、架空の街だが、典型的な開拓者村だ。無法から法による統治への移行期。場所は、ディートリッヒの奴隷以外黒人が殆ど出てこないことを考えると北部であろうか。白人社会に帰化したネイティブも見える。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-25 11:07:26
ジェームズ・スチュワート
投稿者:マジャール投稿日:2008-02-02 20:41:14
観終わった後ほのぼのとした余韻がいつまでも残るジミー・スチュワート主演の傑作ウェスタン。
昔TVの吹替え版で観て以来久しぶりにDVDにて鑑賞。

町の新任保安官が任命した助手の若者は、やたらと友人・知人を引き合いにした田舎格言をのたまう年のわりに悟ったような澄まし顔。まさにスチュワートにうってつけの役で見るからに坊や坊やした彼の魅力がたっぷり味わえる。酒場の姐御、さしものディートリッヒも心動かされ、ラストは・・・・下の方もコメントされてますが、キスの前に口紅を拭う女心が胸に迫ります。

もう70年も昔の映画ですが、面白いし本当に良く出来てます。スタアの魅力も素晴らしい。♪リトル・ジョー リトル・ジョー・・・・懐かしい歌声が耳に残る。



今回書き込むに際して、例によって「ジョージ・マーシャルは凡庸な作家だが・・」とか、バカフィルのコメントが登録されてやしないかとヒヤヒヤしたけどまずは一安心。(笑)
投稿者:シネマA投稿日:2006-07-18 10:17:10
 正統派とはいえないけれど、すこぶる面白い西部劇です。ウェルメイドな娯楽映画の古典だとおもいます。いま観てもじゅうぶん愉しめます。主人公の箴言風なセリフがいいので、字幕版と吹替版を両方収録した正規版DVDがおすすめ。

 ストーリーは単純明快。たいして深みはない。本邦時代劇にたとえると、〈水戸黄門〉や〈暴れん坊将軍〉の極上品という感じか。でも、主演の大スター、ジェームズ・スチュアートとマレーネ・ディートリッヒの個性を生かした、柔と剛とでもいうべき対照的な人物造形がすばらしいシナリオ。絵空事とはいえ、たっぷり魅せてくれます。

 私はディートリッヒのファンではないですが、鉄火肌の姐御を演じさせると天下一品の女優ですね。唄もたくさん聴けます。サービス満点。ソフト・フォーカスの顔のアップ多し。う〜ん、当世風の美女ではないけど、すごいアウラだあ。

 スチュアートはハマリ役。コミカルな演技でボケをかますのはお手のもの。酒場でミルクを注文するシーンは、後年いたるところで引用されていますね。松本零児の『銀河鉄道999』なんか特に有名。

 脇をかためる配役がこれまた芸達者ぞろい。悪玉ブライアン・ドンレヴィ。クラーク・ゲーブルの兄弟みたいで、憎たらしい高笑いを連発。老保安官のチャールズ・ウィニンガー。哀愁を帯びた渋みがあって、志村喬を連想してしまった。保安官助手ミッシャ・オーア。要所で絶妙なコメディ・リリーフぶりを発揮。その女房役ウナ・マーケル。ディートリッヒ相手に酒場で乱闘を披露。

 最後の活劇が駆け足ぎみで物足りないようでもありますが、女たちが決起して酒場になだれ込む展開は荒唐無稽なので、サラッと描写して留めておいて正解だったのではないでしょうか。主要な登場人物がバタバタ斃れても映画が暗くならないのはユーモアと軽みが利いているからですね。93分によくまとまっています。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-07 17:19:11
 西部劇と言うと男がメインで、女は刺身のツマ程度の扱いという作品が多い中、この映画は異彩を放っている。ディートリッヒとウナ・マーケルの派手な乱闘、それを止めに入ったスチュアートに対するディートリッヒの凄まじい暴れぶり、そしてラストの女たちの酒場乱入と、痛快なシーンが続出する。
 何かと言うと「俺の友達が…」と人を食ったような話を始める、いつもながら飄々としたトム=スチュアートをはじめ、良き相棒である老保安官のチャールズ・ウィニンガー、ズボンを巡るやり取りが面白いミッシャ・オーア、そして憎まれ役を演じさせれば天下一品のブライアン・ドンレヴィと、男優陣も大変な好演を見せている。笑えるシーンもあちこちにあって、ユーモア感覚の点から言えばジョン・フォードの西部劇と比べても遜色ない。ラスト近く、スチュアートにキスをせがみ、口紅がつかないようにと、唇を拭うディートリッヒは格好よすぎる。『間諜X27』のラストシーンを思い出してしまった。
投稿者:山梨の猿投稿日:2005-11-14 21:46:56
【ネタバレ注意】

ウェインが頑固で実直なたくましいアメリカ人の象徴でスチュワートは正義感あふれる好青年というアメリカの良心の象徴といわれるらしいけど。同感です。話の展開は?なところもありますが。スチュワート演じるトムの魅力がそれを補って余りある。外見はユーモラスで温厚な紳士だけど内には不屈の信念をもつトム、かっこよかった。スチュワートのまったりした存在感もいいですね、荒々しい西部劇の雰囲気の中でスチュワートはなんか和みます。

投稿者:Ikeda投稿日:2003-01-29 00:07:17
保安官代理として呼ばれたジェームス・スチュアートが最初から、女と相合い傘で馬車から降りてくる。しかも銃を持っていない。町の人は一緒に来たジャック・カースンが新しいシェリフだと間違えてしまう。これは面白そうだと思うのが普通でしょう。更に皆から、さんざん馬鹿にされ、女同士の喧嘩に頭から水をぶっかけるまでは良いが、その後マレーネ・ディートリッヒに追い回されたりします。
然し、見ている方は主役のスチュアートがそんなに腕が立たない訳はないと思うのが、この映画のミソです。実際にスチュアートが荒くれ者と話している時、ジミーの足元すれすれにピストルを撃たれますが、逆に看板の飾りを次々と打ち落として見せたりする所があります。良くあるようなシ−ンですが、前後の関係で印象が深くなっています。
また、市長とチェスをやっていて、駒を一つ取って「一人もらいますぜ」と言って、一人味方にしたという事を相手に暗示したりする台詞などが面白いです。デイトリッヒと口論していて、「始末の悪い奴はキーオウのように殺されるのか」と水を向けると、デートリッヒが引っかかって「そうよ」と言ってしまうむ所があり、この辺の言葉の駆け引きも、とても面白く作られています。ラストの乱闘シーンでは、もう少しスチュアートを活躍させても良かったと思いますが、スチュアートがデイトリッヒを思い出すシーンが良いと思いました。
(注)2004年8月にビデオを見直したらば、公開時と字幕が違うのと、私の覚え違いがあったので、一部修正しました。また、チェスの場面の台詞は、ビデオの字幕には出てきません。
投稿者:もの字投稿日:2002-04-19 09:11:45
「砂塵」初めて観ました。ジェームズ・スチュアートの出演作紹介には必ず出てくるこの名作を観ることが出来て、うれしいですね。
最初に酒場に入ったときにミルクを注文して笑われるシーンはあまりに有名でしたが、実際に画面で見て感激です。
冒頭での酒場での群集の大乱舞シーンと最後でのやはり酒場での大乱闘シーンは圧巻です。
インディアンの襲撃が無くても、早撃ち同士の決闘シーンが無くても、いい西部劇は出来るといういい見本ですね。
マリーネ・ディートリッヒの厚化粧ですが、最近の若い女性の描く眉と同じだなと、変な連想してしまいました。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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